「筋トレって継続が大事っていうけど、それができたら苦労しねえんだよなあ。」
「今まで何やっても継続できないし、俺ってダメな人間なのかな…」
と思っている方、いないだろうか。

筆者が筋トレを始めたのは7年くらい前だが、途中で何度も挫折している。
ジムの会費は払っているのに、どうしても気が向かなくて何ヶ月も行けなかったこともある。
しかしなんだかんだで今はまた週3-4回ジムに行っているし、筋トレ以外にいくつも趣味を持っている。

今日は、筆者が筋トレから学んだ【継続するための3つの法則】についてお話していこうと思う。

●継続の重要性

そもそもなぜ継続が大事なのだろうか。
答えは簡単で、どんな完璧な計画でも実行しなければ意味がないからだ。

例えば、今の実力なら90％の確率で合格するテストなのに「10％の失敗が怖いからテストを受けない」を選択したら、合格する確率は0%だ。
また、普通の人より120%効率の良いトレーニングプログラムを開発したとしても、一回も実行できなかったら効率は0%だ。

「そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれない。
でも考えてみてほしい。
たいていの人は「ジムに通う」というハードルで挫折してしまう。

あなたにも同じ経験はないだろうか。
今年こそ資格の勉強をしてみたい、ギターが弾けるようになりたい、カメラが上手くなりたい…
継続さえすれば、上手くなれるのに…

素晴らしい計画を立てることも大事だが、それ以上に大事なのは「継続すること」なのだ。
ではどのようにすれば挫折せず継続することができるのだろうか。

①現実的であること

まず最初は、現実的であること。
自分が実現できる範囲であることと言い換えてもいいかもしれない。

例えば、ロニー・コールマンのようなボディビルダーになりたいからといって(これから筋トレを始めたい人でそんな人はいないだろうが)、2時間のハードなトレーニングを週6回行うことは現実的ではないだろう。

あまりに高い目標を設定して折れてしまうようであれば、最初から達成できそうな目標を置いたほうがいい。

周りの人が週6回トレーニングをしていたり、フィットネスインフルエンサーが最適なトレーニング量を主張していたりしても、気にしなくていい。
あなたの生活、あなたの性格で実現できる計画が重要なのだ。

②楽しいこと

どんなに効果があっても、喜びがなくて辛いだけでは続かない。

マッチョ達が辛いトレーニングや減量を乗り切れるのは理由がある。
トレーニングや減量の辛さよりも、綺麗な身体になることや目標を達成することのほうが楽しいのだ。
まあ、これは特殊な感性なので真似しなくてもいいが、、、

マッチョと普通の人の楽しいと思うポイントは違うし、マッチョの中でも楽しいと思うポイントは違う。
とにかくデカくなりたい人、重い重量を挙げたい人、己自身に打ち克つことが好きな人、肉体的に刺激がほしい人、コンテストで勝ちたい人…

筋トレの楽しみ方はいろいろあるが、筆者のトレーナーとしての経験上、大体の人が最初に見出すのは「結果がダイレクトに自分の身体に表れる」ことだった。
RPGでステータスが上がるかのごとく、努力の成果が自分の目に見えることほど楽しいことはないし、それに気付いた人は目の色がキラキラするのだ。

③完璧を求めないこと

Done is better than perfect(完了は完璧よりも良い)
という言葉がある。

Facebook(現Meta)の創業者であるマークザッカバーグ氏が提唱した言葉で、同社のスローガンの1つでもある。
「完璧を目指すよりまず終わらせろ」というのは、エンジニア経験のある彼らしい言葉であると同時に、筋トレにおいても非常に重要だ。

実際、完璧にトレーニングできる人など、プロのボディビルダーを含めてもこの世に一人もいないだろう。

仕事や家族の都合がつかないときもあるし、どんなに気をつけていても体調がすぐれないこともある。
トレーニングも食事も順調にこなしているのに、何故か結果がついてこないこともある。
マナーの悪い客によってトレーニング器具が独占されていることもあれば、パンデミックによってジムが閉まってしまうこともある。

ここで大事なのが、「完璧を求めないで柔軟に考える」ことだ。

ジムに行く時間が取れないなら、身体や精神を休める良い機会かもしれない。
いつも使っているトレーニング器具が使えないなら、新しい器具や種目を試す良い機会かもしれない。

たかが一回や二回、計画通りにできなかったからといって、あなたの筋肉が1kg2kgも減る訳ではないのだ。
大事なのは継続すること。
そしてストレスを貯めないこと。そのために変化に対して柔軟であること。

●まとめ

・継続は大事！
・継続するために心がけるべきことは3つ！
・現実的であること
・楽しいこと
・完璧を求めないこと

●おわりに

このnoteは、筋トレを始めたばかりで、しっかり身体のことについて勉強したい人をターゲットに、健康的な生き方に関する情報を論理的に発信しています。

過去にもいろいろな記事を投稿しているので、もし気になったら読んでみてください。
また、記事にしてほしいトピックのリクエストもコメント欄から募集中です。

筋トレについてそこそこ詳しい方や、実際にトレーナーとして活動されている方にとっても、「こんな考え方、こんな表現があったんだ！」という発見になってくれれば幸いです。