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大学院が本気を出してきた

12月ですね!
昨日で秋学期の前期が終わり、今日から後期が始まりました。
もうすぐ大学院に入学してから2ヶ月が経つなんて信じられない。
長いような短いような・・それぐらい濃厚な日々です。

今は前期だけしかなかった授業は期末のレポートのお題が出て、前期から後期にかけて秋学期ずっとある科目については、中間レポートや宿題が毎日のように出る日々。
何時間もかけて課題を終え提出した!かと思えばその日にまた2つ新たな課題が増えて・・となんだか終わらない追いかけっこをしているような気分です。

それに加えて、年度末までに出さないといけない論文、(私のコースではIndependent Studyと呼ばれています)このテーマを遅くとも1月までには決めないといけません。大学のコースがよくできていて、自分のプログラムのディレクターに論文のテーマや問題意識を提出するだけでなく授業としても論文の書き方というクラスが別にあり、ここでも、授業内容を理解しているかのチェックとして担当の教授に論文のテーマや計画書を提出する必要があります。ただし二つの論文のテーマは同じでも良いのでこの授業を進めることで、自分の研究も少しずつ進むというわけなのです。

しかし・・この論文が本当に曲者です。日本語でも論文という論文を書くのは久しぶり、しかも学部ではなく大学院なのでかなりやり方が厳密・・かつ英語で、というので私としてはもう一つ新しい言語を習っている感覚です。
基本のお作法が全く身に付いていないのでやり方を一から勉強しつつ、論文の中身も考える必要があることから同時に応用もやっているような感覚。自分でも、あー足りていないなあ、論文の書き方が身に付いていたらどんなに良かったのにと思いながら手と頭を動かすのはなかなかにしんどい。
そして論文の中身。私のコースは政策に関係があればほとんどそれ以外の制限がないので自分の興味の赴くままにテーマを設定できます。私以外ほぼ行政のバックグラウンドから来ている同級生は当然ながら自国や自分の仕事の専門領域について書く気満々。しかし私には行政職出身ではないので、本当にどんなことでもテーマにして良い分逆にそれが大変・・砂漠でオアシスを見つけるような気分です。元々関心のある分野はあったものの、それが複数あったことから本当にこのテーマで良いのかな?となかなか踏ん切りがつかず最初の1ヶ月ほどは過ぎてしまいました。入学してまだ右も左も全くわからないところから論文の話があり・論文の書き方の授業もあり・・試行錯誤の2ヶ月弱を経てようやく最近行政のバックグラウンドがない私だからこそ?興味を持つのかもしれないテーマを見つけることができました。

しかし、テーマが見つかっても実はそれはまだスタートにも立っていないのです。今度はそのテーマをどう論文のリサーチクエスチョンに落とし込んでいくかが問われます。これについては、これからとにかく先行研究の論文を読み込んで、これまで明らかになっていることと明らかになっていないことを峻別し、より対象範囲を狭くして考えていかなければなりません。まず主要な論文を探して入手するのにも時間がかかります。英語の論文を探すデータベースもたくさんあるので、どれをどう使えば良いのかも分からずデータベースの使い方のセミナーにも片っ端から授業の合間を縫って出席。そして最初に書いたように今は課題やレポートとの追いかけっこ。そして、その間に論文の書き方のお作法も習っているという。なんならば文献の読み方や読んだ後の情報のまとめ方なども並行しながら習っているという・・ね、なんだか良い具合にカオスな感じになっているでしょ。(笑)
このOJT感がなんだかNHK時代に戻ったようで少し懐かしい・・が、決してこれは嬉しいだけの懐かしさではない。早く道具の使い方やお作法は身につけて、本質的な部分で汗をかきたいです。とはいえ、こうした経験はコースの中身である公共政策はもちろん、これからの一生分の勉強の仕方を学べるな、ということも感じています。ありがたい限りです。

ママ大学院生としては特に週末は家族との時間も確保したいので、平日の日中と、夜子どもが寝てから深夜までの時間が勝負。今日もつい先程大事な課題を1個提出、そして夕方宿題が1個増えた。

このマラソン、息切れをしないように走り抜けようじゃないか。
「師走」、と言いますしね。

皆さんもお元気で、今年最後の月をお過ごしくださいね。

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