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生きづらさを輝きに!NO.90 クセ強すぎるお茶屋のおっちゃん。

義母と、完全同居をしたのが、9年程前。
私たちの家に、増築をして、義母の住んでいた実家の仏壇から御霊抜きをしていただいて、新しく増築した我が家に仏壇を用意し、御霊入れをしていただいた。

それから、何故か、2週間ほど経った頃、義母は大腿骨を骨折し、入院。
それからは持病の糖尿病が悪化し、心臓、腎臓、膀胱、色々なことで、入退院の繰り返しだった。

義母は今、90歳。
昭和8年生まれだ。
そりゃ、色々と苦労もあっただろう。

義母は昔、置き薬を3箇所くらいから取っていたらしく、2箇所は最後のあたりで断ったのだろうけど、最後の薬屋さんが、置くだけでも良いので置いて下さい、使わなくても良いからと言って、うちに来た。
使わないないなら置かないで良いよね?
と思い、ドラッグストアで買うから良いです!
と言って、きっぱり断った。

それから、義母の住んでいた実家に海苔を売りに佐賀から長崎まで来ていたようだが、私は会ったことがない。
良く昔は沢山の海苔を、義母から貰っていた。

最後の方では、恐らく、もういらないからと断ったのだろう。

それから、シロアリ駆除の湿気取りも床下につけていた。
それもかなりしつこかったみたいだ。

昔の人は色々騙されたんだろうな。
そう言いつつ、私たちも、家を建ててすぐに、表札やさんが来た。
小さくてその中では安い表札を買った。

ソーラーや浄水器、子どもの英語のビデオテープなどに、それぞれに何十万も払ったこともある。

アラフィフの私はもう、流石にその手の訪問販売などには騙されないが、この前、めっちゃクセの強い、お茶屋のおっちゃんが来た。

うちは、田舎は田舎でも、人目につかない場所でうちに昔来た人が、トトロの森みたいと言っていた。

なので、雨でなければ、家に居る日は窓や玄関を開けっぴろげて、空気を入れ替えることがほとんど。
夫が休みでない日は、玄関は開けてもそんなに長時間は開けない。
しかし、鍵もかけない、家に居るのだから。

この前の土曜日、誰か来たよ!と、車が入ってくるとそうなる。
運送会社の車か、ガス、水道、そんなものだ。
誰も来る予定のない時、誰か来た!となる。
誰?
わからない。

玄関をガッと開けて、奥さーんと呼ばれた。

それからが、もう、私初対面ですけど?確か?と思いながら…

ここの家ば建てた時に来たっですたい。
もう何回か来たばってん。
お茶ば持ってきた〜
来てみんですか〜

と言って、おっちゃんは、軽自動車に戻って、トランクを開け、木箱に入ったお茶っぱを色々出して並べ始めた。

それまで私の話は聞く耳持たず、自分ばかり話している。
確か、義母が買っていたんだ、何となく聞いたような気もした。そして、そんなニュアンス。

俺、前川清の同級生ばい。
連れてこよーか?
それから、前川清さんの息子の話とかしだしたり、お茶摘みにおいで〜 牛丼ばたべさすっけん、とか刑務所に売りに行く話やら、少しの間にすごい沢山のことを話していた。

とにかく口から生まれた人ですか?
と言いたくなるくらいの勢いだった。

家にいた私。
油断しまくっている。
お茶屋はもう一軒、長崎市内から来ているおっちゃんがいて、この前買ったからと言っても、人の話は聞こえていても聞こえないふりをしているのか、自分のことを永遠と話す。

お茶摘みに、外国人が働きにきているようで、最近だいぶ日本語が話せるようになったと言っていた。

いやー、普通なら断る、まあ高いと思えば…
それが安すうしとくけんと言う。
値段を聞いても、まあ、安かった。
このおっちゃん、何か買わないと帰らないなというのと、この馴れ馴れしさ、昔の人はこんな感じで物売ってたんやろな?
私は初対面で馴れ馴れしく話してくる人は苦手である。

そう思い、断るのも何だか、人通りもなく怖い。
娘はいたが、こんな時に、おしゃべりの娘だったら、適当に断ってとも言えるが、今時、色々なことがあって物騒でもある。

子どもの頃、食べ物や着るもの、履くものなどを乗せた、クジラちゃんというトラックが家に来ていた。
すごく田舎だったから、助かっていたと思う。

家の近くまで来て止まり、お店屋さんになる。
うちのばあちゃんたちが、何か買ってたような気がする。
言うならば、それに近い。
何か買わないと帰りそうにない。

それにお客は私1人だ。
何だそのやり方!!となったが、まあ、話のネタにはなるなと、少し遊び心が働いた。
今回は3つ程買って、1,100円、少しの買い物をした。

もう一つのお茶屋のおっちゃんは、おっちゃんと言うより、どちらかと言えば、品の良いおじ様って感じかもしれない。
逆に、口数は少ないが、買わないとなかなか帰らない。
まだそっちのお茶屋の方が私の話は聞く。

お茶の葉もお店で買っても高いから、逆にお買い得だったりする。
そっちのお茶屋さんのお茶は、買うと数ヶ月あるので、助かりはする。
どっち道買うものであるから。

まあ、スーパーで買っても全然良いけど、と思いつつ、また、良く喋るおっちゃんの方も来るんだろうな。

外で働かないで家にいると色々来るし、固定電話に電話が鳴ると、決まって何かのセールス。
セールスの電話とわかると、話の途中で電話を切る。

今度来た時は、こう言おう、と考えておくのは一つの方法。

人間、油断は禁物。
油断大敵である。

騙されないことである。



今日も最後までお読みいただき、心よりありがとうございます^ ^









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