ルイヴィトンのロゴに秘められた3つの願い
タイトルにドキッとした方も多いはずです。
ルイヴィトンの財布やバッグは、街を歩けば見ない日はありません。
ただ、ほとんどの人がルイヴィトンのモノグラム柄に込められた深〜い意味を知らないはず。
この記事は、お手持ちのルイヴィトンの財布やバッグをご用意の上、読んでいただきたいです。(なくてもイメージができれば十分)
ちなみに、“ルイヴィトンのロゴは日本の家紋をモチーフしている!”というよくあるあの話ではありません。
ルイヴィトンの3種類のモノグラム ー幸運、喜び、そして愛情ー
ルイヴィトンの象徴的なモノグラムがあしらわれたアイテムをよく見ると、3種類のモノグラムから構成されていることがわかります。
実は、その一つひとつにインスピレーション源と意味が込められています。
詳しく見ていきましょう。
①幸運を表す星
公式の説明に準ずると、4世紀のエジプトアートで見られた星の形をモチーフにしているそう。
我々が星を描いて!と言われたときに思い浮かべる☆←この形も、そのルーツはエジプトの象形文字だとされています。星という形に強い結びつきを持つエジプトが由来のモノグラムには「暗闇の中でも未来へと導くように光り続ける星」との意味合いが込められています。
②喜びを表すフラワー
丸い輪っかの中に4つの花びらのフラワーがおさめられたこのモノグラムは厄除けと絶対的な存在を意味するそうです。興味深いのは、この4つの花びらのモチーフは11世紀〜14世紀のゴシック様式の建築において太陽のように崇められていたものなんだという点。
たしかに、この時期に建立されたゴシック建築「カ・ドーロ」の柱の連続的な紋様として、ルイヴィトンのモノグラムによく似た花びらのデザインを見てとることができます。
この花びらのモノグラムは光り輝く喜びを象徴するデザインです。
③愛情を表すダイヤモンドの中の星
これが巷でよく説明される日本の「家紋」のように結びつきを表現したデザインです。家紋は本来、家の身分や階級を表すために用いられていたという起源がありますが、現在では家の印として捉えられている側面が強いように思います。まさにルイヴィトンが表現する“結びつき”を示す印です。
ダイヤモンドの中の星は「情熱的な愛を示すシンボル」だと位置付けられています。
ここで改めて、あなたのお手持ちのルイヴィトンを見てほしい。
このデザインは幸運、喜び、愛情を表すデザインだったのだ。
お金を持っているぞ!という権威を示すモノグラムではない。
ルイヴィトンの財布やバッグ、ウェアが多くの人から支持される理由がよくわかる。
ただ本物を作り出すだけではなく、使い手の認識を超えたところにまで想いを馳せていることがおわかりいただけただろう。
あなたもルイヴィトンのアイテムは“ダイヤモンドと星のモノグラム”のように、愛情を持って使ってほしい。
そのとき、あなたに幸運と喜び、そして情熱的な愛情が訪れるに違いない。
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