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他責は自責になるし、自責は他責になる。


会社では、

「問題を他責化するな、自責化して考えろ!」


学校や家庭では、

「人のせいにするな!」


と、よく耳にするのではないだろうか?


社会で生きていても、

「そういうのは自己責任だから」

みたいなことを耳にすると思う。



最近の気づき。

「他責は自責になるし、自責は他責になる」

ということ。




まず、
「他責は自責になる」について。


例えば、部下と上司がいたとする。

部下「時間が足りなかったんです」
上司「他責化するな。自責化して考えろ」

この例において、部下は「時間がなかった」と他責化している。

それに対して、上司は「他責化するな」と指導している。


ただ、この例において、「上司も自責化できるのでは?」という話。


上司も、

・部下の時間がなかったのはなぜだろう?
・もしかしたら、自分の作業の振り方がまずかったのかも。
・確かに、細かな進捗確認をしていなかったかも。

自責化できる部分が出てくるのではないだろうか?


以上が、「他責は自責になる」の例。




次に、
「自責は他責になる」について。


例えば、自責化し過ぎて病んでしまっている社員の場合。

社員「全部自分が悪いんだ。納期も守れないし、品質も悪いし…」

この例では、社員は自責化し過ぎて、落ち込み過ぎている。


これを他責化して考えてみる。

・いや、納期をリマインドしない上司も悪いかも。
・こんな難しい仕事を自分に任せる上司も悪い。
・もしかすると、自分の責任だけではないかもしれない。

こんな感じで、他責化することで、自分の精神衛生は良くなると思う。

使い過ぎは良くないかもしれないが、ストレス過多で病んでしまうよりはいいのかなとも思う。


以上が、「自責は他責になる」の例。




結局、ここで言いたかったのは、

・「他責化するな!」と言いながら、自分が他責にしていませんか?

・自責化し過ぎてて、他責にできるところを見逃していませんか?

ということ。



他責は自責になるし、
自責は他責になるという話。



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