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読書メーター〜2024年1月に読んだ本〜

  1. 乗物綺談 異形コレクションLVI | 井上 雅彦


  2. ジャンル特化型 ホラーの扉: 八つの恐怖の物語 (14歳の世渡り術) | 株式会社闇 (編集)


  3. 街とその不確かな壁 | 村上 春樹


  4. 加藤和彦 ラスト・メッセージ | 松木  直也


  5. 逃亡小説集 | 吉田 修一


一番印象に残ったのは、やっぱり芦花公園さんで、「カイアファの行かない地獄」。紹介文に、「心して読んでください」みたいな注意文があって、ドキドキしながら読んでいて、あーそうきたかーという感じで、いい意味なのか悪い意味かわからないけど、胸糞悪くなる作品。という意味で、一番印象に残っていて、やっぱり芦花公園さん、いいなあ、という結論です。

あともう一つ挙げると、宮澤伊織さん「ドンキの駐車場から出られない」。買い物でこういう駐車場よく利用するから、個人的に妙にリアルな感覚があって、でも軽いタッチで、エンタメものとしてって言い方がいいのかわからないけど、面白かったです。

いつも新しい発見させてくれるこのシリーズ、これからも楽しみです。


こちらもアンソロジーもので、目当ては芦花公園さん、雨穴さん、梨さん。
で、一番良かったのはこの3人ではなく、平山夢明さん「さよならブンブン」。お話として、気分読み終えられたからってのが理由です。途中、嫌な描写もありますけど。

もちろん、お目当て3名の作品も、良かったですよ。


「世界の終わり〜」が今んとこ一番好きなんですよね。最初は、え?あの話の繰り返し?って感じだったけど、細かいとこが微妙に違ってたり、で、最終的には謎が解けた〜という感想。文庫版出たら、絶対手元に置いておきます。


加藤和彦さんの話になると音楽寄りになってしまうので、でもこの本に関しては、特にメッセージを伝えるようなものではなく、あートノバンってこんな人だったんだなあ(自分はある程度知ってたけど)っていうことがわかるだけ、くらいかな。

日本のロック界における功績ってのは、細野氏と並んでとてつもなく大きい人なんだとは思ってます。ミカバンドのことも、いつかどっかで書きたいなあ。


映画「楽園」が面白かったんで、その流れで「犯罪小説集」、さらにその次の流れで。

禁断の愛、モノのお話がなんか、モキュメンタリーっぽくて、良かったです。の●ぴー事件をモチーフにしたお話は、最後はどうかなあ・・・という感想。


拙いテキストで恐縮ですが、今年は、「とりあえず」やること、「量」優先で、「完璧」はあまり求めないことにしたので、まあでも時々思いついたら校正みたいなことはやるつもりです。

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