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怒りで不条理は克服できるか

あまり知られていない話をします。怒りっぽい人について。

怒りは不条理な現実に立ち向かう有効なツールです。しかし、怒りは二次感情であり底にはさみしさや悲しみなど別の感情があります。怒りっぽいというのはマネジメントやビジネスシーンの大事な場面で失策しやすい傾向にあり、リスク大です。

怒りっぽい人は昔経験したきつい体験から誤ったメッセージが心に刻み込まれてしまい、そこから抜け出る事ができていません。例えばパワハラや不正をはたらいていた者が出世したのを見て「世の中には神も仏もない。弱肉強食こそ世の真髄」という教訓を得てしまう人がいます。

しかし、この思考は短絡的です。

なぜなら一時的な状態しか見ておらず、加えて自分自身を観察していないからです。

要領よく立ち回ったのはこの時点あり今後ともうまくいくとは限りません。この場合出世という高い山に登ってもいつ足を踏み外すかは誰にもわかりません。天候が急変したり、山自体がなくなる場合もあります。

加えて自分が自由で豊かな人生を送るのと、他人がうまく立ち回るかどうかは本来関係ありません。自分が自由で豊かになりたいならば工夫すればすみます。自分を外して他人を見ているから誤った思い込みで教訓を得てしまうのです。

誤ったマインドがあると付き合う人も変な人になり、人生の方向性が歪んでしまいます。誤ったマインドは今すぐ捨てましょう。

周りに変な人が寄って来たり、自分を大切に扱わない集団と無理にいないとならないと感じたときはマインドの捨て時です。誤った思い込みが心の底にあります。徹底的に点検して捨てまくりましょう。一緒に周りの変な人たちも捨てる事ができて楽になります。

怒りっぽい人はこの誤って得た教訓に縛られてつらい原体験を繰り返し思い出しやすい傾向にあるからです。つらい原体験は一概に自分の責任ではありません。徹底的に疑って自分を受容して自分と仲直りしていきましょう。

今日も良い一日を。

#怒り #マネジメント #経営 #ビジネスシーン


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