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人事未経験者が人事として転職する為に必要な事

みなさん、こんにちは。HR Climbersです。

最近、人事未経験の方からのご相談を頂く機会が増えてきました。未経験から人事にチャレンジしたいと考えている方が意外と多いなと感じます。

この記事では、未経験の方でも人事として転職するためにどのようなことを考えることが重要かを観点に沿ってまとめてご紹介したいと思います。
人事職において求められるスキルや知識を身につけ、自分の強みや目標を明確にすることで、未経験からでも成功への道筋が見えてきます。

それではまず初めから見ていきましょう。

①人事という仕事がどのような仕事なのかを理解・勉強する。

人事は、従業員の採用、評価、教育、福利厚生など、組織の人的資源を管理・育成する役割を担います。

具体的な業務内容としては、人材の採用、組織開発、人事制度の構築や、最近ではピープルアナリティクスやタレントマネジメント、人材育成など、人・組織に関わるあらゆる役割を担います。
特に近年では、AI化が進む現代だからこそ、人事に求められる役割や期待値も常に進化しています。

労働人口が減少し、多様性があふれる社会になっているからこそ、人や組織を司り、人に寄り添い、チームや組織を変革することができる人事はとても魅力的な仕事です。
人事を志す場合は、まずは人事という仕事がどのようなもので、求められる役割は何か、そして、自身が人事として何をしたいのかを理解することから始めましょう。

新卒採用:
大学や専門学校などの新卒者を対象に採用活動を行い、優秀な若手人材を確保する。インターンシップの設計や導入、説明会などを通じて、企業と学生とのコミュニケーションを促します。

中途採用(エンジニア採用含む):
すでに社会人経験を持つ人材や特定のスキルを持つエンジニアを対象に、自社のニーズに合った人材を採用する。ダイレクトリクルーティングやリファラル採用・転職エージェントなどを活用して人材を募集し採用します。

採用広報:
企業の魅力や働く環境を広くアピールし、求職者や学生からの関心を引き付けるための広報活動を行う。SNSや自社メディア、企業ホームページなどを活用して情報発信を行います。

組織開発:
組織のパフォーマンスを最大化するために、組織の構造や文化、コミュニケーションを改善・発展させる。チームビルディングや組織風土改革などを行い、MVVの浸透なども担います。

人事企画:
人事戦略や方針を立案し、組織の目標達成に向けた人材の育成と活用を促進します。評価制度や報酬制度の設計・運用、労働条件の改善などを行います。

タレントマネジメント:
社員一人ひとりのスキルやキャリアを評価・管理し、適切な育成や配置を行う。人材の発掘や育成、定着などを通じて、組織の競争力を高めます。

ピープルアナリティクス:
社員のデータを収集・分析し、人事戦略や組織開発のための情報を提供する。退職率や従業員満足度などを分析し、組織の課題や改善点を見つけ打ち手を推進していきます。

HRBP:
事業部門付きの人事として、組織やビジネスの戦略に沿った人材戦略を立案する。事業部門と協力して、採用や育成、評価などの人事領域における幅広い課題を解決します。

人材育成:
社員のスキルアップやキャリアアップを支援するための研修や教育プログラムを企画・実施する。社員の能力開発や業務効率の向上を目的として、トレーニングなどを設計、実装します。

ざっと記載するだけでも色々な人事業務が存在します。
自分が人事として成し遂げたい事はなにか、どんな人事になりたいのか、書籍なども読み、具体的な人事の役割をイメージしましょう。

②なぜ人事になりたいのか。Whyを明確にして整理する。

これが最も重要といっても過言ではありません。
人事職への転職を成功させるためには、自分がなぜ人事になりたいのか、その理由やモチベーションを明確にすることが大切です。
自分がこれまでどんな経験をしてきたのか。いつから人事になりたいと思ったのか。どうしてそう感じたのか。自己分析を行い、自分の強みや価値観を理解しましょう。

以下のような質問を自分に投げかけることで、自分がどのような人事職に向いているのかを見極めることができます。

・自分の人間性やキャリアゴールは何か?
・人やチームに向き合って、ワクワクした楽しかった経験はなにか。
・なぜそのように感じたのか。

未経験で人事になる場合、具体的な経験として強みをアピールする事が難しくなります。自分はなぜ人事になりたいのか。この強い想いをアピールする事が最大の武器になります。
ここに納得感がないとその時点で面接を通過する事が難しくなります。
自己分析をもと、理由や目的をしっかりアピールできるようになりましょう。

自分の事はなかなか自問自答では難しいですよね。
もし難しければ我々HR Climbersにご相談頂いても構いません!
お気軽にご相談ください。

③これまでの仕事の経験で人事の仕事に繋がる経験はあるか

ここまで整理して頂いたのはどちらかというと、ソフト面(マインド面)の整理になります。
ここからはスキル面(ハード面)の整理になります。

人事未経験者でも、これまでの仕事で培ったスキルや知識が人事業務に活かせる可能性があります。
例えば、営業やマーケティングの経験がある方は、コミュニケーション能力や人間関係の構築が得意であるため、採用・リクルーティングの分野で活躍できるかもしれません。また、教育や研修の企画・運営に携わったことがある方は、人材開発や研修の分野に適性があるでしょう。

具体的な人事業務は経験した事がなくても、経験を深堀りすると、最初に上げた人事の仕事に合致したり繋がったりする経験を持っている方が多いと思います。

これは面接の中でもアピールできる強みになりますので、テキストなどに落とし込んで具体的に自分自身で理解するようにしましょう。
未経験者であっても、過去の経験をうまくアピールすることで、人事職への転職を実現できます。

結論:未経験でも人事のなれる!迷ったら是非ご相談ください。

ここまで書いた通り、大きくは3つの整理が重要だと思います。

  1. 人事という仕事がどういう仕事かをしっかり理解する

  2. ソフト面。なぜ人事になりたいかを整理する

  3. ハード面。これまでの経験で活かせる経験はなにか。を整理する

これらをしっかり整理すれば、未経験の方でも人事として転職を成功させる事ができると考えています。

未経験から人事職への転職は困難に感じるかもしれませんが、しっかりと準備し、自分の強みや目標を明確にすることで、成功への道筋が見えてきます。
また、「HR Climbers」では人事を志すあなたのキャリアを全力でサポートし、伴走します。私達と一緒に未経験者でも人事職への道を切り開きましょう!是非お気軽にお問い合わせください。