記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

使用可能なものを検索して写真を使わせていただいております。

暴力的な表現が苦手で、おとなしい性格の同僚は映画を途中までしか見られず、泣いてしまったと言っていた。いったん私は、気になっていた柚月裕子さま・・の原作を先に読んだ。確かに、映像化するとなれば、なかなかに表現の難しい、激しい描写が幾つもある。汚職警官と新任刑事を中心とした「バディもの」であるその物語を見届け、私は同僚と違う意味で涙が出た。


私は小説の人物設定を少し修正して脳内再生してしまったりする。わざわざ「帽子を被っている」と解説されている主人公は、私の脳内では被っていない。読書に妄想はつきものだと実感しているし、そもそも醍醐味だと思う。でも、先に映像化されている作品だと、その役者の方々が「脳内映画」に出演してくださる傾向がある。(何を言ってるんだ)読了後は、自分の妄想の役所広司さんと松坂桃李くん、およびに柚月裕子さま・・に完全に虜になってしまった。続編の「凶犬の眼」で私の妄想に出演された松坂桃李くんは(も)、

死 ぬ ほ ど か っ こ い い 。


続編を終わらせたくなくて、続編を見たくない

いったん、更なる続編の「暴虎の牙」は私の中では読まないで置いている。こんな勿体無くて面倒な私の性格が、どうしようもなく滑稽なのは分かっているのだが、書店で読んだ1ページ目は驚愕の書き出しだったため、読みたい衝動はいつまでも抑えていられないと思う。

また、映画版の評価もとても高いらしく、冒頭の数十分を拝聴したものの、西日本出身の私からしても、方言の出来がおそらく充分でなくて、凄みのある言葉回しが表現しきれていない印象を持ってしまった。見ないほうが勿体無いので、心の片隅にメモだけしている。


刺激を欲している読書好きの方へ。

この記事が参加している募集

読書感想文