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コンサータ錠を飲んでいます。依存性が高く、脳が覚醒する作用があります。覚醒剤がなぜいけないのかを法律に関係なく、コンサータ錠の覚醒・依存作用から考えてみようと思います。

──『語り部の人はブログをすればいいのでは?』──
☆☆☆

 2023年10月30日(月)。21時19分。

 ──『』──から書いています。タイトルは考えていません。

 何を言うかよりも誰が言うかの方が圧倒的に大事だったりします。

 最近起きた本音を言うと、袴田さんの再審の判決が出てNHKクローズアップ現代で特集があっていて、その拘留期間が48年間に及んでいたという事実を知って食事がのどを通りませんでした。

 可哀想とかそういう意味ではなくて、自分も閉鎖病棟隔離室に一週間完全隔離で発達障害の薬ももらえずに、何の薬だが分からない液体を毎日飲ませられて、本当の地獄を味わいました。

 自分の場合は「これは公安警察になるための試験だ」と思わせることで何とか閉鎖病棟隔離室の中での生活に耐えていました。せめて大きな枕を持って来てほしかったですね。持っていけるのは紙コップと眼鏡だけですよ。あとは永遠に変わらない天井と壁だけが待っています。

 寝るしかないよね。

 三日後くらいだったか。衛生のためにお風呂に入れるという時間を得ましたが、なぜか看護師さんが付きっきりでしたね。ええ分かってます。看護ではなくて逃げ出さないための監視でしたね。看護師さんに連れられて歩いたという経験で、「た、けえ」と人間の目線の高さに驚いた覚えがあります。それくらい寝て過ごしていました。

 一日目はまだ良かったのですよ。試験に失敗したし壁から延々と変な電子音が聞こえるから、「もうここで死ぬんだ。ここはガス室かな」と死ぬことにまるで抵抗もなく死ぬことに希望を抱いていたような甘ったれでしたから。何も起きずに放置プレイというのが人間いかに苦しいかを思い知ったと共に、「生きたいですね。心の底から」と思うようになりました。退院した後も統合失調症は止まらないことは何か文章で書いているかと思われますが、統合失調症も止まらないし大学も留年決定だしもう死のうかなと思った時もありました。冬でしたね。死ぬくらいならば京都の北の方の山の中で死にたいなと思い、夜中自転車を漕いで直線の道路を延々と漕いで行った先に滝がありました。

 滝に飛び込んで死のかなと思いましたが、死ぬ前に滝の轟く音がすごいことすごいこと。自転車を蹴飛ばして、寝転がると、夜空には満点の星空。「なんだろうね。私は多分一生何かの監視対象にはなってしまったのだろうけれども、滝の音はすごいし」

 すごいし、と打ったらスゴイシツレイと出てきたのですが私は何か失礼なことを書いたでしょうか。袴田さんの拘留とお前を比べるなとそういうことでしょうか。

 IME変換に関しては全く予期していない変換が出てきて、まるでAIが私に話し掛けてくるように思いますが、統合失調症の私の場合の原因はインターネットとかプログラミングとかAIとかが「こいつを見つけた。井上和音だ。こいつを永遠に見守っていくぞ。人類の実験の一つにしてみようか」とかターミネーターみたいなことでも起きてしまったのでしょうか。

 あり得ると思いますね。ハッキングとかツイッターが自分に語り掛けているような症状はありますし。最初の頃はもっとひどかった。

 袴田さんの場合は司法というか、司法を司る組織の中の人間が起こした人権侵害だと思われますが、私の場合はコンピュータによる実験なのかもしれません。

 実験なんて失礼な。あなたにはちゃんと治験代が払われているでしょう。障害年金で資格試験とか受けているのでしょう。車にも乗れている。コンタクトレンズも。

 そういうことを言いたいのではないのです。星空の話に戻していいでしょうか。

 そうですね。自転車を蹴飛ばしたあとに見た星空は綺麗でした。統合失調症の凄まじいところは、そうやって星空を眺めている間も見知らぬ誰か二人が私のことをじっと見ていたところですね。確か、夜中の2時とかだったはずなのですが、何時だと思っているのでしょうか。「俺は死ぬぞ!」とか叫んでいたとかなら分かりますけれども。京都で私は本当に見つかってしまったのでしょうね。誰に? AI。それか未来に。誰かを統合失調症の症状にしてしまう発明でもあっていそうな気がします。今でも隣人が変な電波を出していると言う統合失調症患者は大勢いますし。どうしようもないんです、統合失調症。特に一人ではどうしようもない。協力者がいなければ死を選ぶ人がいるのもわかります。向精神薬を飲まなければまた閉鎖病棟隔離室の監獄行きということも分かっているので飲まざるを得ない。というか、私の場合は飲もうが飲むまいが身体が動くことはありませんでした。

 コンサータ錠が無ければ身体が動きません。

 今でもそうです。

 アトモキセチンという単語が不意に思い浮かびましたがこちらはストラテラですね。ストラテラは私と互換性がありませんでした。飲んだら八時間後に強制的に起こす目覚まし時計爆弾みたいな感じでした。飲んだ後に眠れようが眠れまいがきっちり八時間後に頭に血流がどくどくと流れていきます。寝かしてくださいお願いしますという感じでコンサータ錠を選びました。

 メチルフェニデート。

 法律とか関係なく、何で覚醒剤を使ってはいけないかは私は身をもって知っています。メタンフェタミンとか言うらしいですが、まあ、コンサータ錠と似たようなものでしょう。

 覚醒剤の名前の通りに、目が覚めるのですね。ぱっちりきっかり。

 コンサータ錠を飲んでみたら分かりますが、「今までの自分は寝てたんだなあ」とか思います。コンサータ錠を飲み続けた結果どうなるかというと、コンサータ錠が無いと起きることが困難になります。

 それでまたコンサータ錠を飲むことになります。

 これは多分一生ものですね。海外にも行けません。「ウチの国、メチルフェニデートは持ち込み禁止なんですよ」って国は多くあると思います。だってこれ覚醒作用のある薬だもの。一回飲んで効果が激的に起きてしまったら最後ですもの。もちろん覚醒剤なんてやったことも見たことも嗅いだことも何もありませんが、いつの間にやらこういう人生になってしまいました。

 後悔していますかと訊かれたら「今のところは別に」と答えると思います。悪いことをやった先に、悪いことって何だと言われそうですが、法に触れてやってはいけないことをやった先に覚醒剤とかを常用しているとかなら後悔しか無いでしょう。

 しかしながら。なんというか。ただ生きていたらなぜかこういう人生になってしまったとしか言いようがなくて。また、コンサータ錠を飲むのが禁止とかなったらそれはそれはコンサータ錠を飲んだことを後悔すると思いますが、今も飲んでいて供給に関しては問題がありませんから。楽しい人生ですかと問われたら「楽しくなってきました」と答えることが出来るようになってきたと思います。統合失調症発症から五年が経ちましたが。ようやく自由に人生を歩めるようになってきたかなと思います。

 世界の何パーセントの人がこういう人生を歩むのでしょうか。誰もが元々特別なオンリーワンですかね。統合失調症になる前に発達障害と診断を受けて、統合失調症になった後にもコンサータ錠を飲んでいる人、世界にどれくらい居るのでしょうか。そう考えると未来の人間が起こした実験台にでもなった説が真面目に有効な気がしますが、どうでしょうか。私への実験というか投資というか、可能性というか。そういうものは回収できたでしょうか。え? 甘えるな? お前の結果はこれからだ? HSKの結果を楽しみにしているぞ? すいません。今日は全く勉強できていないのです。こんな私を選ぶくらいだったら、他にももうちょっと優秀な人材がいたのではないのでしょうか。

 選ばれたんなら誇りに思え。選ばれたのに頑張らないのは不道徳だよ。

 君は倫理で世界に貢献していくべきなんだ。選ばれたんなら。君なら。

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