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介護施設でも使える体操シリーズ~膝伸ばし~

今回ご紹介する体操は
膝伸ばしのストレッチです!

私は膝の裏を伸ばすストレッチと
利用者さんには伝えています。

このストレッチは
よく太ももの裏を伸ばすストレッチとして
習った方が多いと思いますが
実はこのストレッチだと
太ももの裏はなかなか伸びません。

太ももの裏が伸びるよりも前に
ふくらはぎや膝の裏が伸びてしまい
太ももの裏までは効きにくいのです。

なので私は
太ももの裏伸ばしではなく
膝伸ばしのストレッチとして
日々行っています。

やや前置きが長くなりましたが
早速、今回の体操を解説していきます!



どんな効果があるの?


一時期、
・膝裏を伸ばすと痩せる
・腰痛が治る
・体の不調が改善する
など

いろいろな効果がもてはやされましたが
ここではそのような効果はうたいません。

膝裏には
太ももの裏の筋肉
ふくらはぎの筋肉
そして膝裏の筋肉など
いくつもの筋肉が集まっています。

膝裏を伸ばすだけで
そのたくさんの筋肉を伸ばすことが出来ます。


施設にいる利用者さんを思い浮かべてください
(道端の高齢者の方でもOKです)

膝と腰を曲げて歩いている方が多くないですか?

元気に歩いている方は別として
杖やカートを使用している方は
腰と膝が曲がっている方が多いと思います。

普段の生活から膝が曲がって過ごしている方が
多いということです。

なのでこのストレッチをすることで
膝を真っすぐ伸ばせるようにする
狙いも込めて行っています。



どうやればいいの?


では
やり方を解説していきます。

1、右足(左足)を真っすぐ前に伸ばします
2、踵を地面につけてください
3、なるべく膝をまっすぐに伸ばします
4、膝が曲がらないように意識しながら
体を前にグーっと倒していきます

このように行っていきます。

両足一緒にやることも可能ですが
片足ずつやることで
しっかりと意識して膝を伸ばすことが出来ます。



意識した方がいいポイントは?


この体操のポイントは
膝をなるべくまっすぐに伸ばすことです。

当たり前と思うと思いますが
これが肝になります。

もちろん
頑張っても膝が曲がってしまう方も
いると思いますが、
なるべく膝を伸ばして行ってください。

そのためにも
しっかりと踵を地面につけることも
ポイントの1つです。

足の裏を地面につけると
膝は曲がってしまいます。

踵だけを地面につけるようにすると
膝は伸びやすくなります。


注意点は?


基本的には安全に行える体操です。

ただ、
勢いよく思いっきり伸ばすと
ふくらはぎなどが痙攣(つってしまう)
してしまうことがあるので
ゆっくりと無理なく行ってください。

この体操では
体を前に倒していきますが
足を伸ばしているため
前方への転倒のリスクは
比較的低いと思っています。


まとめ


昔、学校などでもやったことのある体操
だったかもしれません。

それは利用者さんも同じです。

なので
認知症の方も
やり方を説明しながら見本を見せると
比較的皆さんよく出来る体操です。

さらに
膝裏を伸ばすと
気持ちいいので好評な体操の1つです。

この体操は
準備体操にも整理体操にも使える
使い勝手のいい体操なので
ぜひ、日頃の体操に取り入れてみてください!


このように
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