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アメリカは負けない

リーマンショック以降、欧米経済は陰りを見せ、その代わりとして中国が世界経済の新たな主役として躍進してきたのは記憶に新しい話です。時価総額ランキングでもアメリカ企業と並び多くの中国企業も名を連ねました。まさにあの頃は、中国がアメリカを追い抜かし世界一になるぞーとイケイケの時代でした。しかしコロナショック以降、時代は一変し中国経済の不安定さが暴かれ、今や中国株は見向きもされません。

そもそも、時価総額の大きい中国企業の多くはグローバルに広く展開しているわけではなく、中国という世界第2位の経済圏で大きくシェアを取っているため、時価総額が膨れ上がったんです。(バブル期の日本も似たような側面を持っています)そして、中国の景気が減速した今、共産主義の不安定さと将来への収益の確保が陰りを見せたことで急激に株価を落としているのです。

それに対し、多くのアメリカ企業は、莫大な研究開発費、世界一のマーケット、そして英語という多くの好材料を背景に世界展開を行ってきました。
そしてこの莫大な研究開発費、世界一のマーケット、英語はテクノロジー及びソフトウェアの開発では非常に重要なことです。
だから、ソフトウェアでは、アメリカが強いというのは当たり前の話なのです。

一方、アメリカには弱点があります。それは、ハードウェア面(現場力)がソフトウェアに比べて弱いということです。ですから、ドイツやフランスの欧州諸国がここぞと、家電とIOTを掛けた商品を多く開発、展開しているのです。



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