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大学改革

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2022年12月の記事一覧

大学は学び場から、目的を見つけ備える場に変わる?立命館のイベントで感じた、これからの大学がめざす姿。

大学は学び場から、目的を見つけ備える場に変わる?立命館のイベントで感じた、これからの大学がめざす姿。

大学広報というのは、言ってしまえば大学が何をめざしていて、何をやっているのかを伝える活動なわけで、私立大学の場合その根っこにあるのは教育活動になります。そのため、大学関係者とあれこれ話していると、教育は今後どうなっていくのか、という話になることがよくあります。つい最近、縁があって立命館のイベントに参加したのですが、教育の今後を考えるいいきっかけになりました。今回はこれについて取り上げたいと思います

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拓殖大学の学食割引制度から考える。成長につながるセレンディピティと出会えるキャンパスづくりの第一歩。

拓殖大学の学食割引制度から考える。成長につながるセレンディピティと出会えるキャンパスづくりの第一歩。

コロナ禍になりオンライン授業が普及したことによって、キャンパスの価値が返って強調された側面があります。一方、今後オンライン化が進んでいくと、キャンパスに行くためには、何かしらの理由が必要になってくるのかもしれません。では、学生がキャンパスに行く理由をどのようにつくるのがいいのでしょうか。今回、見つけた拓殖大学の取り組みは、この理由づけを強力かつ斜め上からやってのけているように思い、面白く感じました

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リカレント教育を展開する企業は、ライバルではなく仲間。企業とつながり開拓する、これからのリカレント教育。

リカレント教育を展開する企業は、ライバルではなく仲間。企業とつながり開拓する、これからのリカレント教育。

オンライン環境が急速に整ってきたからでしょうか、ここ数年、大学だけでなく民間でも社会人に向けて学びの機会を提供する取り組みが急に増えてきたように思います。民間が本気になるとサービスを拡充させるスピード感がすごく、たとえばコロナ禍以降のNews Picksの動きなんかを見ているとリカレント教育業界に黒船がやってきた!と、かなりドキドキしました。

今回、紹介したいのは、そんな民間の取り組みと大学とが

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小額寄付の優秀なプラットフォーム。恵泉女学園大学の取り組みから考える、クラファン✕寄付のポテンシャル。

小額寄付の優秀なプラットフォーム。恵泉女学園大学の取り組みから考える、クラファン✕寄付のポテンシャル。

18歳人口が減っているうえ、国からの支援も先細っている現在、多くの大学では寄付金募集に力を入れるようになってきています。しかし、日本にあまり寄付文化が根づいていなかったり、経済的に余裕がある人がそう多くないこともあって、寄付金募集が上手くいっている大学というのはごくごく限られている印象があります。今回、見つけた恵泉女学園大学の取り組みは、この何かと難しい寄付金募集における面白いアプローチだと感じた

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