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毒親育ちの家族になってくれた夫と、子どもについて

両親ともに毒親で
すっかり大人になった今も
過去記事に度々書いたように、
ふとした時に影響が出てきてしまう。

今日会社でぐったりと疲れてきた私は、
度々我が子の要望に応える遊びが出来なかった。

ごめんねと抱きしめると
『ママのたくさんの疲れが
エベレストの山に飛んでいきますように』
と言ってくれた。

それでもしばらくするとまた元気にはなれなくて
ソファーでぐったりしていると
『神様、ママに元気をいっぱいあげてください』
と言ってくれた。

夫に、
会社で聞いた先輩の家庭の話をした。

その先輩も大いに問題があるのだが
奥さんは彼を殴る。
娘が小学校の時には娘を殴り先生に呼び出された。
奥さんは今、弁護士をたて離婚を考えている。

別れたらどうかと言った私に
彼は言った。

『それでも妻を愛している』
『殴られるのは僕が悪いからだと言われるし
そうなんだと思う』

私の夫は、
その話はとてもくだらない上に
私が受け止めるべき話ではない、
私の疲れは、その夫婦の悪い毒にやられたせいだと言った。

『塩!塩!』と言って
笑ってくれた。

そうなのだ。
私は自分と毒親だった母との関係性に繋げてしまうのだ。
知らず知らずに真剣に受け止めて
子どもが可哀想だと心配になったり、
殴られるのは殴られる側が相手をそうさせてしまうからなのかと考えてしまったり、
現状を打破せずにしがみつくことに腹を立てたり、
私の思考はぐちゃぐちゃだったのだ。

話を聞いたあたりから
体は重くなり
インナーチャイルドが、潜在意識が、無意識が、
そういったようなたくさんの言われ方をするものたちが、
気づかないうちに自分事のように
恨みつらみ、憎しみ、怒り、悲しみ、絶望となって私の体の中を蝕んでいったに違いない。

私の子ども、夫も、
私を一瞬にして理解し抱きしめ励ましてくれる。

我が子とお風呂の時間に、
『パパがいつもママに優しくしてくれるから
しっかりそれをみて優しくしてく!るんだね』
と私が我が子に言うと、

『ママが○○にとても優しいから
そうするんだよ』

と言った。
優しくて温かい気持ちになる。

私にとって気にするべきはこの家族。
他でもないし、
産まれた先の家族でもない。
私が自分で作り上げた家族。
彼らのことを毎日しっかりみて、
協力して、愛しあう。

程よい距離感で
私の悲しみに一緒に溺れることもなく
冷静に向き合う夫。
まだまだ可愛らしく元気いっぱいで
愛情深い我が子。

私には彼らがいる。
ここを見ずにどこをみよう。
しっかり地に足をつけ
毒親に引っ張られずに
関係のない夫婦の話に惑わされずに、
私は今この大地にしっかりと立って
自分で自分の人生を生きていく。


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