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目標設定にぴったりな一冊 | 読書ログ#001 「社長の成功習慣」


今年は挑戦の年だ。

本を読むことが好きだけど、アウトプットは得意ではない私が、こともあろうか

「月に一回、読んだ本を読書ログとしてnoteで発信する」

という目標を立てたのである。


私がこの目標を立てることになった背景は、下のnoteにしたためているので、興味のある方は一緒にこちらもどうぞ!



それでは本題!

今回お話ししたい本は、「社長の成功習慣 ー経営者になる人に知っておいてほしい50のことー」。

👤 この本はこんな人におすすめ 

💭 経営者を目指している
💭 経営者の考え方や視点を取り入れたい
💭 キャリアアップに向けた習慣を探している
💡この本を一言でいうと?
経営者として成功する上で必要な能力・スキルと、それらを養うための習慣がわかる本。


この本との出会い


この本に出会ったのは、去年の年末。

私は、大掃除の断捨離で「サヨナラ」すると決めた本たちを売りに、Bookoffに立ち寄っていた。
店内は混み合っていて、お会計までに少し時間がかかると言われたので、私は店員さんから言われた通りに本棚をぶらついていた。

ビジネス書のセクションで手当たり次第に本を物色していると、数ある背表紙の中からある1冊が目についた。

「社長の成功習慣」
と書かれたその本は、深いネイビーの背表紙に金の明朝体で刻印されていて、「上手くブランディングされているな〜」なんて心の中でつぶやく。

パラパラめくって見ると、その本には社会人2年目の私でも明日から取り入れられそうな「習慣」のアドバイスが沢山詰まっている。「なんとタイムリーな!!」と思い、即決でお買い上げしてしまった。

何がタイムリーなのかというと、実はちょうどその日の午後に、ゆったりカフェで次の年の目標を立てようと思っていたのだ。


結局私はBookoffで、いらない本を売るだけでなく、新年の目標を立てるためのヒントをゲットするという、予想外の収穫を得た。

ということでここからは、私が目標設定に役立てた章をいくつかピックアップして紹介してみようと思う。


1)思考力を高めるために、難しい本をじっくり読む

🔑キーワード
・自分の仕事に関係する難しい本をじっくり読むこと
・論理的思考力が高い人が書いた、読みがいのある本を読むこと


もともと本を読むのは大好きだったけど、これまで本の難易度や論理性を意識して本を選んだことはあまりなかった。
でも、ある一節が目に留まった時、初めて意識するようになった。(以下要約)

経営者を目指す人には、複雑なことを考え抜く高い思考力が必要だが、技術の進歩によって、日常生活はより単純化していく。電車に乗る時で考えてみよう。

以前)路線図を見て運賃を確認、券売機で切符を買い、乗り換えも自分で調べる
現在)スマホやICカードを改札でスキャンし、乗り換えはアプリで見る

世の中が便利になるにつれて、私たちが頭を使う機会はどんどん失われていってしまう。つまり、意識して鍛えないと思考力は落ちる一方なのである。


「うっ、自分は日常が便利になることにメリットしか見い出してなかった…。」と痛いところを突かれたような気持ちになったのは、私だけではないのでは?


ということで、今年は仕事に関連する法律の本や、レビューの評価が確かな本も読んでみよう!と思っている。


2)本を読んだら要約をメモし、人に説明してみる

🔑キーワード
・ポイントを自分で要約してメモする
・人に手短に話してみる
・メモは時々見返す


前置きしておくと、私はあまり物覚えが良い方ではない。
1回読んでも忘れてしまうので、せっかく本を読んだのに「本当に読んだのか?」と思うくらい内容が頭に入っていないこともある。次の一節が、私の状態をすごく良く言い当てている。(以下要約)

本を読むというのは、書かれている文章に目を通せばいいというものではない。本を一回読んで「分かったつもり」になっただけで、大事なことは何一つ理解できていない、ということもめずらしくない。本の内容を本当に理解しているかどうかは、アウトプットしてみるまで分からない


確かに、今までは文章をただ目で追っているだけだった。それではまるで表面をなぞっているのと同じで、本の内容の1割も自分の血肉にできていない状態だったかもしれない。


ということで、今年はnoteで読書ログを始めたり、去年に引き続き読書会に参加しよう!と思っている。


3)良い絵を見て「直感力」「想像力」「大局と細部をみる力」を鍛える

🔑キーワード
・美術館に行ってアート的な感覚を身につける
・絵を見るときは四隅を見る
・絵の全体と細部を見て、なぜこの構成にしたか?と想像する


私はたまに、気が向いた時に絵を描く。美術館にも年に1回くらい足を運ぶ。
アートに興味はあるけど、あくまでも自分の「気分」に任せて楽しむレベルだった。ただ、最近巷で ビジネス ✖️ アート の相乗効果についてフォーカスされているのは気になっていた。(以下要約)

アートがビジネスとどう関わるのか、その理由がお分かりだろうか?
近年AIの発達などで、膨大な情報分析が当たり前になっている。一方で、経営の重要な判断をAIにはまだまだ任せられない。そんな時、経営者に求められるのは「直感力」である。アートを通じて感覚を磨くことは、「真なるもの」を直感的に見分ける能力を高めることにつながる。


なるほど、そういう考え方もあるのか。

筆者曰く、アートを見るときは「綺麗」「好き」で終わってしまうのではなく、

「この絵には何が描かれているのか」
「作者は何を伝えたいのか」
「この先、この絵の場面はどう展開していくのか」

を考えると良いという。
この時に、絵画の全体だけでなく四隅まで目を凝らしてみることで、新たな気づきが生まれんだそう。


ということで、今年は季節に一回、つまり年に4回は美術館に足を運んで、アート鑑賞をしてみよう!と思っている。


4)会社の成績を見るための財務諸表の見方を学ぶ

🔑キーワード
・財務諸表の見方を学ぶ
・決算期ごとに財務諸表の数字をチェックする習慣を持つ

財務諸表の見方は、「どこかのタイミングで学ばないとなぁ…」と思いつつも、ずっと先延ばしにしていたもの。
私の父や祖父、職場の上司も、「ビジネスを数字で理解するために、会計知識は身につけた方がいい」と口を揃えて行っていた。
英語で言う、procrastinator な私が決意を固めたのも、この本がきっかけ。(以下要約)

経営者は、会社の成績を見るために財務諸表の見方を学ぶ必要がある。言葉の定義を学ぶだけでなく、どのように読むのかを知っておくべき

例)B/S表から「安全性」を見るためには、現金に近い指標からチェックする

また、自社や競合、業界の数字(基準値)を把握しておき、定期的にウォッチすることも習慣化しておくと良い。


この一節を読んだ時点で、既に「なんのこっちゃ?」状態だった自分...。あまりの知識不足に気がついてしまって、いても立ってもいられなくなった。
著者は「財務諸表の読み方は本で学べる」と言っていたが、すぐに忘れがちな私は本から学べる自信がなかった。


ということで、今年は簿記3級取得しよう!と思っている。3月が試験なので、合格に向けて日々勉強中。


まとめ

経営者は「正しい努力の積み重ね」で成功できる。持って生まれた才能がなくても、正しい努力・正しい行動を普段から積み重ねて習慣化しておくことが重要。成功した経営者の習慣を知り、自分の生活に取り入れてトレーニングすることで、成功のチャンスを掴み取ることができる。


何だか、「社長の成功習慣」のおかげで2021年がより充実しそう!!!


今回紹介した4つの習慣を、今年の目標に上手く取り入れることができていて、実際に行動にも移せている。あの時、Bookoffに行ってよかった。。。

実際の本には、全部で50の習慣がまとめられているので、何かしら取り入れたい習慣が1つは見つかるはず。おすすめです。


ちなみに今年は、目標設定の手段にもこだわってみようと思い、OKRという手法を使ってみた。

この記事を読んで、「目標立てたくなった!」「実際どんな目標立てたの?」と思った方は、こちらのnoteもぜひ。


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