Ching-o川゚Д川و

チンゴです。 私の推しは映画『リング』に登場するオカルト女子、貞子です。

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  • Ching-O)))の映画雑記

    ミシガン州川口市在住。あなたの隣人の親愛なるキチガイ、Ching-Oの人生を弄んできた色々な映画についての雑記をここに一堂に集めました。人の頭の中を覗く悪い趣味があるあなたのためのマガジンです。

  • Ching-Oの映画地獄巡り

    ミシガン州川口市在住。あなたの隣人の親愛なるキチガイ、Ching-Oです。私の人生を弄んできた色々な映画について一本一本深く掘り下げました。一部、先走り、思い込み、妄想が含まれておりますが、生ぬるく見守ってやってください。 ヘッダー画像はジョン・カーペンターの「マウス・オブ・マッドネス」です。 【お断り】 過去に某フリーペーパーや、某音楽サイトなどに無賃労働、および無償で提供した記事を元にしたテキストも含みます。それらに関しては過去分と区別するため大幅な加筆修正を加えました。転載にはあたらないと考えます。よろしくお願いいたします。

  • Ching-Oの「あなたと音楽を」

    こんにちわ。ミシガン州川口市在住。あなたの隣人の親愛なるキチガイ、Ching-Oです。深夜のラジオが大好きで、静かに音楽と向き合うような時間が好きです。音楽についてあれやこれやと書いたものを集めました。一部、先走り、思い込み、妄想が含まれておりますが、生ぬるく見守ってやってください。 【お断り】 過去に某フリーペーパーや、某音楽サイトなどに無賃労働、および無償で提供した記事を元にしたテキストも含みます。それらに関しては過去分と区別するため大幅な加筆修正を加えました。転載にはあたらないと考えます。よろしくお願いいたします。

  • Ching-Oのおすすめ本

    ミシガン州川口市在住。あなたの隣人の親愛なるキチガイ、Ching-Oが最近特に書きたいことがなくてなんとなく書いたおすすめ本についてのあれこれ。

最近の記事

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【はじめまして】映画とロックとエロで生きているという話。

皆さんこんにちは。 あなたの隣人の親愛なるキチガイ、雄の成虫です。  千葉の片隅で幼虫として生まれました。シュワルツェネッガーは腹違いの兄、部活の先輩はスタローン、梅宮辰夫は想像上の叔父です。想像のあさって側にいる強い人たちに憧れて幼少時代を過ごしましたが、筋肉がなかなかつかない究極のモヤシっ子でした。ぶち殺されつつも最強のサイボーグとして甦る「ロボコップ」をお手本に生きてきました。20歳になり、ロボになるためテキサスでチェーンソー一家に1回ぶち殺してもらおうと渡米。しか

    • 【映画雑記】『ドッペルゲンガー』観ました。

      黒沢清監督の『ドッペルゲンガー』(2003)を観ました。  実は黒沢清作品にあまり馴染みがなく、観たことがあるのは他に『回路』と『CURE』だけ。しかもその2本がどちらもすこぶる震え上がった映画なので、今回も冒頭の不穏な出だしからビクビクしながら観ていました。抱えるプロジェクトの重圧に懊悩する主人公(演じるは役所広司さん)の前についに現れるドッペルゲンガー。しかし、それが現れて以降はスリラーとコメディの間を行ったり来たりする不思議な振れ幅で観ているこちらを引き込み、一気にラ

      • 【映画雑記】『パルス』観ました。

        『パルス』(2006 アメリカ)観ました。  原作となった黒沢清監督の『回路』を省略はあるもののわりと忠実になぞってて意外でした。しかし、ラストに向けて謎解きの説明がしつこく、そこで説明される設定が特にこれといって説得力もないというのが残念だった。あと、Jホラーのリメイクではあるが、表現まで取り入れる気はさらさらなかったようです。『ザ・リング』のサマラ(=貞子)同様にアタック感のある怖がらせ方をしてきました。いわゆるジャンプスケアも多用して、パーティムービーとしては満点な仕

        • 【映画雑記】『ロバート・アルトマンのイメージズ』観ました。

          『ロバート・アルトマンのイメージズ』(1972 アメリカ)を観た。 スザンナ・ヨーク演じる作家が見ている風景、壊れた主観、綻びた時間の羅列で見せられる「イメージ」の連続が観るものに言いしれぬ不安/不穏を呼び起こす。自身の女性性への愛着と嫌悪が入り乱れて揺さぶられる様はポランスキーの『反撥』を彷彿とさせ、自身が抑圧する奔放さを全肯定するもう一人の自分が現れる様は先日観た黒沢清監督の『ドッペルゲンガー』とも共通するものが観てとれて、理解がしやすかった。 主人公である彼女は、生

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        記事

          【映画雑記】『イグジステンズ』は素晴らしい変態SFです。

          今年の映画初めはおウチで。 デヴィッド・クローネンバーグの『イグジステンズ』。 公開された頃以来20年ぶりの再見。 新作ゲーム「イグジステンズ」を巡って繰り広げられるゲーム開発者とその命を狙う現実主義者との攻防を描く。当時は現実と仮想を行き来したり、その境がふとした瞬間に曖昧になるなど先行した作品『マトリックス』との共通点が多々あったため、どうしても比較されてしまっていたように記憶する。CGの贅を尽くして既視感はありつつも視覚的な驚きに溢れた『マトリックス』は映画以外に

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          【映画雑記】『すずめの戸締り』観ました。

          昨年、公開一週間後くらいに『すずめの戸締まり』観ました。 CM、予告編のみで前情報は一切入れずに観に行ったので諸星大二郎的な民俗学テイストファンタジーなのかな程度の認識で観に行きました。物凄い勢いでちゃぶ台をひっくり返されました。これは震災文学の一つの到達点でした。 東日本大震災を「忘れてはいけない」と言われ続けても2011年3月11日、あのとき何が起きたのかはどんどん忘れられる。時間と無関心は残酷だから。「忘れてはいけない」のはそこに人がいてそれぞれの生活があったという

          【映画雑記】『すずめの戸締り』観ました。

          【映画雑記】『かがみの孤城』観ました。

          昨年末、滑り込みで映画館へ行き『かがみの孤城』を観ました。 これは人と関わることに自信をなくして居場所をなくした子どもたちが、不思議な力で与えられた仮の居場所のなかで仲間を見つけ、次の居場所を選択していく物語です。主人公が不登校児ということで、どうしても自分のことから切り離せない事柄を扱っていたので没入して観てしまった。 とにかく子どもたちの寂しさに寄り添って背中をさすってくれるような優しさが全編に溢れているいい映画でした。家以外の居場所なんて別に一つでなくていい。自分の

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          「この世ならざる音」を求めて/日本の電子音楽と大野松雄。

          〇科学の時代の音楽〜電子音楽とミュージック・コンクレート  1930年代後半。ヒトラーの冗長な演説を途切れることなく録音、放送するため、ナチスドイツにおいてテープレコーダーの技術が完成した。  続く1940年代。テープレコーダーをはじめとする音を記録する科学技術の成熟とともに「テープ音楽」と分類される音楽がヨーロッパで生まれた。それには大きく分けて2種類の音楽が含まれる。一つは、発振器で発生させた単純な音を操作し、テープに録音する電子音楽。 【Poème électro

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          【映画雑記】映画「暴力脱獄」という福音。ルークという救世主。

           久しぶりに「暴力脱獄」を観た。  ポール・ニューマン主演の1967年のアメリカ映画。彼が演じるのはとある刑務所に器物損壊でぶち込まれた男。その名はルーク・ジャクソン。自分にとって、映画の中でこれ以上にカッコいい人はいないと断言する。  ルークはとにかく挫けない。そして、刑務所の中で自分の境遇を惨めに感じている連中に福音をもたらす救世主として描かれていて、劇中には十字架やキリストを彷彿とさせるイメージが散りばめられている。これは元の脚本や原作にはない要素でローゼンバーグ監

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          【映画雑記】映画「ジーザス・クライスト=スーパースター」を観ながら真夜中に思ったこと。

           夜中に1973年の映画「ジーザス・クライスト=スーパースター」をBGVに黒霧島のお湯割りを飲んでいた。言わずと知れたアンドリュー・ロイド・ウェバーとティム・ライスによるキリスト最後の7日間を描いた説明不要のクソ有名なミュージカルを映画化したものだ。  キリスト最後の七日間と言えばいわゆる「受難劇」と表現されるやつだ。それまで数々の神通力で民衆を圧倒させ、超人的なカリスマ性を誇ったイエスが、エルサレムに入城してオラついたのち、とてつもなく人間臭くウジウジ悩み始め、ユダに裏切

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          【映画雑記】「フォーリング・ダウン」を観て慄く中年。

          「フォーリング・ダウン」を観た。  真面目に生きてきた筈が悲惨な境遇に打ちのめされ、怒りが沸点を越えてしまった男と、人生の折り返し地点も過ぎて諦めの中でなんとか踏みとどまっている男の人生がぶつかった一日の話。  前者(劇中では名前はなく仮称:Dフェンス)ははっきりと台詞で説明はされないが、離婚し、おそらくDVか何かで分かれた妻と娘に近づくことを禁じられている。おまけに失業者で不良債務者だ。彼の目的はただ一つ、娘の誕生日を祝うために「家に帰る」ことだ。「家に帰る」ことを邪魔

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          【過去記事発掘】テリー・ボジオ:ドラムで宇宙を表現する真摯な音楽家の姿を見た!@ビルボードライブ東京

          以下の文章は2016年1月に某サイトに掲載するために書いた記事です。そのサイトにはまだ載っているようですが、筆者が退職した後もシレっとSEO対策で載せっぱなしになっている死んだ記事になっているのが許せないのでここにサルベージいたします。暇つぶしにどうぞ。  ドラム界、三賢人の一人、テリー・ボジオ。 (ほかの2人はあなたの好きなドラマーの名前を適当にぶっこんでください。)  1975年、フランク・ザッパのバンドに加入し、数々のアルバムに参加。時には共作者に名を連ねるなど八面

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          【音楽雑記/レビュー】L.A.M.F.: The Found '77 Masters/1977年のジョニー・サンダースがそこにいる。

           初期パンクの重鎮、ジョニー・サンダース。彼がニューヨーク・ドールズを脱退して結成したハートブレイカーズが唯一残したアルバムが"L.A.M.F."だ。パンク・ロックの黎明期において非常に重要なアルバムでありながら、残念なことに知名度がそんなに高くない。が、ロックが好きならば一度聴けば、絶対に死ぬまで聴き続けるアルバムになるのは間違いない。  "L.A.M.F."は、1977年にザ・フーのマネージャー、キット・ランバートとクリス・スタンプが運営していたレーベル、トラック・レコ

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          【映画雑記】「妖精たちの森」/見所が子どもではない前日譚

           俺の好きな1961年の古典ホラー映画「回転」の前日譚として作られた1971年のイギリス映画「妖精たちの森」を鑑賞。  自分も読んだ町山智浩さんの本「トラウマ映画館」でも取り上げられていたらしいんだけど、覚えてない…。イギリスの片田舎の瀟洒な屋敷が舞台で、倒錯的な愛に耽る男女二人と、その二人の仲を「永遠に」とりもとうとする両親を亡くした兄妹の物語。「回転」で語られた過去を基に、想像力逞しくして作り上げた公式二次創作です。  で、子どもたちの純粋さ故の行動が悲劇を生む云々言

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          【おすすめの本】「妖怪ハンター」シリーズ/諸星大二郎を読んだ。

           映画「ヒルコ/妖怪ハンター」観た余韻で諸星大二郎の「妖怪ハンター」を読んでます。文庫サイズでは文字が小さくて、ひとつのページに詰め込まれた文字、文字、文字は老眼鏡なしではもはや読めない…。昔持ってたA5版の単行本をまんだらけに売ってしまったのをもの凄く後悔してます。  今回はその文庫版3冊を大人買いした。本日休みだったにも関わらず、合間に家事などこなしたとはいえ一冊読むのに足かけ5時間かかった。3冊全部読む気だったけど、とてもとてもでした。半端ない情報量。老眼鏡の世話にな

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