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書籍レビュー「金持ち父さん、貧乏父さん」

さて、本日も書籍レビューやっていきます。

本日の本はこちら。

ロバート・キヨサキさん著、「金持ち父さん、貧乏父さん」になります。

言わずと知れたベストセラー本ですね。

総評・感想

評価としてはかなり面白かった、学びあり。

全体的には一言でいえば、ただいい大学入って大きい企業に入るだけでなく、ファイナンシャルインテリジェンスを身につけて納税するだけにならず、収入源を複数持ったり節税をしたりすることを身につけて税金を払うだ
けにならないように生きようぜ という内容。

『いい成績を取り、いい教育を受けることは確かにいいことなのかもしれないが、今の時代に適切なことと言えるだろうか?』
とても印象的な言葉である、これが1997年に書かれた言葉であると思うとすごいなと素直に思う。2022年、多様な働き方、副業が当たり前になった今ならわかるが、当時でこれを言えたのはすごい。

個人的な意見、ベストセラーではあるが読み手を選ぶ、もとい内容から得られることがかなり大小あるのかなと感じた。
具体的な投資で利益を出した話もでてくるが、著者が伝えたいのはそこでなくお金をうまく操るという考え方そのもの
ファイナンシャルインテリジェンスを身につけることで何ができるのかを伝えたいのだと受け止めた。

自分はすでに株式投資の世界に数年いるのでそこまでの意図が読み取れ、学べるものはあったけど資産運用、経営経験の多い人ならもっと学びがあるのかもしれない。
そういう意味ではまた数年たってから読み返しても面白い書籍なのかもしれない。

さて、ここからはいつも通り自分用のメモとして印象的なところを書いていく。

キャッシュフローの最大化

まず税金がかかること、費用の支払を減らしキャッシュフローを最大化することが重要。
そのために働いて税金を納めるだけでなく節税や収入源の複数化を図ることでファイナンシャルインテリジェンスを身につけることが必要である。

自分のビジネスを持つことの重要性

自分のビジネス=起業を指すわけではない。
本当の意味で資産を増やし、それを維持することを意味している。

昼は仕事をしながら投資をする等でも良い、株式投資、不動産投資などの兼業でも十分である。
自ら起業をすることはやった人間にはわかるが大変であり難しい。

課税の歴史と国家予算

課税とは元々は富裕層への罰であった。
しかし政府は一度お金の旨味を知ると食欲が止まらず中流以下にも広がり今では下層いじめになってしまった。
また一度入った税収は使い切れないと次年度の予算が下がるため、使い切る→翌年の予算が上がる→税収手段を増やす
このループである。

日本の国家予算も毎年過去最高の予算とかってよく報道されてる気がしますね。

法人が好まれる理由2つ

法人(会社)とは生命のない法的実体である。
建物でも従業員を指すわけでもない、金持ちが会社を好む一番の理由は法人の所得税率が個人より低いからである。
また、支出も一部経費にして税を払う前の段階の数字を収入から引くことができ、節税することができた。

4つのファイナンシャルインテリジェンス

①会計力
お金に関する読み書きの能力、数字を読む力、ビジネス、投資を築くのに必要なスキル。

②投資力
お金がお金を作り出す科学

③市場の理解力
市場が需要と供給で成り立っていることを理解する。
買う人と売る人の需要と供給で成り立っている。

④法律力
会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。
合法的にゲームをする。

不動産でも株式投資でも貴金属でも物を売って富を築くのに必要なのはこの4つを組み合わせた基本的な土台である。

本当の知性のある人とは

世の中には新しい考えが自分と合わないと、あれこれ理屈をこね回したり必死で自説を弁護しようとする知的な人がたくさんいる。
この人たちの頭の中にあるいはいわゆる知性は傲慢さと一緒になって無知と変わらないものとなっている。
本当に知性のある人は新しい考え方を喜んで受け入れる。
なぜなら新しい考え方がこれまでに蓄積された考え方と一緒になって強力な武器になることを知っているからである。

これね、すご~くわかるんだよね(笑)
ごく身近にこういう人がいるから、それに疑問を抱くこと何度かあったけど最近自分の疑問は正しいのかもしれないなと認識することが多い。

エレノア・ルーズベルトの言葉

アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻の言葉である。
「自分の心に聞いて正しいと思うことをやることだ。なぜならいずれにせよ非難を受けることになるからだ。
たとえ何をしようと、また何もしなくても文句を言われる」

要はやりたいことはやれってこと。
人生は短く一度だからこそ、行動はした方がいい。




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