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朝、顔を洗うときに前かがみすると腰が痛い人向けのセルフケア

セルフ検査 まず立った状態で、前かがみになってみましょう。 そうすると、腰に痛みが出てきますね。 ここから試してみて欲しいことがあります。 ①右膝を椅子に乗せて、前かがむ。 ②左膝を椅子に乗せて、前かがむ。 検査で痛みが楽になる人 ①だと痛みが楽になる人 →右もも裏のストレッチをやってみましょう。 ②だと痛みが楽になる人 →左もも裏のストレッチをやってみましょう。 ①、②両方で痛みが楽になる人 →両方のもも裏のストレッチをやってみましょう。 ※ハムストリン

    • 日記

      息子とふたりでキャンプに来ている。 ノープランだ。朝にキャンプ場を探し、電話して予約した。 スーパーに寄って、バナナとチョコ、パン、肉まんを買ってキャンプ場に向かった。 テントを張るのにいい感じの木陰を探す。 いいところがあった。息子に木陰という言葉の説明をした。 5個入りで300円くらいの肉まんを、ホットサンドメーカーで焼く。ヒロシの真似をしてみた。キャンプに行くとなにかと手作りをしたくなるが、こんなんでいいんだと思った。 確かに美味い。息子もうまーーい!と気持ちの良い

      • 【痛みの評価】遠位の関節から操作してみる。

        「座ると腰がいたい」 このように訴える人をどのように評価しているか。 軟部組織に注目して書いてみます。  まず実際に座ってみる。 ①すぐに痛みが出る場合は、座っているその姿勢や関節可動域に依存しているということがわかります。 ②反対に徐々に痛くなってくる場合、関節の角度などではなく筋持久力の問題が強そうだなと考えます。だんだんと重力に抗することができなくなっている可能性があるからです。  今回は①の場合について説明します。関節の位置を変化させることで軽減要素を見つけていき

        • 「硬さ」と「痛み」を指標にマッサージする危険性

          「硬い、痛い筋肉はマッサージするべきか」 という疑問は常に湧いてくる。そこで今回は、マッサージするべきかそうでないかをどのように判断しているのか考えてみる。 短縮位か、伸張位か結論から言うと僕は「硬さ」「痛み」だけでは判断せずに、【短縮位】にある筋に対して行なうことが多い。「硬さ」は【伸張位】の筋にも感じることが多いのだが、あくまでも【短縮位】となっている筋肉に対して行い、【伸張位】となっている筋に対しては行わないことが多い。 マッサージをする筋肉を選択する際に「硬さ」

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        • 臨床推論
          3本

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          患者の主観を引き出せているか

          例えば、「ここが痛いです」という患者に対して検査・評価をし、「この筋肉をマッサージすれば痛みが楽になるだろう」と結論づけマッサージを行うとする。その後、効果判定として痛みが出現する動作を行う。そのときにこう聞く。 「楽になりましたか?」 僕はこの質問に違和感を感じる。もし痛みが変わってなかった場合、自分が患者側だったら「楽になってません」とは言いづらい。人によるかもしれないが、本音を言いづらい人がいるのは事実だ。ではこう言うのはどうだろう? 「どうですか?」 前者と比

          患者の主観を引き出せているか

          逆転する主動作筋と補助筋のパワーバランスについて

          はじめに今回は主動作筋と補助筋のパワーバランスが逆転する現象を考える。この思考の有用性は、ある筋肉が過剰収縮(過用)を起こしてしまう原因解明にある。過剰収縮を余儀なくされた筋肉たちは、事態が悪化している現状を私たちセラピストに「痛み」として知らせてくれる。 背臥位で膝を屈曲させる動きを例に考えるこの動きでは膝関節の屈曲に伴い、股関節の屈曲が必要となる。主にハムストリングス、腸腰筋が働くだろう。両筋ともに停止が起始に近づくことが想像できる。 しかし、腸腰筋の起始部であるTh

          逆転する主動作筋と補助筋のパワーバランスについて