いけばな草月流丨千蓉

✾1991年生まれ ✾インドネシア🇮🇩で生活中 ✾夫・5歳と3歳双子の5人家族 ✾駐在中…

いけばな草月流丨千蓉

✾1991年生まれ ✾インドネシア🇮🇩で生活中 ✾夫・5歳と3歳双子の5人家族 ✾駐在中のお友達と生け花を楽しんでいます

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私のいけばな遍歴

初めまして。 私は小学5年生の時から草月流のいけばなを習っています。 祖母が自宅や教室で何十年もいけばなの先生をしていたので(現在90歳を迎えても尚、月に一度10名ほどの生徒さんが集まるお稽古をしています)、自然な流れで習い始めました。 当時は、お花は好きだったけれど、特に自分からやりたいと思った記憶はありません。 両親が勧めてくれたので始めました。 先生はおばあちゃん。学校帰りに、いつもと違うバスに乗っておばあちゃんの家へ。他の生徒さんのお稽古が終わるまでは、リビングで

    • ”いけばな” を通して私が伝えたいこと

      今日は私が "いけばな" を通じてお伝えしたいことを考えてみたいと思います。 あくまでも現時点の私が考えることなので、今後新たな考えが生まれたらここに書き足していこうと思います。 お稽古に来てくださる方にお伝えしたいことは一言で言えば 「美しいものを自分で創り出せることは、自分を豊かにする」 ということです。 花をはじめとする植物はそれだけで十分に美しいものです。 そこに自分で組み合わせや構成を考えたり、器を選んだり、季節を考慮したり…といった自分の思考・個性を掛け合わせ

      • 教室名を考える

        久しぶりの投稿になってしまいました…💦 その後、毎月サークル活動を月に1〜2回継続しています。 3月のお稽古で9回目を迎えました。 正直、年中常夏で花材もかなり限られている中、こんなに何回も活動できていることに驚いているのと、毎月楽しみに来てくださる方がいることをとても嬉しく思っています。現在日本人は11名のメンバーの方の中からくじ引きを行ったりして1回に3名の方にお越しいただいています。 また、今月は子どもたちが通うインターナショナルスクールのママたちにも声がけし、2

        • 無償で、いけばなを教えている理由

          私は今、インドネシアで駐在妻のお友達に対して無償でいけばなを教えています。 月に1〜2回のお稽古ですが、なぜ無償なのか、 自分自身もブランクがあり、学び直しの途中だからということもありますが 一番大きな理由は「駐在妻だから」です。 これは自分自身が当事者になって初めて知ったことですが、駐在妻という立場もなかなか厄介なもので、自由に金銭を稼ぐことができない(難しい)のです。 どちらにお住まいかにもよりますが、ビザの関係もあり制限があります。 また、仮にビザの問題が解決された

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          作品紹介

          【花材】 菊 ダバリア 【花型】 基本立真型・盛花 お盆の時期にいけたもの。 日本までお参りに行くわけにもいかないのでいけばなでご先祖様への想いを表現しました。 日本人にとって菊は仏花のイメージがとてと強いですが、インドネシアではお祝いの場面でも積極的に菊を使います。 というか、お花屋さんへ行くと置いてある花の4割は菊です🌼 色、形、種類は様々。天然の色のものから、染められたものまでたくさんあります。 恐らく暑さに強く、長持ちすることから多用されるのだと思います。 サ

          第1回いけばなサークルを開催しました

          お久しぶりの投稿になってしまいました。 3名の方にお集まりいただき、9月8日に初めてのいけばなサークルを開催することができました。 【花材】 ひまわり ニューサイラン 菊 【花型】 基本立真型・盛花 草月流の一番ベーシックな型に皆さんにも挑戦していただきました。 今回の花材の中で最も個人差が出たのはニューサイランの使い方です。 ・まっすぐに直線的に使う ・先端を割いてみる ・真ん中あたりに切り込みを入れて輪っかにする を私からはご提案し、それぞれに工夫していけてくださ

          第1回いけばなサークルを開催しました

          いけばなサークルを立ち上げた想い

          前回の記事で「いけばなサークル」を立ち上げたことを書かせていただきました。 今回はこのサークルを立ち上げた想い。 自分に対するものと、同じ地域で駐妻として頑張る方たちへの想いがあるので、そちらについて書こうと思います。 サークルを立ち上げようと思ったのは、正直に言うとまずは自分の為です。 今は駐在妻という立場で、自由にお金を稼いだりはできません。 しかし、いつかは来る本帰国したのちに「好きなことでお金を稼ぎたい」ということを長い間考えてきました。そしてそれは「いけばな」

          いけばなサークルを立ち上げた想い

          いけばなサークルを立ち上げました

          以前こちらの記事で、「いけばなを仕事にしていく上でやってみたいこと」というのを思いつくままに書かせていただきました。 その中で一番に「まずは駐妻お友達にグループレッスンをしたい」と書きました。早速そちらからカタチにしていこうと、「〇〇(地域名)いけばなサークル」を立ち上げました。 その前段階として、2ヶ月ほど前にこういった活動をしたいなと思った際に興味がある方はどれくらいいらっしゃるのかと、Instagramのストーリーズでアンケートを取ったところ6名くらいから「ぜひやっ

          いけばなサークルを立ち上げました

          少し手はかかるけど、自宅に生花を飾ることの効果

          自宅に生花を飾ることの効果ってどんなものがあるでしょう。 私は以下のように感じています。 ・空間が華やぐ ・植物(生き物)に直接触れることで癒される ・エネルギーを感じる ・お世話する(ケアする)ことが楽しい ・前日(数時間前)からの成長を感じて小さな喜びを感じる 日本にいる時ならば ・四季を感じる ということもありました。 一つ目の効果「空間が華やぐ」は造花を飾ることでも得ることができますが それ以外は「生の」お花出なければ感じることができません。 インドネシア

          少し手はかかるけど、自宅に生花を飾ることの効果

          いけばなを仕事にしていく上でやってみたいこと

          前回、前々回と、わたしのいけばな遍歴を書き出してみました。 これから少しずつ自分のペースで「いけばな」「花にまつわること」をお仕事にしていきたいと思っています。 今やってみたいなと思っていることを整理したいと思います。 やりたいこと ◼︎まずは駐在妻お友達と一緒に3名程度のグループレッスンをしてみたい これに関しては既に複数名の方が「やりたい」と言ってくださっているので始められそう。子どもたちが新学期スタートで、ピックアップ時間が不規則になっているのでそれが落ち着く

          いけばなを仕事にしていく上でやってみたいこと

          私のいけばな遍歴 2

          前回の続きです↓ さて、ひょんなことからインドネシアで生け花のワークショップにスタッフとして参加した私は「またちゃんといけばなと向き合いたい」「今度は伝える側になりたい」と思うようになりました。 新卒後に勤めた会社は3年ほどで寿退社し、この数年は専業主婦をしてきました。 日々の生活でも家事に育児に一生懸命やってはきましたが、どこか心の中で「私が輝ける場所はもう家庭以外にない」ということに自信を持てなくなっていました。 「社会に出たい」とは思っても今は駐在妻の身で就職なんて

          私のいけばな遍歴 2