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小学校教師。 自分のスキを届けたい見つけたい。 本のこと。嵐のこと。大谷翔平と野球のこ…

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小学校教師。 自分のスキを届けたい見つけたい。 本のこと。嵐のこと。大谷翔平と野球のことなど。

最近の記事

寂しいの

 寂しい日ってあるよね  何があったってわけじゃないの  なんなら家族もいるし  連絡すれば友だちと  つながることもできるの  でも寂しいの  呑みすぎたのかもしれない  感じすぎたのかもしれない  認めてほしいわけでも  褒めてほしいわけでもないの  ただ自分の中に生まれた暗闇を  どうにかして埋めたいだけ  自分にもいいところがあるとか  プラスに考えたほうがいいとか  知ってるの そんなことは  いつもそうしてる  愛してくれる人がいる  愛する存在がある  今

    • ネガティブ最強説

       ポジティブシンキングで、プラス思考でいよう、といつの頃からか後ろを向くことが良くないというような風潮になった。  私は逆境に弱く、自分の言動をふりかえることも苦しくて耐えられない。だからポジティブでいようよ、という世の中の流れは救いではあった。そうか、逃げていいのか、ふりかえらず前を向いていればいいのか。なんてすてきな思考。私はその考え方を得てから、夜に得体の知れない大きな恐怖に襲われて眠れないこともほとんどなくなったし、人の目を過度に気にして辛くなることも減った。生きや

      • こっち側とあっち側

         少し前になるけれど「午前0時の森」の最後のゲストの回を見た。  二宮和也がゲストだったからなんだけど、それを差し引いてもとても興味深い番組。最終回とのことで惜しい。もっと早く知りたかった。  私は完全に「こっち側」の人間だと改めて認識。自尊感情高めの方は「あっち側」。ニノは、誰もが認める大スターだし、さぞかしキラキラした世界の人かと思うけれど、ファンなら誰もが知るこっち側。  面白いなと思ったのは、カウントダウンライブで、「和也」と書かれたうちわがいつもより多く、つい調

        • 生きている時間は有限

          #今年やりたい10のこと  50歳に近づいた頃から、途端に自分の「死」が現実的に感じられるようになった。今この瞬間も死ぬ時に向かって進んでいる。だとしたら、今日という日を無駄に過ごすわけにはいかない。  無駄のない時間の使い方って何か?と考えたとき、今の自分は「人のためになることをする」ことだと考える。何も、ボランティア活動とかそんな大きなことではなく、みんなでいる場の雰囲気をよくするための努力をするとか、誰かのことを考えるとか、もちろん困っていたら声をかけるとか手助けする

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          映画アナログ

           「一緒に見たかったなあ」 そうかわいらしく言えたら、これまでももっとうまくいったこともあるんだろうな。いや、だからこそこれまで、ええ感じの距離感を保って、うまくやってこれたのかもな。 夫の話です。 映画「アナログ」を見に行きました。穏やかで温かくて、見終わった直後は全人類に優しくなれる気分…。 邦画いいな、二宮くんいいな、愛情っていいな…。まさに誰かに好きだと言いたい気持ちでいっぱいなのですが、生憎映画は一人で見てた。一緒に映画館まで行った夫は「沈黙の艦隊」が見たいとそち

          映画アナログ

          君たちはどう生きるか

           日本の多くの人たちがそうであるように、わたしも宮崎駿作品と共に生きてきた。初めて見たのはたぶん「天空の城ラピュタ」で、中学生だったと思う。その後、「となりのトトロ」は誇張でなく100回は見た。失敗したり嫌なことがあった日に流すトトロは、わたしにとっての精神安定剤だったから。それからも様々な作品に様々な思い出がくっついている。  そんなわたしを知ってるから、夫が「君たちはどう生きるか」を観に行こうと誘ってくれた。夫には悪いが、できれば一人で観たいと思っていた。大勢がよくわか

          君たちはどう生きるか

          50歳というステキ

           今年で50歳になる。半世紀も生きてきたのかと驚く。子どもの頃、または若い頃の50歳は圧倒的に大人だった。そんな大人になれてるのかどうかはわからない。    年齢を尋ねるのは失礼だという風潮があるように思う。また聞かれた大人が「気持ちは20歳かな」などと答えているのを聞く。なんでやねん、と思う。年齢が上であることが恥ずかしいということか?  小学生の子どもたちもよく聞いてくる。ちょっと笑いながら、先生、答えるの嫌がるやろな、という気持ちをこめて「先生、何歳?」と。「49歳や

          50歳というステキ

          喜びの表現に思うこと

           WBCが終わってしまった。ずっと楽しみにしていた。大谷選手が出場すると決まってからはなおさらである。練習試合から本戦まで、ずっと幸せだった。こんな最高峰の試合を、毎日のよう見られるなんて…。1年間ずっと続けてほしい、心から思った。  まあしかし、そんなことがあるはずもなく、たまにあるから特別であるわけで。わかってるんです。でもほんとに楽しい時間だった。  心に留まったシーンはたくさんあるが、動画で何度も見直したところは、メキシコ線の周東選手のベースランニングからのホーム

          喜びの表現に思うこと

          あーなんてすてきな日だ!侍ジャパンメキシコ戦

           先日、担任をしていた6年生の卒業式でも、涙を流すことなく、「元気でな!ばいばい!」とお別れした私が!涙が止まらないのです。  7回裏、なかなか追い付けなかった3点差を、一気にうめる吉田の奇跡のスリーランで3-3。しかし8回、それまで全く打たれる気配がなかった山本がつかまり失点、3-4。色々わけあって近い存在の湯浅が出てきて、無駄にドキドキする。好投するも1点追加され、ベンチで帽子をたたきつけ悔しがる湯浅。もうだめか~と思った裏の攻撃、相手ピッチャーの具合が悪く、結果、山川

          あーなんてすてきな日だ!侍ジャパンメキシコ戦

          大谷翔平のセーフティバントに感動が止まらない話

           いやーすごかった。WBC日本VSイタリア戦。もっと緊迫したギリギリの試合になるかと思っていたけど、結果的には圧勝。村上復活の二塁打や、吉田のさすがのホームラン、大当たりの岡本など色々てんこもりでしたが、やはり勝利のカギは大谷翔平だと思います。  野球って流れのスポーツだよね、と、息子たちのスポ少や中学、高校での試合を見ながら、よく周りの大人たちと話した。大体スポーツってそういうもんだと言われりゃその通りなのですが。サッカーやバレーボールと違って、明確に「攻撃の時間」「守備

          大谷翔平のセーフティバントに感動が止まらない話

          野球とビールと私 

           子どものころ、父親は野球のオニだった。週末は自分の草野球の試合で不在。息子(私の兄たち)がスポーツ少年団の野球チームに入ってからはコーチを務めていた。そして大の巨人ファンであったため、口癖は「巨人の監督をオレにさせてほしい。」で、ビンのビールをコップにつぎながら熱く野球論を語る。そんな風だから、野球のナイター中継を見始めるとそれに夢中で、他のことは何も耳に入らない。その状況に腹を立てた、日頃からやや乱暴な母親の口癖は、「だれか東京ドーム、爆破すればいいのに。」  そんな家

          野球とビールと私 

          志摩スペイン村の紹介をひかえめに

           さて、今日は三重県志摩市にあるスペイン村に来ています。お天気もよく快適。  こちらは1994年に開園したテーマパーク。およそ開園当時から、なんだかんだで頻繁にではないけどコンスタントに訪れている場所なのですが、久々に訪れて驚きました。平日なのに人がいる。遠足の小学生以外の大人がいっぱいいる。それに驚くのはどうかと思いますが、だってここは人がいないことが売りの場所だから。  スペイン村は、いつでも空いているよ、並ばずに乗り物に乗れるよ、と公式に自虐で売り始めたところ。DL

          志摩スペイン村の紹介をひかえめに

          倉本聰が評価する二宮和也

           今回、二宮和也さんがブルーリボン賞の主演男優賞に選ばれた。「タング」のようなやる気のないダメ男は、彼にとてもよく似合う。その上ロボットのタングの動きも演じているというのだから驚き。そして「ラーゲリより愛をこめて」の魂の演技。賞は納得であるし、嵐のニノではなく、二宮和也が評価されているのはとてもうれしい。  二宮さんの受賞のコメントの中に、倉本聰さんのお話があった。彼曰く、ブルーリボン賞をもらうのは二度目だと。一度目は以前に一緒にお仕事をした倉本さんが、二宮はとてもいい芝居

          倉本聰が評価する二宮和也

          ラーゲリより愛をこめて

           私は映画やドラマなどを見て、涙を流して泣く方ではない。胸にグッときて心は動かされるが、それが涙には直結しない。人がたくさんいる映画館で見る映画などなおさらだ。歳をとると涙腺がゆるんで…と話すのを聞くが、私は若い頃の方がもっと様々なことに感動していた気がする。このまま私の感受性は枯れていくのか?感動で泣けるものに出会いたい。そんな私の前に現れた「ラーゲリより愛をこめて」である。  あらすじは、とても上手に紹介してくださっているものがたくさんあるので、そちらを読んだり見たりし

          ラーゲリより愛をこめて

          櫻井翔と母と私

           82歳になる母は、櫻井翔が好きだ。「あれ、翔くんが出てる!」などと明るい声を出しながら笑顔でテレビの前に寄っていく母を見て、当初は自分の目と耳を疑った。あの母が、アイドルを好きになり、それを平気で口にするなんて。  とにかく真面目で慎ましやかな母だった。父は田舎では、そこそこの給料をもらう仕事をしていたらしいが、専業主婦で家計をきりもりする母は、周りの人たちにうらやましいと思われるようなことがあってはいけない、という価値観の持ち主だった。家こそ狭いながらも一軒家だが、田舎

          櫻井翔と母と私

          45分の授業をデザインする  ~若い教師のみなさんと、これから教師を目指す方々へ~

           これまで中学校、小学校の数々の授業を見せてもらって、いい授業だなぁ!と思うものには共通点がある。現在、もちろん研修の時間はあり、先生たちも一生懸命勉強しているけれど、義務的な雰囲気もある。特に部活動などに忙しい中学校現場ではなおさらである。そういった授業論を以前は放課後の職員室や、自主的なサークルの集まりのような場で、時にはお酒など呑みながら、テキトーに、けれど熱く繰り広げることができたが、ブラックだと言われる昨今の学校現場では、良い授業を追究するより、トラブルなく一日を過

          45分の授業をデザインする  ~若い教師のみなさんと、これから教師を目指す方々へ~