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「どんどん創り出せ。」


アルビン・トフラー著・「第三の波」を読んだ。

ジャーナリスト・未来学者である著者が書いたこの本は

農耕社会を第一の波
産業社会を第二の波

とし、次に来る社会の姿である第三の波を予測し読者に指針を与える世界的名著。

1980年に出版された本ではあるけど、第三の波の予測は現代に当てはまるものが多く今後の生き方の参考にしようと思った。

それに、第一・第二の波の分析がかなり広く鋭い視点で書かれていて、物事の見方が変わった。

未来に向かって生きるには、現代をどれだけ分析できるか?が重要だからこの本はマジで必読。


noteのネタにできる内容がいくつもあったから何回かに分けて書いていこうと思う。


第三の波の社会では「生産=消費者(プロシューマー)」という生き方が復活するという。

プロシューマーとはその字の通りで、自分で生産と消費をできる人のことだ。

現代でいうと3Dプリンターが良い例で、自分で欲しい物が出来たらそれを創り消費するような生き方のこと。(3Dプリンターを予測したような内容もあった。)

さらに、それが多くの人にも価値があるものだったらお金も稼げるでしょ。

つまり、お金を稼げながら生産と消費を自分で出来る生き方のことをプロシューマーという。


復活すると書いたのも、これは第一の波である農耕社会の自給自足の生き方と同じだからだ。

過去と現代を分析するとプロシューマー的な生き方をしていたのにも関わらず第二の波が訪れることで、

生産者(プロデューサー)

消費者(コンシューマー)

が分離され交換市場が急速に拡大していった。

だから、多くの人は生産と消費を全く関わりのない別のものと考え、働いて給料を貰ったら市場を通して何かを消費するという生き方をしている。


ただ、もうこの基本的な世界の交換市場の形は完了をしていて今後どんどん市場の役割が変わっていく。

その結果として、第三の波の社会では半分は交換のための生産・半分は時給のための生産のようなライフスタイルに変わっていくという。


現代は広い視点で観るとまだまだ第三の波は完全に訪れていなく、第二の波の社会だ。

ただ、もうすぐ第三の波の社会が訪れるとすると今から働き方や生き方を変えていかないといけない。

第二の波の産業社会のように、生産と消費を別で考えたり9時〜17時までのような働き方は古いんだ。


俺はこの本のプロシューマーという内容を読んで、現代の多くの人は自分で生産することが全く出来ていないと思った。

消費は必ずしている。しないと生きていけないからね。

ただ、自分で何かを生み出す・創り出す・アウトプットするということをしないとプロシューマーにはなれないんだ。


じゃあ、どうすればプロシューマー的な生き方が出来るようになるのか?

俺の解釈では、消費したら生産することをまずするべきだと思った。

つまり、インプットしたらアウトプットするということ。

多くの人は消費したら消費したまま、インプットしたらインプットしたままで終わらせているんだからね。

消費したら絶対に少しでも何かを生み出そう・アウトプットしようとすればプロシューマー的な生き方・考え方には近づける。


じゃあ、どうアウトプットすれば良いのか?というと情報発信だろう。

noteでもTwitterでもFacebookでも何でも良いけど、情報発信でアウトプットすることが・し続けることが自分で何かを生み出す創り出す人間に変えていくんだ。


ただ、インプットしたものを情報発信でアウトプットすることがプロシューマの生き方ではない。

上述しているようにプロシューマーとは、生産と消費を自分で出来、尚且お金も稼げる人のことだからニュアンスは少し違う。

でもインプットしたものを情報発信でアウトプットし続けることで、「消費=生産」思考に変えていくんだ。


働いて消費するだけの生き方は廃れ終わり変わる。

自分で創り出し消費できるような生き方・人間になっていかないといけない。


どんどん生み出せ・創り出せ。



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