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ヨーロッパ飲んだくれ旅ベストビール10選+α

こんにちは。いこです。
7/22から8/22まで「飲んだくれの旅」と称してヨーロッパ周遊旅行に出かけていました。

出かけた国は、①ハンガリー🇭🇺、②オーストリア🇦🇹、③チェコ🇨🇿、④ドイツ🇩🇪、⑤ベルギー🇧🇪、⑥イギリス🇬🇧です。

いずれも銘醸地を有しており、ビール文化の盛んな国で、約120種類のビールを飲むことができました。
飲んだものやテイスティングしたものを、覚えているものだけになりますが、リストにまとめてみます。飲んだ種類自体は、実際にはもう10種類ほど増えると思います。

また、その中でも今回特に感動したビールを10本(+α)選んでみましたので、ビールに興味のある方々のお目に留まれば幸いです!

ヨーロッパ周遊旅行ビールリスト

【注】その土地で飲んだビールは、必ずしもそのビールの原産地ではありません。また表記については現地で見かけたものを中心としており、言語によっては別の呼び方になるものも多いでしょうが、臨場感を大切にしたかったので、現地表記にしました。小文字、大文字もなるべく瓶やメニューのままです。(カッコ内)にカタカナ表記をつけていますが、もし読み方を間違えていたら教えてください。あとどうしても読めないやつはそのままです(笑)

①ハンガリー🇭🇺 ⇒13種類

・Pilsner Urquell(ピルスナーウルケル)※
・münchnerweisse(ミュンヒナーヴァイセ)
・gyömbér(ジンジャー)
・FIRST Craft IPA(ファーストクラフトIPA)
・Dreher(ドレーヘル)
・Gösser(ゲッサー)
・Csiki Sor(チークビール)
・HELMUT
・JOHNNY FIRPO(ジョニー フィルポ)
・BALATONVILAGOSI
・INDIAN SUMMER(インディアンサマー)
・CHARLIE FIRPO(チャーリー フィルポ)
・IPA COLADA(IPA コラーダ)

②オーストリア🇦🇹 ⇒13種類

・TRUMER PILS(トゥルマーピルス)
・Zwettler(ツヴェットラー)
・SCHLEPPE(シュリッペ)
・オーストリア&ベルギービールテイスティングセット6種類(名前失念)
・ドイツのラガー(名前失念)
・Blanche de Bruxelles(ブロンシュドブリュッセル)
・Sierra Nevada Pale Ale(シエラネバダAPA)
・Budweiser Budvar(ブドヴァイゼル・ブドヴァル)

③チェコ🇨🇿 ⇒14(13)種類

・Pilsner Urquell(ピルスナーウルケル)※
・velkopopovicky kozel(ヴィルコポポヴィツキーコゼル)
・Kingswood Cider(キングスウッドサイダー)
・GAMBRINUS stavnaty grep(ガンブリヌス グレープ)
・STRAHOV AMBER LAGER(ストラホフ修道院 アンバーラガー)
・STRAHOV DARK LAGER(ストラホフ修道院 ダークラガー)
・STRAHOV IPA(ストラホフ修道院 IPA)
・STRAHOV SUMMER RED ALE(ストラホフ修道院 サマーレッドエール)
・STRAHOV WEIZEN(ストラホフ修道院 ヴァイツェン)
・Flekovský ležák 13°(フレコフスキー レジャー)
・Pilsner Urquell(ピルスナーウルケル無濾過)※
・Budweiser Budvar(ブドヴァイゼル・ブドヴァル無濾過)※
・Eggenberg(エッゲンベルグ)
・Eggenberg Dark(エッゲンベルグ ダーク)

④ドイツ🇩🇪 ⇒36(35)種類

・Schwarzer Steiger(シュヴァルツァー シュタイガー)
・ERDINGER(エルディンガー)
・Pilsner Urquell(ピルスナーウルケル無濾過)※
・BRLO Pale Ale(ベルロー ペールエール)
・BRLO German IPA(ベルロー ジャーマンIPA)
・BRLO  Weizen My Ass(ベルロー ヴァイツェン マイアス)
・LEMKE Bohemian Pilsner(レムケ ボヘミアンピルスナー)
・LEMKE 030 PALE ALE(レムケ 030ペールエール)
・LEMKE ORIGINAL(レムケ オリジナル)
・LEMKE WEIZEN(レムケ ヴァイツェン)
・LEMKE HOPFEN WEISSE(レムケ ホプフェンヴァイセ)
・LEMKE INDIA PALE ALE(レムケ インディアペールエール)
・LEMKE BERLINER WEISSE(レムケ ベルリナーヴァイセ)
・BERLINER BERG BANTAM PILS(ベルリナーベルグバンタムピルス)
・Colonia Ale(コロニアエール)
・Hell Is Here(ヘルイズヒア)
・サワーエールテイスティングセット4種類(名前失念)
・Hofbrau Dunkel(ホフブロイ デュンケル)
・Hofbrau Original(ホフブロイ オリジナル)
・PAULANER Hefe-Weissbier(パウラナー ヘーフェヴァイス)
・PAULANER Original Hell(パウラナー オリジナルヘル)
・Augustiner Dunkel(アウグスティナー デュンケル)
・Augustiner Hefe-Weissbier(アウグスティナー ヘーフェヴァイス)
・Weihenstephan Hefe-Weissbier(ヴァイエンシュテファン ヘーフェヴァイス)
・Franziskaner Hefe-Weissbier(フランツィスカーナー ヘーフェヴァイス)
・Andechs Hefe-Weissbier(アンデックス ヘーフェヴァイス)
・Andechs Doppelbock(アンデックス ドッペルボック)
・Sion Kölsch(ジオン ケルシュ)
・Früh Kölsch(フリュー ケルシュ)
・Gaffel Kölsch(ガッフェル ケルシュ)
・päffgen Kölsch(ペフゲン ケルシュ)
・Peters Kölsch(ペーターズ ケルシュ)
・Dom Kölsch(ドム ケルシュ)
・airbrau Hefe-Weissbier(エアブラウ ヘーフェヴァイス)

⑤ベルギー🇧🇪 ⇒33種類

・LEON Bier(レオン特製ビール)
・Delirium Tremens(デリリウム トレメンス)
・Delirium Red(デリリウム レッド)
・Hoegaarden White(ヒューガルデンホワイト)
・GOUDEN CAROLUS Classic(グーデンカロルス クラシック)
・GOUDEN CAROLUS Dark(グーデンカロルス ダーク)
・GOUDEN CAROLUSテイスティングセット3種類(名前失念)
・キリン一番搾り
・JACK'S Precious IPA(ジャックズプレシャスIPA)
・Floris Wit(フローリス ホワイト)
・Westmalle Dubbel(ウェストマールダブル)
・CANTILLON Lambic(カンティヨン ランビック)※若酒
・CANTILLON Gueuze(カンティヨン グーズ)
・CANTILLON Framboise(カンティヨン フランボワーズ)
・GUEUZE TILQUIN(グーズ ティルカン)
・XXX BITTER(イクスイクスイクスビター)
・orval(オルヴァル)
・Kwak(クワック)
・Charlie Rockets(チャーリーロケッツ)
・Brugse Zot(ブルッグス ゾット)
・Straffe Hendrik Quadruppel(ストラッフェ ヘンドリック クアドルペル)
・Straffe Hendrik Tripel(ストラッフェ ヘンドリック トリペル)
・DE KONINCK APA(デ・コーニンクAPA)
・Westvleteren Blonde(ウェストフレテレン ブロンド)
・Westvleteren Abt12(ウェストフレテレン アブト12)
・Bourgogne des Flandres(ブルゴーニュ・ド・フランダース)
・MeMe
・Rodenbach(ローデンバック)
・Duvel(デュヴェル)
・Oud beersel Gueuze(オウド・ベールセル グーズ)
・Leffe Blonde(レフ ブロンド)

⑥イギリス🇬🇧 ⇒13種類

・LONDON PRIDE(ロンドンプライド)
・BEAVER TOWN NECK OIL(ビーバータウンネックオイル)
・Batman APA(バットマンAPA)
・Charlie Don’t Surf(チャーリードントサーフ)
・YARDBIRD Pale Ale(ヤードバードペールエール)
・PORTERHOUSE Porter(ポーターハウス ポーター)
・REDCHURCH Lager(レッドチャーチ ラガー)
・Samuel Smith Organic Lager(サミエルスミス オーガニックラガー)
・Samuel Smith's Bitter(サミエルスミス ビター)
・Westvleteren Extra8(ウェストフレテレン エクストラ8)
・Stella Artois(ステラ アルトワ)
・OLIVER’S ISLAND GOLDEN ALE(オリバーズアイランド ゴールデンエール)
・サッポロ黒ラベル

計:122種類(同銘柄の重複をのぞくと118種類)

同行した友人も、ほとんどの場合で僕とは違う種類を頼んでいて、僕もほぼ必ず試飲していますので、覚えているものについてはリストに加えました。できるだけ種類を飲みたかったので、同じビールを頼まないように気をつけていましたが、重複したものについては「※」で表しました。

ヨーロッパ飲んだくれ旅ベストビール10選

いずれのビールも超高品質でまとまっていたので、もはや順位をつけるのも無粋に思えるんですが、旅の思い出として、印象に残っている順にまとめてみました。それでは10位から発表します。

10位:Gösser(ゲッサー)

【飲んだ場所】ブダペスト地下迷宮付近(ハンガリー)
【感想】オーストリアのピルスナー。それほど前評判を知って飲んだわけではありませんが、驚きの喉越しと爽やかさ。
夏に冷やして飲みたいビールとしては最高クラスの美味しさ! さんざん歩き回った後に、ふらっと入ったバーで飲んだので、そのロケーションもこみで、記憶に強く残っています。

9位:Augustiner Dunkel(アウグスティナー デュンケル)

【飲んだ場所】アウグスティナー直営レストラン(ドイツ)
【感想】黒ビールだけどラガーなので、とても飲みやすいビールでした。泡も美味しい。黒系は味が濃くなりやすく、焙煎香が強く出るものが多いけれど、これはモルトとホップのバランスがとてもよく、随一の美味しさでした。
この日飲んだのは朝。でもごくごく飲める、五感を刺激し、喉の渇きを癒す味。

8位:Westmalle Dubbel(ウェストマールダブル)

【飲んだ場所】ドラッグオペラ(ベルギー)
【感想】王道のベルギービール。濃厚でまろやか。苦味もしっかりある。
ここまで色々飲んできて、あらためてウェストマールの素晴らしさに気づきました。特に日本で飲むウェストマールよりも、味がしっかりしていて、美味しく感じました。(輸送と保管の関係で、どうしても日本に来ると味が落ちてしまうことが多いんですよね)

7位:Sierra Nevada Pale Ale(シエラネバダAPA)

【飲んだ場所】ビアストリート(オーストリア)
【感想】自分はAPAが好きなんだ、とハッキリ気づかせてくれたビール。
苦味はそれほど強いわけではなく、ホップ感とモルト感のバランスが絶妙です。アメリカのエール特有のシトラスの香りがありますが、IPAほど香りに特化しているわけではなく、複雑な味わいを楽しませてくれるビールです。アメリカのビールから唯一のランクイン。

6位:Weihenstephan Hefe-Weissbier(ヴァイエンシュテファン ヘーフェヴァイス)

【飲んだ場所】ヴァイエンシュテファン醸造所(ドイツ)
【感想】やっぱり小麦ビールは美味しい! そして何より無濾過なのが嬉しい。
喉越しはすっきり。でもコクがあって、フルーティ。小麦が入っているので泡立ちがとてもよく、泡に口をつけるときの爽快感がたまらないビールでした。

5位:Budweiser Budvar(ブドヴァイゼル・ブドヴァル無濾過)

【飲んだ場所】ブジェヨヴィツェ・ブドヴァル工場(チェコ)
【感想】何杯でもぐいぐい飲めてしまう最強の喉越し。ピルスナーらしいピルスナー。試飲させてもらったビールは一瞬で消えた。二杯目も新鮮な味わい。
日本のビールが目指す先はここにあるんじゃないかと思う、スッキリラガーの究極形。ピルスナー・ウルケルと双璧。アメリカのバドワイザーとは別物。

4位:Westvleteren Blonde(ウェストフレテレン ブロンド)

【飲んだ場所】ブルージュの屋根の下(ベルギー)
【感想】超希少な「伝説の修道院ビール」を偶然ブリュッセルのお土産物屋で入手。ほんとに本物??と思っていたけど杞憂でした。冷えていないのに、泡を口に含むだけで最高に美味しいビールでした。
甘みと苦味がまろやかに口の中にしみこんでじんわり溶けていく。まったく嫌味のない、奥深い味。

3位:CANTILLON Lambic(カンティヨン ランビック)

【飲んだ場所】カンティヨン醸造所(ベルギー)
【感想】酸味と苦味が強くて、一見ビールとは思えないんですが、複雑で芳醇、一度飲んだら忘れられない究極のビールだと思います。
この刺激を忘れることができません。これまでもランビックを飲んだことはありましたが、完全に別格でした。自分の中のイメージとのギャップ、という意味では一番の衝撃と感動でした。

2位:Pilsner Urquell(ピルスナーウルケル無濾過)

【飲んだ場所】ピルスナー・ウルケル工場(チェコ)
【感想】すっきり飲みやすいピルスナータイプのビールなのに、濃厚で味わい深いピルスナー・ウルケル。無濾過のものはさらに濃厚さが増して、ひたすらに、ひたすらに美味しかったです。
世界中で知られているビールですが、1842年以降、このビールが世界を席巻したのは完全に納得。こんなビールを飲んだら、誰でもエール派からラガー派になってしまうかもしれません。

1位:Andechs Hefe-Weissbier(アンデックス ヘーフェヴァイス)

【飲んだ場所】アンデックス醸造所(ドイツ)
【感想】丘の上の修道院で飲んだビール。ロケーションもあいまって、とにかく気持ちよく飲みました。
小麦ビールなので酸味もありますが、すっぱいというほどではなく、むしろ爽やかです。喉越しとコク、深み、苦味もあわせて、うまいビールの要素のすべてが詰まっていると思います。ドイツビールの頂点でした。

次点:オルヴァル、デュベル、コゼル

特選:Westvleteren Extra8(ウェストフレテレン エクストラ8)

【飲んだ場所】ロンドンのラウンドアバウト(イギリス)
【感想】10選から漏れはしましたが、ぜひご紹介したい超希少ビール。
おどろくほどキャラメリーで甘いビールでした。スイーツを口に入れたかのよう。ものすごく飲みやすく、それでいて上品な味。
苦味も感じるが癖はなく、いつまでも口の上で転がしながら飲んでいたくなります。ブロンドと同じく、泡も食べたいビール。もしベルギーに行かれたら、ぜひ探してみてください。

ヨーロッパのビールは美味しい

今回の旅を始めるにあたって、同行の友人と「100種類のビールを飲もう」という目標を立てていました。無事(笑)100種類は達成できたようです。

1か月間、ビールを一つのコンセプトとして旅をしてきて思ったのは、ビールに限らずお酒が好きなら、ヨーロッパ旅行は格段に楽しみ方の幅が広がる、ということです。

特にビール好きには、今回の中欧三か国⇒ドイツ⇒ベルギー⇒イギリスルートは、絶対に外れないと思います。

チェコもドイツもベルギーもイギリスも、ビールについては日本よりも格段に歴史が古く、研究に研究が重ねられています。
王道のピルスナーだけでなく、酸っぱいビール、苦みの強いビール、甘いビール、複雑な味わいの楽しめるものまで、多種多様なビールを飲むことができ、ビールに抱いている常識や、美味しさの上限値があっさり更新されてしまいます。

王道の観光地から外れて、日本人のあまり行かない醸造所やバーに出かけてみるのも、冒険の旅という感じがあって、非常に楽しかったですね!

もしあなたもビールが好きなら、ぜひ検討してみられてはいかがでしょうか。それでは!

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