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芸術の書 断片 7、まとめ 本多裕樹

7、芸術の方向性と可能性


 芸術の方向性と可能性について、また芸術家の悟りとしてどのようであるか語ってみたいと思います。芸術は、作品で訴えたいこと、表現したいこと、制作にかける時間の過程における物語において、一方方向で見る。という事もできますが、実際その作品からはいろんな視点があることが言えます。いろんな気分のムラがあるのです。体調の問題もあるし、性的に興奮している時、ロマンチックな精神状態にある時いろいろあると思います。その作品から、いろんな物語や思想が盛り込まれている。感情が込められている。感情が表現されていく。芸術制作は、旅に似ているかもしれない。いろんなところを寄り道して楽しむ。しかし、道に進んでいく。ある時には砂漠もあり、花園もある。お城もあるかもしれない、町も村もある。では、その芸術の方向性としては、いろんな体験ができること、芸術家の作品、演奏をして、誰かが体験する。人生の豊かさが芸術には必要であります。芸術家はいろんな豊富な経験が作品の肥やしになってく、それは悲劇も喜劇でも、幸福も不幸も、芸術の喜びとなっていきます。失恋も芸術になって多くの人の経験となり感動を誘う、いろんな経験や体験が作品の肥やしとなり、作品と鑑賞者の喜びの可能性になって行く。感性においてそれらを表現していく、美として表現していく。悲劇も喜劇も、悲しみとなり、笑いにもなる。それを作品にしていけば美になる。どんな、不幸も幸福も作品にしていけば、心揺さぶる芸術になる。表現になって行く。表現という事が大事であり、表現が美になってく。表現という事が開放されて自由になって行く。なので、どんな経験でも体験でも作品として表現すれば美になっていく。芸術の方向性と可能性は、表現によって美になって行く事です。これを芸術の初学者は大事にしてほしいと思います。そして、いろんな経験をして芸術家となったときの作品の肥やしにしていただきたいと思います。いろんな経験、体験を通して豊かに人生を生き、芸術をもって人々に生きる喜びを教える者になって欲しいと思います。





8、まとめ(悟り)


「まとめ」という事で、語ってみたいと思います、芸術家としての悟りということですが、要は心であること、そして、その心は、天上界に向いている事、または、宇宙の根源たる神を想う事、神を信ずること。これが基本だと思います。芸術家は、いろんな経験や体験をして、いろんな嬉しい事、悲しい事、不幸なこと、幸せなことを肥やしとして作品に生かす。芸術家は、作品を通して人類に生きる喜びを教える使命があることです。そこが基本です。あと、表現する存在であること。表現をすれば美になる事。美は人類に幸福をもたらす。それがどんな作品であっても、なにかしら、表現の中に善悪を超えた美があることです。感性をとおして人々に教える。感性は感性を知る。心は心を知る。感動は感動を呼んでいきます。人間の経験したことは誰かに伝わるのです。あと、感性を表現し一作一作創作していくうちに成長して、天上のアイデアに気づき表現をさらに高めていく事です。何でもそうですが、表現していく中で、天上の神々がインスピレーション(霊感)を送っている事です。いつそのインスピレーション(霊感)が降りてきてもいいように、自分を訓練しておくことが重要です。それは、絵でも、詩でも、音楽でも言える事です。どんなお仕事でもそうです。ある時、降りてきます。それをイメージの中で具現化させて実際に演奏なり、描画なり、執筆に挑むことです。自分を日々鍛えている中で傑作ができるでしょう。それには自分の力量と器、そして+αの力をもって作品をつくったり演奏したりします。+αのインスピレーションを具体化する技量は必要であります。その+αの再現をいかに打ち出して表現するかが重要になってきます。それを表現していくうちに芸術家として成長していくでしょう。どうぞ、+αを信じてください。そして、作品を作り芸術でもって人々に生きる喜びを教えてあげてください。芸術家は預言者であることを忘れないでください。+αとは、天上のイデアであるということ。

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