20161126トレイルランニング

禁煙と健康とトレイルとマラソンと Vol.1

インタビュー初回は健康オタク?でマラソンやトレイルランの大会にも参加されている4494さんです。

4494さんは会社勤めのかたわらマラソンやトレイルランの大会に出場さており、食事や健康にもかなりご自身のルールを設けられています(昼はサラダのみ!や走る前日以外は炭水化物をあまり摂取しないなど...)。そんな4494さんに今回は健康に目覚めたきっかけについてお話を伺いました。

※4493さん(以下敬称略)は医学的な専門家ではなく、ご自身の経験を元に語られています。あらかじめご了承ください。

【健康に目覚めたきっかけ】

Isaac:健康に目覚めたきっかけについて教えてください。

4494:もともと喫煙者で1日40本吸っていたんです。

Issac:マジですか?

4494:はい。法律に触れない年代から20年近く吸っていました。銘柄はハイライトです。それまで健康に気をつかっていなくて、38歳ぐらいの時に風邪を引いたのが一週間くらい続いたんです。

Isaac:はい。インフルエンザだとそのくらいになりますよね。熱はどのくらい出たんですか?

4494:38度が3日くらい続いて咳が止まらなかったんです。2週間たっても止まらなかったんです。で、症状が寝てるときはラクなんですけどで起きているがヒドイんです。

Isaac:寝てるときがラクなんですか?なんか変わってますね。

4494:そうなんです。普通とちがう感じしません?

Isaac:しますします。

4494:で、なんだろうな、3週間ぐらいかな、続いていたんです。で、病院に行って、今まで呼吸器系の病気になったことがなくて行ってみたんです。で、行って症状を言ってみたら不思議そうな顔をされて「よくわからん」て言われて、じゃあレントゲン撮ってみよかってことでレントゲンを撮ってみたんです。

Isaac:はいはい、そうですね。(レントゲン)すぐできますよね。

4494:レントゲンてそんなに時間かからないじゃないですか。30分ぐらいですかね。そうしたら呼ばれて、「(レントゲンで肺に)影のようなものが見えるんです」て言われて。まさに!

Isaac:はいはいはい、影がみえる...。完全にヤバいかなって思うやつですよね。レントゲンでわかるって言ったら相当ですもんね、もし癌とかでだったら。

4494:ヤバいじゃないですか、で、来週CT撮りましょうて言われて...。で帰って...。

Isaac:え?その日CT撮らなかったんですね。

4494:そうなんすよ、来週になっちゃったんですよ。(笑)で、そこから一週間生きた心地がしなくて...。

Isaac:まあまあまあ...。

4494:それでいろんあブログとかを読むんですよ、それ系(自身の症状に似た)の!

Isaac:なるほど、「肺に 影が」で検索みたいな?

4494:そうそう、それで同じような症状があるんですよ。風邪だと思っていたら一カ月くらい咳がとまんなかったり、咳は出ないのに呼吸すると違和感を感じるのをいろんなブログであって...。

Isaac:はい...。

4494:で、みんなお亡くなりになってるんですよ。(笑)

Isaac:ヤバいですね。完全にアレですね。

4494:めっちゃ怖くなって(笑)、まあそれで(癌に)なっていたら今更なんですけど、そこで(煙草を)止めようと思ったんですよ。とりあえず無駄な抵抗かもしれないけど(笑)

Isaac:抗(あらが)おうと思ったんですね。なるほど。(笑)

4494:抗(あらが)おうと。ビビりすぎて全然煙草なんて吸わなくて、まったく。

Isaac:一日40本吸ってたんですよね?ピタッとですか?徐々にじゃなくていきなりバスっと切ったんですか?

4494:はい。で、たばこ喘息だったんですよ。

Isaac:たばこ喘息?

4494:COPD(※1)?

Isaac:はい、COPD!はい知ってます。僕もそれじゃないかって言われてたんです。はい。

4494:いくつかあって、肺の細胞が死んでるんですって、これはマジで。それが影で映ってて、生命にはなんでもないってことでそれで先生に聞いたことで一つ衝撃的なことがあって。

Isaac:はい。

4494:実はいまだに煙草と肺癌の関連性はありませんって言うんですよ。で吸ってもいいって思うじゃないですか?

Isaac:はい。

4494:で、呼吸器系の病気は100%因果関係があります…。て言って体のナントカ値てのがあって、測ったら普通の人より少ないんですよ。普通の人は99とか、肺病の人は80とかなんですよ。自分は96とか5なんですよ。【※ここで言われているのは血中酸素濃度のことです:2016年11月30日追記】

Isaac:でも若干じゃないですか?

4494:これが全然違くて。

Isaac:そうなんですか?

4494:1違うだけで全然違うんですって。90っていうのはもう苦しいレベル。

Isaac:ああそうなんですか?

4494:もうハアハアして、ちょっとこういう(酸素吸入機から空気を吸うジェスチャー)マスクをつけて。で96だとかだと結構もう苦しいはずだって言われて...。

Isaac:う~ん。

4494:怖いんですよね。

Isaac:ヤバいですね。

4494:で、じゃあ煙草止めれば治るんですかって聞いたんです。ああ治りますって...。

Isaac:治るって言われたんですか?

4494:じゃあ止めるわーって、また元に戻るんだったら。ただし、今後の人生でこれから一生懸命運動とかしてやると酸素を吸う量はちゃんと戻ります。スポーツをすればもっと人よりも良くなります。だけど、吐く、二酸化炭素を吐く量は一生変わりませんって。

Isaac:へぇ~

4494:壊れた肺は元には戻らないので、吸う量は...。

Isaac:摂取する量は多いけど...。

4494:多いけど。吐けないんで、(肺が壊れて)二酸化炭素を残った状態なんでそこの苦しさは一生治んないですと。吐けないんで、もう結局今からどんだけやっても今のレベルしかキープできませんよと...。

Isaac:はいはい。

4494:吸うことはできると。だから激しい運動はもちろんできるけど基本的なスペックは落ちっぱなしなんですよ。

Isaac:なるほど。

4494:なんで、まあ今からやっても。まあホント(医者から)すごい厳しい事言われてますけど(笑)貴方のこれがあなたのMAX値ですって。

Isaac:今、現在が最高値だっていうことですね。

4494:そう。維持してくださいって。その一言で完全に煙草を止めようって思ったんですよ。

Isaac:え、でも(CTを)受ける前の一週間で(煙草を)止めたと言われて、それからホントに一本も吸ってないんですか?

4494:一本も吸ってないです。あれぐらいですね。あの...ネオシーダー。

Isaac:ネオシーダーて何すか?

4494:医療用の煙草の形をしたっていうか煙草なんですけど煙を吸う喉の薬があるんですよ。

Isaac:へぇ~

4494:普通に薬局でも売ってます。

Isaac:あ、そうなんですね。

4494:禁煙者、禁煙しようとしている人がでも煙草吸いたい(時)ニコチンとか、タールが入っていない...。(2016年12月18日追記:若干のニコチン、タールは含まれているようです。)

Isaac:入っていないんですか?

4494:ただ単に薬なんで

Isaac:へぇ〜

4494:煙は出るんだけど薬剤だけなんですよ。というのがあってそれを何本か吸った事があります。

Isaac:それは口寂しさからなんですか?

4494:いや、あのねぇ、たまたま大阪に出張した時に風邪ひいて飴舐めすぎて舌がザラザラになっちゃって...なんかわかります?

Isaac:いゃ〜チョットわからないです(笑)あ、でも何となくわかります。なんかこう...。

4494:ただれるんですよ、

Isaac:あーはいはいわかります。

4494:喉が痛くてどうしようと思って、そしたらネオシーダーがあって、これなら舌は大丈夫だろうなと思って。

Isaac:なるほどなるほど

4494:で、吸ったくらいで。

Isaac:(COPDがきっさけ)で、健康に目覚めたと。

4494:ほいで、健康に目覚めたて、で結局いろいろな本を読むと、煙草をやめると色んな変化がありますと。

Isaac:はい。

4494:何年すると肺が戻りますとか。10年くらい経つと一般の人と同じレベルまで...。

Isaac:肺病が?

4494:いえ、キレイになる。

Isaac:あ、良く(TVなどで)ある肺が真っ黒になる(写真)ってのがキレイになる。

4494:そうそうそう。でもニコチン脳ってのがあって、それは一生治らない。

Isaac:ニコチン脳?

4494:何かって言うと、普通の正常の人というか、今までまで煙草を吸った事が無い人が煙草を摂取しても、気持ちいいとかそういう感覚にはならない。

Isaac:なるほど。

4494:だけど一度ニコチンを吸って経験をしている人は、どんなに、50年吸わなくて、ある日(煙草を)を吸っても美味しいと感じれるんですって。

Isaac:なるほど。

4494:でニコチン脳って脳なんです。

Isaac:それは脳が覚えちゃうって事なんですね。

4494:覚えちゃうんです。でいつ止めようとも、どんだけブランクあけようともすぐ戻るってのがあるんです。それを要はなんて言うんですかね、麻薬じゃないですけど、他の代替えの脳からドーパミンを出すような物質を探さないといけないんです。

Isaac:なるほど。

4494:普通の人は必要ないんだけど、一回煙草を吸った人ってね、その快楽を代替品に求めるんです。

Isaac:代替え行為が必要だって事なんですね。

4494:それはコーヒーでもいいですし、カフェインで

Isaac:カフェインで

4494:麻薬はまあ、ないけど、とにかく嗜好品を求めるんです。でもそれはどうしようもなくて。で、いろんな人のこうなんかちょっとさらにブログを読むと、みんな同じような気持ちになってんすけど、

Isaac:はい。

4494:走ることが、こう、走ると結構、すごい脳内物質がドバドバ出てるんですね。それがけっこう気持ちいいらしくて。

Isaac:はい。

4494:それからね、(走ることに)ハマったんすよね。

Isaac:はいはい。

4494:それがきっかけです。

※1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)

インタビューは続きますが、今回は4494さんが健康と走る事に目覚めるきっかけについて掲載しました。次回はこのままトレイルやマラソンについてお話を伺っているのでそれを掲載します。

今回は以上となります。最後までお読み頂きありがとうございます。

P.S 本記事は以上ですがご購入という形で応援頂けたならばうれしいです。

Isaac

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?