日本とモンゴルは相撲でつながっている

昨日の夜に羽田空港を発ち、深夜には北京に到着していた。北京では乗り換えを待つために7時間ほど待つ必要があったのでベンチでごろんと寝転んで待っていたら、ほどなく朝がやってきて、そそくさと8時30分頃のフライトに乗り込んでみたら、2時間ほどでモンゴルに到着。なんと近いもんだ。

所要時間だけで言えば、なんとなく大阪あたりから仙台に夜行バスで移動した後に盛岡駅までいくような時間ではないか。なんだか普段通りだぞ。


さて、そんなことはさておきモンゴルのチンギス・ハーン空港に到着し、入国の手続きをササっと終わらせて入国である。

モンゴリアンなのか中国人なのか見分けはつかないが、向こうもそう思っているだろう。ちなみに中国人に麦わら帽子仲間がいたので撮影しただけ。



空港はそんなに大きいわけでもなくこじんまりしたものだ。ブータンの空港に似ているかもしれないが、まあブータンは本当に本当にこじんまりしているので、もうすこし大きい。確実に伊丹空港よりは小さいと思う。



さて移動であるが、タクシーを使うことにした。

渋滞に巻き込まれるとものすごく残念なことになりそうなので、最初はまずタクシーにしようということで、タクシーに決めた。タクシーでざっくり20キロくらいの距離で、45分くらいの旅であった。


道中は工事現場でゴチャゴチャしており、でっかい集合住宅を作りまくっている。これから国際空港周辺にどんどん建物を建て、発展させていく計画がうかがえる。最初からこんだけでかくて高い建物を建てているのだけれど、どんだけ高層ビルが立ち並ぶ街をつくるつもりなのだろうか。


これちょっと写真はわかりづらいけど、HARUMAFUJIと書いてある。
モンゴルにある日馬富士が建てた学校のようだ。

来るまでまったく思いつきもしなかったけど、そういえば僕はモンゴル出身のお相撲さんたちが横綱になったりして、バリバリ活躍して、じゃんじゃん稼いでいる日本からきたのではないか。うっかりしていた。そうだった。



日本で言えばイチローのような活躍だろうか、いやそれ以上だろうか。まあこうしてスクールを建てているけれど、おそらく私財を出してつくったものに違いない。なんか日本の国技としての相撲産業が、モンゴルという国の英雄を生み出していることを実感した。

タクシーのおっちゃんは行き先がモンゴル語じゃないとわからないらしく、英語がわかる人に電話して、電話口で行き先を伝えると、電話口の人が行き先を伝えてくれるというよくわからない遠隔翻訳アナログシステムが働いていた。いやシステムはなんも働いてないか。



さてモンゴルの通貨はトゥグルクというもので、今は1円=約25トゥグルクというレートである。バスに乗って首都ウランバートルの中心地までいくとなると、500トゥグルクなので、ざっくり20円である。ただし、最初っから混雑でテンションが下がるのもツライので最初はタクシーにした。

お値段であるが、タクシーのレートが1キロ=1500(60円)トゥグルクなので、20キロほど走って25000(1000円)トゥグルクということで、すこしオマケしてもらった感じである。よかよか。



到着してみると、知らない国にいってみるとあるあるのことだが、思いの外ビルがけっこう建っていて、なんだかおどろく。写真に収めた以外に沢山のでかい建物がどんどん建っていて、思ったより発展していく兆しを感じる。



狛犬がいるのはなんだろうか。11日からはガイドにきてもらう予定なので、狛犬のことも聞いてみようかなと思っている。


とりあえず日本の狛犬よりもちょっとだけフヌケた表情の気がする。


スタバもあるが、おしゃれなカフェもあって、都会である。



都会のど真ん中にあるゲストハウスに到着して、今日からとりあえず三日間はこちらでお世話になる。



小腹が空いたので街を散策していると寿司屋があったので、日本人としては見逃せないなーと思ってちょっと戯れに立ち寄ってみる。

ざくっと20000トゥグルク(800円)の創作寿司。日本と変わらないな!



ちなみにこっちでローカルフードも後ほど頼んでみたが、6000トゥグルク(240円)くらいでそこそこのスープとか一品料理が出てくるから、この創作寿司がいかに高級料理なのかってところである。寿司屋が比較的高い。


さて代表的な創作寿司がこちら。いや普通に美味しかった。



知らない国にいくと、必ず買い物のレートを確かめたくなるのはなぜだ。
とりあえずデパートで高いものからざーっと眺めていく。



すると、こしひかりが売っている。輸入だから当然だが、現地のものよりずっと高い。さすがの日本ブランド。誇り高きお米たちである。



あとなんか日本茶もすごく押してくれているが、妙にセンナ茶を押している文化はなんなのだろうか。もしかすると肉食が多いから便秘になっている人とかが多くて、センナ茶が売れるのだろうか。興味深い。



日本でよく見るコーヒーも売っていたけど輸入品なのですこし高い。



ローカルレストランでコーヒーを頼んでみたら、お湯が注がれて自分で作れって感じでポイと渡されて笑った。おもろいシステムである。約20円。



さて、本日のハイライトはこの(おそらく)羊の五臓六腑ぞうすいである。Facebookではっきりと書いたのでここでも書くが、もうケモノ臭がやばすぎてえらいことであった。くさすぎる!!!

「牛舎の匂いがするスープ」・・・240円 

もうこういう風に書いておいて欲しいと思ったくらいだ。いくらか飲んで、ギブアップした。もう五臓六腑スープは頼まない。こわい。



羊肉ハンバーグのプレートだろうか。こちらは美味しく食べられたが、基本的にケモノ臭はあまり得意な方ではないことがよくわかった。



奥の方ではテーブルでおばちゃんたちが雑談しながら仕込みをしていたフリースタイルのローカルレストランであった。



今日と明日はウランバートルあたりは天気が思わしくないようで、ちょっと雨が降っていたが、問題は排水が整備されてないことで各所で水溜まりができてしまって、そこらでビッシャーっと歩行者に水がかかってしまうし、僕もかかってツラかった。日本の道路はつくづく整備されていると感じる。



というわけで、初日は目新しいものが満載であったが明日以降はどうであろうか。明日もまたウランバートルの散策を行う予定である。乞うご期待。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。