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アマチュア無銭家、アンテナとバイクが好きです。記事の大元は破壊学事始(http://zao.jp/)にあります。「電気的地球科学」をkindleで公開中。https://www.amazon.co.jp/dp/B077LF5BB8 引用は出典を明記願います。

最近の記事

電気的地球科学への招待⑪ー誘電体バリア放電

電気的地球科学の記事もすでに10回を超えました。今までの解説ではできるだけ直観的に理解できるように努めてきました。今回は地球全体で起きている現象を説明しようと思いますが、ほとんどの人にとって初めて聞く用語ー誘電体バリア放電から入っています。直観的ではない概念なので、少し難解になるかもしれませんが、順を追って解説していきましょう。 これまで地球や宇宙で起きている現象を電気で説明してきました。従来の地球科学でも地球をコンデンサーに見立てることがありましたが、静的なモデルで実態に即

    • 電気的地球科学への招待ー番外編②空はなぜ青いか?

      良く晴れた日、空を見上げると澄み切った青い空が見えます。青い空はあまりに日常的で、なぜ青いのかと疑問を抱く人は少ないかもしれません。有史以来、人間は青い空を見続けてきましたが、なぜ空が青いかに科学が答えを出したのは19世紀後半のことでした。イギリスのレイリー卿は光の回折、反射を研究する中から、波長より小さな粒子が短い波長をよく散乱させるレイリー散乱を発見しました。このことから、大気の上層では短い波長の光がよく散乱されることで空は青く見えると説明されたのです。21世紀になった現

      • 電気的地球科学ー番外編、ジャイロスコープ

        電気的地球科学の記事はできるだけ現行の地球科学を網羅できるように書いていますが、どうしても単独で書いておきたい話題があります。ジャイロスコープ、日本語では地球ゴマと言ったほうが良く知られている、玩具があります。金属製のコマを高速で回転させると、ジャイロ効果を目で見ることができる楽しいおもちゃです。 このジャイロ効果について調べていくと、どうもきちんとした説明がなされていないことに気がつきます。反重力ではないかという説明がネット上には溢れています。主流物理学でも、ジャイロ効果に

        • 電気的地球科学への招待⑩ー惑星の進化

          宇宙には大きく分けると恒星、ガス惑星、岩石惑星の3つのタイプの星が存在します。太陽系で言えば、太陽は恒星、木星、土星、天王星、海王星がガス惑星、水星、金星、地球、火星、冥王星は岩石惑星です。惑星の周りにある衛星の多くも岩石で出来ています。 恒星、ガス惑星、岩石惑星のそれぞれの違いとは何でしょう?電気的地球科学では太陽は星間物質の電荷を取り込んで、電気で輝いていて、内部は空洞であると指摘しました。ガス惑星については多くのことがわかっていません。内部に核があるのか? どうやってで

        電気的地球科学への招待⑪ー誘電体バリア放電

          電気的地球科学への招待⑨ー膨張する惑星

          動かざること山のごとし、といいますが、地球科学で主流のプレートテクトニクスによれば、大陸は1年に数センチ移動しているとされます。じっさい、311の大地震では日本列島が東に数十センチも動いたことがGPSの観測でわかりました。地殻が伸びているなら、いっぽうで縮んでいる場所もあるのでしょうか? 現在主流の地球科学には、地球の大きさは変わらない、という大原則があります。その根拠となっているのは、地球内部には物質がぎっしりと詰まっていて、重力が押しつぶして、その圧力で中心部は高温高圧に

          電気的地球科学への招待⑨ー膨張する惑星

          電気的地球科学への招待⑧ー山は放電で出来た

          私たちの周囲にある山のほとんどは火口を持たない山です。中には火口がないにもかかわらず、火山であるとされる山形県の月山のような山もあります。従来の地球科学では、山が出来るのは、火山噴火、褶曲、隆起、浸食といった現象で説明されることが多いのですが、火山噴火を別にして、褶曲、隆起、浸食で山が出来る様子を見ることはほとんどありません。昭和新山は平らな畑が隆起して400mの山が出来ましたが、噴火を伴う隆起なので、やはり火山噴火と考えたほうがいいです。 低山が浸食で形作られたのなら、大量

          電気的地球科学への招待⑧ー山は放電で出来た

          Invitation to Electrical Earth Science (3) - Complex Gravity

          It is generally said that science is about discovering the simple laws behind natural phenomena. In order to express a natural phenomenon with a formula, it is necessary to deform the phenomenon so that it fits the formula. However, the nat

          Invitation to Electrical Earth Science (3) - Complex Gravity

          電気的地球科学への招待⑦ー地球磁場

          主流の地球科学では地球磁場は核に流れる金属が原因とされます。しかし、溶けた鉄が流れるだけで磁場が発生するなら、製鉄所は大変なことになるでしょう。高炉から銑鉄を取り出しただけで周囲の鉄を引き付けてしまうからです。溶けた鉄が流れただけで磁場は発生しません。磁場の発生には電流あるいは電荷が必要です。電流源が定かではないダイナモ理論は破綻しています。 今回は地球磁場にとどまらず、惑星の磁場の発生について解説していきます。普遍的なメカニズムが磁場の発生にはあります。 磁場はベクトルの

          電気的地球科学への招待⑦ー地球磁場

          電気的地球科学への招待⑥ー水と大気の起源

          今回のテーマは水と大気の起源ですが、複雑なうえ、かなり退屈な内容になるかもしれません。しかし、ここでは地球にとって最も重要なメカニズムを明らかにしたいと思います。 地上の重力は地殻の下に大量に存在する電子が自転により発生させるシューマン共振が原因です。地球の自転はマグマに流れる電流と磁場によるファラデーモーターです。電気的地球科学では従来の地球科学とは異なる説を主張していますが、重力、自転といった現象は互いに密接な関係を持っていることがわかります。水と大気も例外ではありません

          電気的地球科学への招待⑥ー水と大気の起源

          電気的地球科学への招待⑤ー地震は放電

          前回紹介した環太平洋火山帯の周辺では地震が多く発生しています。従来の説明ではプレートという厚さ数十キロの岩盤がマントルによって移動して、互いに押し合う力が地震を引き起こすと説明されてきました。岩石は巨大になるとバネのように力を蓄えるのです。プレートテクトニクスは地球科学ではすでに定説となっていますが、いくつかの理由でプレートの移動は不可能であると考えられます。プレートの下側にはマントルミレフィーユと呼ばれる比較的柔らかな層が存在することが地震波の解析からわかってきました。マン

          電気的地球科学への招待⑤ー地震は放電

          電気的地球科学への招待④ー地球はファラデーモーター

          従来、地球の自転は慣性によると考えられてきました。しかし、自転速度の観測では地球は遅くなったり速くなったりを繰り返しています。この半世紀ほどの間では少しずつ自転速度が速くなっています。遅くなるのは慣性でわかりますが、速くなるにはなんらかの動力源が必要です。今回は地球の動力源を説明し、なぜ地球が自転するようになったのかを考えてみます。 観測からわかる自転速度の変化 地球の自転速度を毎日測定しているサイトがあります。IERS(International Earth Rotat

          電気的地球科学への招待④ー地球はファラデーモーター

          電気的地球科学への招待③ー複雑な重力

          一般に科学は自然現象の背後にある単純な法則を見出すものだと言われます。自然現象を数式で表すためには、数式に合うように現象をデフォルメする必要があります。ところが肝心の自然の側は人間の都合とは裏腹に、非常に複雑な仕組みを持つことがあるのです。従来、重力はモノが集まると自然に発生すると考えられてきました。そのため、地球のような惑星は内部にまで岩石がびっしりと詰まっていると推測されてきました。しかし、前回解説したように地球内部には大きな空洞が存在します。地球の厚さは3000キロメー

          電気的地球科学への招待③ー複雑な重力

          電気的地球科学への招待②ー空洞地球

          現在の科学では地球内部には地表にあるよりも密度の高い岩石と金属が充満していると考えられています。その根拠として重要なキャベンディッシュの実験があります。18世紀末にイギリスで2番目に金持ちだったキャベンディッシュが行った地球の比重を測る実験です。しかし、この重要なキャベンディッシュの実験には問題があると指摘されています。また、国際宇宙ステーションで行われた微小重力下での物体の回転実験は、意外な結果をもたらしています。液体の入った容器はうまく回転しないのです。地震の解析からも地

          電気的地球科学への招待②ー空洞地球

          電気的地球科学への招待①ー電気的太陽と公転の仕組み

          現在私たちが抱いている宇宙や地球のイメージは、おおむね17世紀以降に形成されました。17世紀は科学革命が起きた世紀で、現代科学に通じる様々な概念が登場しました。とくにニュートンの万有引力は、その後の科学全体に大きな影響を与えています。ところが、ニュートンの万有引力は17世紀後半に主張されましたが、当時は天文家などの間から反発があったと言われます。じつはニュートンの万有引力は太陽系の公転を説明できないことが多くの研究者から指摘されています。電気的地球科学は17世紀に戻り、万有引

          電気的地球科学への招待①ー電気的太陽と公転の仕組み

          Mistakes in Quantum Mechanics as Seen from the History of Science (5)

          The orbital electrons are loosely tethered to the proton and electron charges of the nucleus and fall into the gamma-ray standing wave node generated by the neutrino plunge into the nucleus. It turns out that the electron is not a stochasti

          Mistakes in Quantum Mechanics as Seen from the History of Science (5)

          Mistakes in Quantum Mechanics as Seen from the History of Science (4)

          Neutrinos are electromagnetic waves with the shortest wavelength, and 66 billion neutrinos fall on the earth's surface per second per 1 cm^2. The medium of neutrinos is the nucleus. Neutrinos collide with and pass through almost all nuclei.

          Mistakes in Quantum Mechanics as Seen from the History of Science (4)