なぜか歌舞伎町に一ヶ月ほど住んでいたことがある。大学を休学して旅してた時のことだ。東南アジア、オセアニア、ヨーロッパと回って、行き着いたのはなぜか歌舞伎町。
20代の頃、一時期都内の知り合い経由でセットを頻繁にしていた時期があった。だいたい新宿と四谷で開催されていて、その日は四谷の雀荘で高目のセットがあってかなり負け…
ぼんやりと小ぶりなミラーボールを眺めている。かなりの音量でトランスが流れているはずなのだけれど、それは今のことなのだか、記憶の中のことのだか分からない。サングラ…
熱帯特有のねっとりとした空気が、排気ガスと女の子達のきつい香水と混じり合い、独特の重みを持っている。日本の冬にみられるパリッとした透明な空気とは真逆で、自分と世…
雀ゴロのびた
2019年9月19日 21:39
2019年9月19日 21:16
20代の頃、一時期都内の知り合い経由でセットを頻繁にしていた時期があった。だいたい新宿と四谷で開催されていて、その日は四谷の雀荘で高目のセットがあってかなり負けた。30枚持って行って残りは5枚くらいしかなかったと思う。まだ時間も早かったのでどこかで一杯ひっかけてからセフレで暇そうなやつの部屋にでも転がり込もうかと思っていた。何度か行ったことのある店まで歩いていると、どこからかきついアメリカ訛りの英
2019年9月19日 19:58
ぼんやりと小ぶりなミラーボールを眺めている。かなりの音量でトランスが流れているはずなのだけれど、それは今のことなのだか、記憶の中のことのだか分からない。サングラスをしているので全体的に暗く、下半身に張り付いて熱心に柔らかい陰茎を頬張っているのが一体誰なのかわからない。性的快感はそこに確実にあるはずなのに、現実感は皆無で、そもそも誰が自分の何を頬張っていようがどうでもいい。
2019年9月19日 18:22
熱帯特有のねっとりとした空気が、排気ガスと女の子達のきつい香水と混じり合い、独特の重みを持っている。日本の冬にみられるパリッとした透明な空気とは真逆で、自分と世界との境界線があやふやになってくる。胎児が羊水に抱かれている感覚と近いのだろうか。分かるはずもないのだけれど。