3年間の産休・育休おつかれさま会【子育てエッセイ】
旦那さんが仕事に復帰する私のために「産休・育休おつかれさま会」を開いてくれた。
彼曰く、「妊娠・出産・育児に向き合った3年間。それは、制度的には休暇だけど、"おつかれさま"と労うほどの仕事をしてくれたと思うんだよね」とのこと。
ケーキ(旦那さんは甘いもの好き)と私が好きなシャトレーゼのプリンを買ってきてくれて、子どもたちが寝たあとにちゃんとしたお祝い会を開いてくれた。
私はあくまで産前までしていた保育士の仕事を休んでいるという感覚でいたから、旦那さんの「産休・育休はお休みではなく、産前とは別の仕事に向き合っている」という価値観には本当に驚いた。というか、そう思っていたことを初めて知った。
旦那さんは続ける。「うちはありがたいことに、年子だし、ちあきにとっては体の負担も大きくてぜんぜん休暇じゃなかったよ。毎日大変な中、今までたくさん頑張ってきたよ。今まで、家のこと、子どもたちのことをほぼすべて担ってくれて、どうもありがとう。これからは、一緒に仕事しながら子育てするわけで、同じ立場。俺も頑張るよ。」
と、ケーキを食べながら話してくれた。
私は自分が女だから、自分が産休・育休を取ることは当たり前だと思っていた。だって、旦那さんは自営業で育休の制度とかも何もないし。でも、そう思っていたのは私だけで、旦那さんは私が産休・育休を取ってくれたからこそ自分が思い切り働ける、そしてその選択は当たり前ではないと思っていたみたい。
男性の育休取得を推奨されるくらい時代は変化している。父親の育児への参加もどんどん応援される風が吹いている。そんな中で、旦那さんも思うことがたくさんあったんだろうな。自営業だから関係ない、だけで終わらせず、自分ならどうやって育児に向き合っていくかをたくさん考えたんだろうな。
そんなことを思った。
夫婦だから、同じ物の見方をしている、というわけでは全然なくて。恋人だったころみたいに、おいしい飲み物においしいケーキで膝を突き合わせて会話していかないとお互いのことをわからない。
目の前の忙しさを言い訳にして、大事な家族の話をちゃんと聞けているか、もう一度考えてみたい。
今回の「産休・育休おつかれさま会」を通して、そんな気づきがあった。
このnoteを読んでいるすべての子育て中のママ・パパへ。パートナーが産休・育休を取得してくれることは当たり前ではないことを胸に、今一度感謝の言葉を伝えてみてはいかがでしょうか。
私は、旦那さんの気持ちがとっても嬉しかったです。でも、産休・育休に対しての世間一般的なとらえ方はまだまだ「休暇」扱いがほとんど。それを、パートナーが妊娠・子育て・出産を産前とは別の仕事に向き合っているととらえてくれたら、子どもを育てるために仕事を休んでいたことを、肯定的にとらえてくれたら、とっても心強く感じるのではないかなぁ。
少なくとも、私は胸を張って職場復帰をしよう。と思えた。
明日もいい1日になりますように。
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