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2024年に読んだ本 3

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2024年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書く記事の
第3弾です。

去年からの記事を
全てマガジンにまとめてますので
こちらもお時間ある時に是非
お読みください

去年と同じように今年も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。

めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで

タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと深く関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)








『婚活中毒』 秋吉理香子


1冊目です。
これは6年ほど前に刊行された
小説ですね。

なぜか今の時期に
Amazonの本のサブスクの
オススメに上がってきて
気になったので読みました。

結婚
特に「婚活」をテーマにした
短いお話が4つ入った短編集ですね。

婚活という
割と絞り込まれたテーマなので
一つ一つの作品の内容が
被ってしまっていたり
近かったりするのかな
って読む前は思ったりしたんですが

全くそんな事無かったですね。

僕は婚活をした事がないので
全く知らない情報も出てきたんですけど

斬新さを損なっていないのに
ちゃんと物語に入り込めるんですよね。

すごく読みやすくて面白かったです。

この著者の方の小説は
初めて読んだんですけど

他のも読みたいなって
感じましたね。




『コンビニ人間』 村田沙耶香


2冊目です。
これはちょうど8年ほど前
僕が大学に入りたての頃に
刊行された小説ですね。

一昨年、1回読みまして
再読です。

僕はあんまり
同じ本を読む事ないんですが
ちょっと事情がありまして
もう1回読むことにしました。

初めて読んだ時と
あまり印象自体は
変わらなかったですけど

細かい新しい気づきみたいなものが
ありましたね。

この作品はね、
「普通」、「他者との違い」などを
主題として
「コンビニ」が1つの
大きな舞台になっているんですけど

著者の方が
長い間コンビニでアルバイトをされていて
その経験とかが
すごく内容に活かされているんですね。

僕もね、今現在も
コンビニでアルバイトしているので
すごく共感できる部分が多いんですよ。

コンビニってね
場所や時間帯、店の環境によって
全然違いますから

コンビニあるあるって
結構難しいんですよね。

僕がね、個人的に
コンビニって
こうなりがちだよね
って感じていたとしても

僕が普段働いていない夜勤帯に
違う店舗で働いているスタッフの方からしたら

そんなん思ったことないわ
ってなる事もよくあるんですよ。

そのくらい違いがあるのに
この作品に出てくるコンビニ描写は
すごく的確で

他の人が読むと抽象的なのに
コンビニで働いている人間からすると
それぞれの解像度を持って
共感できるような事柄が
沢山出てくるんですよ。

それらの一つ一つが
「普通」や「他人との違い」といった
この小説の主題を扱う上で
非常に適したフィールドに
なっているんですよね。

例えばね、
コンビニで働いていると
自分がレジ横に設置されているコーヒーマシンと
同じように
店舗の一部に思えてくる
というような表現が出てくるんですけど

これはね、まさにそうなんですよ。

僕ら、コンビニに連勤することも
ありますから

そうなると
コンビニで働きながら
コンビニでご飯を買って食い
コンビニのドリンクを飲み
コンビニからお金を貰って
コンビニで動くんですよ。

その間生活の全てが
コンビニで完結していて
自分自身が
コンビニの一部であるような
感覚に陥ることがあるんですよ。

そしたらね、
コンビニで働く全ての人間が
同じようになりそうですけど

そうならないのは
一つ一つのパーツが
少しずつ違うからなんですね。

その少しの違いの
組み合わせによって
全く違う人間が出来ているように
感じるわけですよ。

2回読むとね
著者の方の書きたい事
伝えたい事が
最も伝わりやすい形で
すごく短い文章で
まとまっている事に気がつくんですよ。

あんまりこういう表現したくないですけど
いわゆる「普通」寄りの人も
「普通じゃない」寄りの人も
楽しめると思いますので
是非読んでみてください。





『ルビンの壺が割れた』 宿野かほる


3冊目です。
これも、7年ほど前に刊行された
小説ですね。

色んなSNSとか
書店の文庫本コーナーなどで
何度も話題になってましたし

よく見かけたので
気にはなっていたんですけど

最近やっと読めました。

Facebook上でのやり取りのみで
物語が進んでいくんですね。

衝撃のラスト
みたいな宣伝文句をつけられるような
作品ですから
完全にネタバレ無しで
思った事だけ書きますね。

僕はね、
個人的には
読む前に予想していたような作品とは
全然違いました。

全く毛色が違う作品でした。

でね、
もしですよ

もし例えば
僕がね
大物作家だとして

文学賞の審査員を
任されたとしますよね

そんな時に
この作品を出されたら
めっちゃ困りますね。

「ん〜〜〜」
ってなって
そのまま何も評価出さずに
誤魔化したいですね。

ただね、
圧倒的に読みやすいですし
面白いので
是非読んでみてください。



はい、今日はここまでです。

ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。

ではまた明日

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