人は真珠
人は真珠
意味:人間の本質は、真珠のようであること。
類義:涙の数だけ強くなれるよ
(例)まぁ、なんだかんだ言って、人は色んな経験をして成長し、磨かれて行くんだね。まさに「人は真珠」だね。
人間の本質は真珠
真珠って綺麗ですよね。丸く白く輝いていて、日本人には馴染みが深い宝石ではないでしょうか?冠婚葬祭では、誰かが真珠のネックレスをしていたり、テレビショッピングでも定番のアイテムだったりします。
ちなみに、誕生日にも「誕生石」という石が設定されていて、私の誕生石は「真円真珠」なんです。石言葉は、「宇宙の謎」「自然への愛」だそうです。ぴったりだと思いませんか?(笑)ってか、「宇宙の謎」って意味何なん?っえ感じですよね(笑)
それはいいとして、真珠は主にアコヤガイによって作られますが、我々が目にする真珠はほとんどが養殖によってつくられます。
その作り方は、球体に削った核と外套膜を貝の中に入れると、後は貝が真珠層を形成し、真珠ができあがるそうです。
真珠の値段そのものは、その大きさや輝きによって変わります。
大事なのはどんな核を持つか
真珠は、カルシウムや有機物を交互に積層した真珠層によって形成されます。つまり、他の宝石とは違って、「蓄積」によって作られます。また、真珠は養殖だけでなく、天然のものもありますが、天然のものは丸いものばかりでなく、平ぺったかったり、歪な形をしているものが多いようです。
人間は、形の整ったものを美しいと感じるので、より真円に近い真珠を作る為には、丸い核を貝にいれなければ作ることはできません。
つまり、丸い真珠を作るには、丸い核が必要だということです。
人間は、生きていれば何かしら経験し、成長していきます。それが真珠層を形成するものであり、ミネラルなどの栄養が少なければ、小さい真珠になり、栄養が多ければ大きな真珠ができます。同じように、人間も色んな経験をしたり、沢山食べれば、心身共に大きくなります。
そして、核の形によって、できあがる真珠の形は変わるのです。
核の形に沿って大きくなっていくので、自分の中にどんな核を持つかによって、その形は決められると言ってもよいでしょう。だから、歪んだ形の多い天然物のように歪んだ動機の核であれば、出来上がる真珠も歪んでいます。
核は認識することで変えることができる
人間は、人や環境によって育てられる、ある意味養殖される生き物だと思うので、どんな核をにするかという一番の要因は「親」にあると言えます。親による歪んだ教育が根底にあると、その後の人生も歪んだものになる可能性が高いです。ただ、核を変えることができない真珠とは違って、人は核を変えることは不可能ではありません。簡単ではないですが、自分の核がどんな形かを認識することで、核を変えることは可能だということです。
「人は真珠」のようでありながら、真珠そのものではないので、核を変えることはできます。それは「認識」することです。アコヤガイは、核の形を知ることはなく、ただ真珠層を蓄層します。アコヤガイにとっては核に形は関係ないんです。どことなく、潜在意識に似てますね。
真珠を作り出す工程が変わらないなら、核を変えるしかありません。その為には、蓄層された固い層を剥がして、核を発見することです。私はそれが、「自分と向き合うこと」だと思っています。
きっと出来上がった真珠の形が、自分が望む形ではなく、違和感が生まれるんだと思います。その違和感に目を背けていたら、いつまでたっても違和感を持ち続けることになるし、歪んだ真珠のように、本来の自分ではない自分が、本当の自分だと思うようになってしまうかもしれません。
「人は真珠」のようであり、真珠ではない人間の部分を向き合っていく必要性を問う、創作ことわざになればいいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?