俯瞰
イチローの俯瞰を別の話で?言うと…
「お能」では動くときに自分を中心に考えてはだめだと…しているひとが居て〜
能舞台全体のなかに自分が含まれている。
舞台全体を一幅の絵のようにとらえて、そのなかの一部分として、見所から見るように自分を眺めると
そうすると、たとえば舞台の奥に囃子方が4人いるとして、4人座っていると、4人分の「引力」があるらしくて、
人間が脇座にいるのと、常座にいるのと、正中にいるのと、変だけど…
能舞台の上のどの位置にひとがいるかによって、自分の受ける引力は変わる。と
ただ漫然と動いているとわからないけど、あ、ひとがいるなと思いながら舞台の上を歩いてると、
回りこんでゆくとちょっとひとがいる方に「釣り糸で引っ張られる」感じだと。
〜ラグビー日本代表だったひとの話〜
…たとえば、自分の前方にスペースがあるとしますね
そうすると「今、ボールをもらえば大チャンスだ!」と判断してパスをもらおうと走り出すんですが
実際の試合中は刻一刻と状況が変わり続けていますから
「今だ!」と判断したその瞬間にも
前方にあったはずのスペースは消滅してしまう可能性がある。
つまり頭でじっくりと考えて判断している時間などありません。
お互いの実力が高いレベルで拮抗している試合では
一瞬のチャンスをものにできるかどうかが勝敗に関わってきますから
わずかに生じるスキをいかにつくかということにお互いが神経をすり減らしている。
となれば、「状況を見て判断して、動く」というプロセスでは遅いんです。
そうしたプロセスはあくまでも事後的に抽出されるものであって
試合という混沌とした状況に投げ込まれているときには
とにかく身体がスーッと動かなければ意味がない。…と
※その代表選手は大学の時、スーッと動けたらしくて…
社会人になって神戸製鋼に入ってからは〜
日本代表クラスの選手が各ポジションにひしめき合うなかプレーするようになりました。
そうした環境のなかでレギュラーになりたいとなって
じゃあ自分という選手は何をすればいいのだろうかと考え始めて
チームの慣習や決めごとに合わせようという意識が強くなりすぎたかもしれません。
そのときに「引かれる感覚」を後回しにしてしまったんだろうなあと思います。
「もっとこうしなければ」と頭で考えすぎたというか・・・・・・。
今から思えば思い切ってやっとけば…と
(*´-`) うちでは狐疑が起きた
※足が止まった。"note"にこれまで書いた流れで言えば…新皮質が重かった。
僕的に視野が狭かったと言えるし…強い指示があり?過去に引っ張られてたとも想像。
↑上記の「決めごと」に意識が行き過ぎるとダメなわけで先に行くのが理想で
あの岡田武史さんは〜
具体的に「あのときこうでこうだったな。だから今回もこうだな」というのはだいたいダメだね。
論理的に「こうやってこうやってこうやって負けた。だから今回は…」というのはダメ。
まったく同じ状況というのは二度とないわけだから…と。
〜武道の先生で、理想の身体運用の型のなかに身体を放り込む、と言われるひとが居る。
…相手と出会ったときにはもう技は全部終わっている。
自分の手が相手の胸に入ったら相手はここに倒れて、というふうに。。
はじめて言われたときには、意味わからない。わかるわけない。
どうやって時間を先取りするんだ、って。
でも、そういうことを何年もずっと先生から言われ続けていると、
いつのまにか「できる、できない」 じゃなくて、
「どうやったらできるようになるのか」という技術的な問題をいつのまにか考えるようになる。
どうやったら、現実時間よりも先行できるんだろう、と。
そういうことを考えて稽古をし出すと、何かのときに「ん? 」っていう場面があるのだと。…弟子のひとが
〜瞑想に詳しい先生の話を本で〜
比喩を使って瞑想について説明して…電車に乗っているとき、
ふつう私たちは「電車が前に進んでいる」というふうに自分の置かれている事態をとらえている。
だが、そのときに「実は電車は停止していて、電信柱が高速で後ろに飛んでいる」
というふうに車窓からの風景を解釈することも可能である。
そういう想像力の使い方もひとつの瞑想である、と瞑想の先生は述べられた。
…これは壁に絵を描いたら、どこまでが「壁」で、どこから「絵」が 始まるのかという
「額縁問題」にかかわっている話。
世界が動いて見えるとき、「絵」が動いて「地」が停止しているのか、
「地」が動いて「絵」が停止しているのか、
どこからどこまでが「額縁の中」で、
どこから「私自身を含んだ現実」が始まるのかはにわかには決しがたい話、で
(*´-`) これぞ瞑想で…
『 』が(額縁が)付いてる話…絵なのに、それを忘れて不用意にサッカーという"現実"に持ち込む
それはとても危険なのに、そうするサポーターが多いから "note" を書き始めた理由のひとつ
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