知の越境法
こんにちは。寒いですね。今日も頑張ります。
今日読んだ本は池上先生の『知の越境法「質問力」を磨く』です。
私はテレビを全く見ないので池上先生のことは解説が上手い人という認識を昔から持っていて、今も変わりません。
読書が特に好きなわけではない私にとって、知りたい知識を分かりやすく解説してくれるに越したことはなく、そういった意味で池上先生の著書は大変参考になります。
本書は、池上先生自らの体験を基に、知識を増やし、世の中の様々な事象を関連づけて、知の世界を広げていく方法を教しえてくれる、これがこの本での「知の越境法」です。
私を含め現代人はすぐ答えを求めがちだと思いますが、新しい情報というものはすぐに陳腐化します。
大事なことは答えではなく本質、つまり幅広い知識や教養にあると思います。
それでは、知を越境するためにはどうすればよいのでしょうか。
もちろん気になったことや知識が足りないと感じたら、なにかしらのメディアで情報を集めることは一番基本的です。
本書ではサブタイトルにもある通り、質問力を磨くことの大切さが書かれていて印象に残ったので紹介します。
国会答弁などでで官僚は、「ご案内のように」という言葉を多用します。「ご存じのように」という意味です。これは「あなたのよう賢い方は先刻ご承知でしょうが」という意味です。こういわれると、「そんなことを知らない」といえば、本人がバカだ、ということになります。プライドがある人は質問できなくなります。つまり質問封じのための前置きなのです。(中略)政治家やスポーツ選手の中には「そんな馬鹿な質問をするな」というタイプがいます。私は「何が馬鹿な質問ですか、あなたが分からないだけでしょ」と思うようにしています。
このような姿勢にすることでが分からないことををそのままにせず知に貪欲になれるのだと思いました。
終わります。
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