正直子どもを保育園に預けることに抵抗があったけれど【子育てエッセイ】
ぶっちゃけた話をする。
私は子どもを出産するまで保育士として仕事をしてきた。にもかかわらず、自分の子どもたちを保育園に預けることに抵抗感があった。
そんな私だけど、実際に保育園の入園が決まって、慣らし保育が始まって、仕事を復帰して、やっと「子どもを預けるって保育園も子育てを一緒にしてくれるってことなんだ~」と思えるようになった。
どうして「子どもを預けるって保育園も子育てを一緒にしてくれるってことなんだ~」と思うに至ったのかというと、
①保育士さんがめちゃめちゃ子どもたちのことを考えている
②今向き合っている問題に対して一緒に考えてくれる
そう思った理由は、保育士さんの言葉から。
「連絡帳のメッセージありがとうございます!おうちでの対応をシェアしてもらったので、園でもスタッフと共有して対応していきますね!」
と、アレルギー児である第二子の特別な対応に快くオッケーを出してくれた。
「おズボン、自分で履けるんですね!みんなでほめちゃいました!」
と、第一子のいいところをほんの数日の保育で見つけてくれた。
「遊ぶことより、じっと見て観察していました!たくさん観察したので、その後は安心して思い切り遊んでいましたよ!」
と、第一子の性格をよくわかってくれた。
今まで、私は保育士として、当たり前に連絡帳を書いて、保護者対応をしてきた。そのひとつひとつが、保護者が子どもを保育園に安心して預けるためにとっても大切なことだったと、今実感している。
子どもたちを預けることに抵抗感があったのは、心のどこかに「私以上に子どもたちの成長に気づける人、子どもたちをわかってくれる人なんていない。」という保育士としてのひん曲がったプライドだったのかもしれない。
純粋に、今子どもたちが通っている保育園の先生たちと子どもを通して関わったら、そういう私の変なプライドががらがらと崩れ去った。
大丈夫、この保育園の先生たちは子どもたちのことをちゃんと見てくれる。
今はそう心から思える。それは、子育てを一緒にしていくパートナーができたような、心強い気づきだった。
あんなに頑なに心の中にあった「子どもたちを預けること」への抵抗感はその気づきとともになくなった。
私は保育士として仕事に復帰した。
今、たくさんの保護者と関わっている。その中には「保育園に預けたくない。でも、復職しなきゃいけないからしょうがなく預けている。」そんな人もいるかもしれない。
保育士として、保護者が保育園を「一緒に子育てしてくれる場所」と安心して子どもを預けられるように、丁寧に心をこめて仕事をしていきたい。
明日もいい1日になりますように。
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