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展覧会レポ:「当意即妙」展でミャンマーの現状に触れる。デスマスクや願い舟の意味とは?

【写真12枚】
 京都、四条烏丸から徒歩5分の場所に、京都芸術センターがあります。そこでは今、展覧会「『当意即妙』#芸術文化の抵抗戦略」が開催中です。

入口

■information
「当意即妙ー芸術文化の抵抗戦略展」
会場:京都芸術センター
住所:京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
電話:075-213-1000
期間:2024年1月12日~2月19日(会期中無休)
観覧料:無料


3本指

壁には多様な言語でメッセージが書かれています

 様々な立場の方がいらっしゃるでしょうから、今回は展示されている作品の紹介だけをさせていただきます。
 ミャンマーの今を考えるきっかけになれば幸いです。

「自由と平和な表現を WART(ワート)」1コマ漫画やイラストなど

 ミャンマーの状況を伝える作品たち。一枚一枚、必死さはありつつもユニークに、表現されていました。

篠原ユキオ氏の作品 国軍への抵抗を示す「3本指」をたてた標的¹

 WART(ワート)は、「言論・表現の自由・若者の未来」をコンセプトに、自由と平和な表現活動を支援する団体です。

レトロな建物

廊下に置かれたオブジェ

 廊下を歩き、別の展示室へ。廃校になった小学校らしく、レトロな気分になります。

ビルに囲まれた校庭

注:

 これより下には、デスマスクの展示があります。
「クーデター以降の暴力の犠牲となった人々の顔をモチーフとしたマスクを、その手で制作してきたアーティスト『カミズ』のプロジェクト」³だそうです。

制作に参加

「願い舟」の作り方と折り紙

 わたしも、折らせていただきました。

 展示室の内部は、中央に釣られた湖、そしてマスク。
 展示室の制作過程がYouTubeにあります。

デスマスク

 この場の空気は、葬儀場の荘厳な空気が一番ちかいです。

 亡くなった方のお顔が紙で表現されてます

 どれも違う顔、違う表情です。

死を想う²

「2021年2月1日ミャンマーで国軍がクーデターを起こしました。反発する民衆に対して、軍は武力弾圧を続けています。民間報道機関の活動許可がはく奪され、国営メディア以外の報道は制限されるなど、軍による厳しい情報統制下に置かれています。」¹

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 今日はこれで失礼します。

二宮金次郎さんが見送ってくれました
ソース;
 ¹:南ギャラリー展示説明より「WART~ミャンマーの今を考える~」
 ²:「当意即妙」アーティストステートメント
 ³:フライヤー「当意即妙」主催:居原田遥、京都芸術センター


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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