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もーやん本ログ

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読書感想文
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記事一覧

緩やかに目をとじる

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は秋の読書感想文。『ボクはやっと認知症のことがわかった』について。 「痴呆」→「認知症」と呼び名を変えた経緯など、日本の福祉の歴史を変える転換点の話も興味深かったですが。。。特筆すべきは、著者自身が認知症になった後に書いているということ。 朝は気力ともに充実し、スッキリしているけど、午後から段々と朧気になる様子。 不安から、怒りっぽくなるときのこと。 読みながら、祖母を思い出しました。 ばあちゃんは、小学生の頃に同居していて

肌断食続いてます。

皆さんご機嫌よう。もーやんです。 以前ご紹介した肌断食の本。 3月から始めた肌断食、今も続いてます。というか、することがないので「未だに何もしてません」が正しいかしら(*´∀`*) 本と違うルーティンとしては、 ・朝、水で顔をパシャパシャ洗う ・夜、お風呂上がりに顔に水をかける ・毎朝、メイク前はワセリンを薄く伸ばす 以上。 こちらは「する」ことですが、あとはもう、笑っちゃうくらい、ほんとに何もしておりません。。。 3月から辞めたもの↓ ・毎日のクレンジン

しょっぱい和食

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 前回に続きまして、秋の読書感想文です。今までの常識に一石を投じる衝撃の内容ですが、面白い。・・・参ります! ○ノンカフェインの罠カフェインは生理活性のあるアルカロイド。アルカロイドというと、麻薬や麻酔というイメージ。でも、数千種類あるらしく、そもそもどこにでもあるもの。 カフェイン自体も大量摂取のイメージは良くないけど、アルカロイドという呼び方になった途端、『取り扱い注意』感が増しますな。。。( ゚Д゚) ただ、古くからあるだけあっ

無添加のキケン。食のアンゼン。

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は、秋の読書感想文として『食品添加物はなぜ嫌われるのか: 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー』をご紹介。 長くなったので、2部作にします! まず、こちらの記事を読む際のお約束。 私の話を鵜呑みにせずに、疑い、調べてください。 それこそ、この本の核心部分『食品安全はみんなの仕事』に繋がると思うのです。 ○本の概要2020年6月発刊。株式会社化学同人出版。畝山智香子氏著。 無添加、オーガニック至上主義に待ったをかける畝山博

江戸の女子図鑑

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は秋の読書感想文として『絵でみる江戸の女子図鑑 (時代小説のお供に)』(善養寺ススム 文・絵)をご紹介! 一言で表すなら「えー!あれってそうだったの?!」 笑 ○どんな本?私、『鬼平犯科帳』とか『みをつくし料理帖』とか『大富豪同心』とか、時代小説も大好き。心躍る主人公の活躍や、人情味あふれるシーン、グッとくる一幕、もろもろ含めてとってもおすすめ。 ただ、普段読まない人にとっては、慣れない言葉や名詞がとっつき辛いのかしら?と思いま

フチの伝えるこころ

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は秋の読書感想文。 アイヌ文化を広く伝えた故・計良智子さんの新聞連載をまとめた『フチの伝えるこころ』をご紹介。 ○どんな本?計良智子さんが「織田ステノ」さんというフチ(おばあちゃん)の元に住み、体験した生活・手仕事をまとめた手記。 右から開くと日本語版で、左から開くと英語版という面白い本。 かなり前の新聞連載を1冊の本にまとめてあります。数多くの人々の情熱が、英語版もあわせて出版するに至ったのだろうな、と窺い知ることができます

父が娘に語る経済の話。

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は秋の読書感想文として『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』について綴ってみます。 一言で表すなら「ロマンチックに語る人間と社会の成り立ち」。 本書の一番の特徴は、元財務大臣のヤニスさんが、娘さんに向けて『資本』とか『資本主義』という言葉を使わずに経済を語っていること。 私の印象に残った節はこちら。 ○食糧の貧しさが侵略のはじまり歴史の中で迫害された人たちのことを、賢くないから犠牲になったのだ

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~』について感想を綴ります。 一言で表すなら「美意識が必要なのはエリートだけじゃない」。 私が気になった点はこちら。 ○『真・善・美』をモノサシとするまず、この本で一番言いたかったのではないか、ということです。それを私なりに噛み砕いて感じたのは次のこと。 ◆生産性や効率のアップで素晴らしいものはできるだろうか?生産性や効率のアップは喫緊の課

本を借りる人だけの楽しみ

皆さんご機嫌よう。買うならkindle派のもーやんです。 図書館で本を借りると、ならではの楽しみがあります。今日は、私のそんな小さな楽しみ方をご紹介。 私は月に10冊以上読むので、紙の本を買うことは滅多にありません。漫画はkindle。ビジネス書もkindle。 でも、学生の時から図書館が大好き。最近ご近所に大きな図書館ができて、狂喜乱舞してます( *´艸`) 今は『卯ノ花さんちのおいしい食卓』や『活版印刷三日月堂』を涙ちょちょぎれながら読む日々。おすすめ。 そうし

瀟洒な本はいつもパイ

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本屋さんで。ふと「お洒落だな。。。」と手に取るとパイ。図書館で、おすすめコーナーのきらびやかな一角に鎮座するパイ。 今回も。「ほぉ~。美術の資料集みたい。ここまでこだわって。粋だなぁ」と手に取ると。 パイ( *´艸`) パイインターナショナルを意識したのは昨年。界隈では有名らしく、画家の友人が私の本を見て「パイって良いよねぇ~」と呟いたのがきっかけなの。 フランス装飾と文様なぜ欧米では囚人服は縞模様なのでしょう? “グロテスク”

多様性のためにできる配慮

皆さまご機嫌よう。もーやんです。 読書感想文の続きです。前回の記事はこちら→(わたしのイスラーム観) 本を読んで以来、知られざるアラブの素顔に興味を持ったわたくし。ハムダなおこ氏のメルマガを購読はじめました♪ すると、2022年3月まで開催されていたドバイ万博にて、日本館のおもてなしの残念さが明らかになってちょっとショック。。。(゚∀゚) ドバイ万博、日本だと全然報道されてないですもんね。観光客も少ないのに前回のミラノ万博より来場者数が多く、前代未聞の大盛況だったらしいで

スキンケア辞めました_後編

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 前回に引き続き、本日は『肌断食』について読書感想文&実践レポート。 後編となる今回は、本の内容で私がビックリしたことについてご紹介♪ ○日焼け止めは使わない 化粧品の法規制が変わり、全成分を表示させる代わりに、量の制限が緩和されたそう。 そのため、日焼け止めはどんどん高機能になる一方、有害な紫外線吸収剤も多量に含有した製品もたくさん。 日焼け止めの効果を期待するなら、フェイスパウダーで十分みたい。 ○ベビー用品は刺激が強い 赤ち

スキンケア辞めました_前編

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 最近、ある本に感化されて一切のスキンケアを辞めました。既に2週間以上経過中。。。(*'▽') お化粧は毎日してます。でも、クレンジングは使いません。 きっかけとなった本がこちら。 こちらは、2回に分けてお届けしますね。 前編は、『今の私の状態』について。後編は、『本の内容で私がビックリしたこと』について。 ○今までのスキンケア今までも、私のスキンケアは割とシンプル。化粧水+ワセリン(orニベア)。たまに、サンプルでいただいた美容

”日本人”はどこから来たのか

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は読書感想文。私がここ最近で面白かった本の上位に入り、久しぶりに購入した本。前後半の2回に分けてご紹介♪ 『世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史』 ○ダーウィンが『種の起源』を発表した頃、吉田松陰は処刑された超・日本史が教科書と一番違うところは、時間軸で世界と日本が分かること。 面白いのは、やっぱりここ。 神話~近代まで、ミトコンドリアの解説から始まる本書では、世界のできごとも交えた日本史を