(有料記事・6)育った家が同じでも、長女と三女では、全く違うことを感じながら育ったことに、衝撃を受け、1人の人間として尊重することの大切さを知る。
毎年母の命日は、42年間一度も忘れたことがない。
かと言って、祖父や祖母の命日はパッと思い出せないのだけれど、お盆やお正月、お彼岸などは余程の用事が重ならない限り、お墓参りに行き、お仏壇にもお参りする。
今年はと言うと、もちろん忘れてはいないし、地元にいる長女である姉と日にちを合わせ、前日に、実家で会うようにした。
弟はその日は仕事の関係で家にいなかった為に、前日なら、長女である姉も仕事が休みだから、一緒に行かないかと誘われ、実家の鍵を2人とも、それぞれ預かっているのでその鍵で実家に入った。
以前はかなり命日当日に拘っていたが、この歳にもなれば多少のズレは許せるようになる。
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