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カフェ 開業までの道のり

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カフェ開業に至った背景や、開業までの準備をつづります。
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#飲食店開業

通販と、ゴミ

コロナの影響で、店のオープンを延期した。桜が満開の頃に多くの人を迎えたかったけれど、こんな状況では致し方ない。桜は来年もまた咲くだろう。

オープンを延期するのは簡単だけれど、ではそこで少なからず発生したであろう売上を他でどう作るか。それが悩ましくてずっと考えていた。

こんなツイートをした通り、まだ何もお客さんと関係値を構築していない中でオンライン上で何か取り組むのはイメージが湧かなかった。

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自宅兼カフェという、"いる"がベースにある場であること

自宅兼カフェという、"いる"がベースにある場であること

前職の後輩からこんな本をすすめられた。

デイケア施設を舞台に、"いる"ことの難しさや価値について個性豊かなスタッフ・メンバーとのエピソードを通じて論じられたガクジュツ書だ。

この本の核心部について語ってしまうとある種のネタバレにもなってしまうので控えるが、これからカフェ(と表現するのも違うのだが)をはじめようとしている身として確かな気づきを得られたので、ここに残しておこうと思う。

"する"で

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言語化と解像度の世の中で、曖昧さを大切にしたい

言語化と解像度の世の中で、曖昧さを大切にしたい

言語化ってそんなに重要ですか?

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昨日、久しぶりの後輩と会う機会があり、nagiに来てほしいターゲットってどんな人なの?どんな雰囲気の店なの?と聞かれた。

あれこれ試行錯誤して伝えてみようと思ってみたものの、諦めた。というよりも、それは違う、と止めた。

言語化することで解像度が高まることは確かだけど、解像度が高いってつまり『その他との境界線がはっきりしている』ということであり、『フレ

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答えは己の中に。気づきは己の外に。

答えは己の中に。気づきは己の外に。

年も明けて、nagiのオープンもいよいよ近づいてきたわけだけど、昨年末、こんなツイートをした。

ぼくらの作っているものをこうして世に晒してみて、思わぬというか、あ、そうか、と腑に落ちたリアクションをたくさんもらった。

それは、『美しい』『作品』という言葉。

載せているのは焼き菓子をメインに、花や器、コーヒーの『写真』なのだけれど、不思議と『いい写真』とか『美味しそう』というリアクションは少な

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2020年春にOPENします

2020年春にOPENします

今春オープン予定だったnagiですが、
諸事情で来春、2020年の春オープンに延期しました。

大それた理由は特になくて、単純に気の合う工務店さんのスケジュール的にそれが最短だったから、この1点です。長年の夢をかたちにするわけなので、「この人たちにお願いしたい」という気持ちは譲ることはできませんでした。

今春オープンを楽しみにしてくれていた友人たちには申し訳ない気持ちですが、よろしければまた来年

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