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リセット力で弱い自分を克服


私は、今まで有名経営者やアスリート等の自叙伝を300冊以上読んできました。その中で自分が共感でき、最も腑に落ちた本の1つが、当時フランスの名門クラブでプレイしていたサッカーの酒井宏樹選手の「リセットする力」でした。

酒井選手は、自らを弱気で人見知り自分に自信がなく豆腐メンタルと自負しております。

その中、酒井選手が自分の心の弱さを克服した考え方や方法について本書の中で紹介しています。

人生は、全て自分の心のとらえ方次第


私が、本書の中で共感したのは、「人生は、全て自分の心のとらえ方次第」という酒井選手の考え方です。

「一寸先は闇」と考えるか、「一寸先は光」と考えるか。人生は、シンプルではなく、思い通りにいかないことも多々ありますが、大切なのは、「思考の習慣」だと思います。

習慣こそ、人生を形作るので、ポジテイブに考える習慣があるものと、ネガテイブに考える習慣があるものとでは、最終的な人生に大きな差が生まれると思います。

本書の中で、自分の心のとらえ方について、酒井選手は以下のように示しております。

起こった現実を変えることはできなくても、自分の解釈を変えることで、これから訪れる状況をいくらでもポジテイブに変えることはできる。人生は、全て自分の心のとらえ方次第。」

苦しい時に人間の本質が現れます


私は、本書の中での酒井選手のピンチや逆境に対する考え方にも深く共感しました。本書の中で酒井選手の逆境時の心がまえについて、以下の通り書いてありました。

苦しいときこそ人間の本質が表れます。そのときにどのような振る舞いができるかで人間力の差が出る。苦しいときに感情的になり、キレるようでは絶対に成功者にはなれない。何事もないときに、冷静でいられるのは誰でもできること。辛い時、苦しい時、全てがうまくいっていないときにこそ、冷静さをたもち、自分が辛い時こそ、人に優しく、丁寧に接することができる人間こそ、人間力がある。

「リセット力」を鍛える


酒井選手は、メンタルの弱さを克服する上で大切なのは、「気にしない」ことと「引きずらない」ことだと言っています。また、本のタイトルにもなっているように、気持ちを切替える「リセット力」の大切さを訴えています。

本書の中では、「リセット力」について以下のような文言がありました。

「気づき」の力が高まれば高まるほど、辛い状況でも、とにかく切り替えを一分一秒でも早くできるようになる。

ネガテイブな感情をひきづらない為に最も大切なのは、「気づきの力」。気づきの力を高めることで、気持ちの切り替えをスムーズに促し、「リセットのスイッチ」を自分の思いのままにオン、オフできるようになる。

「気づきの力」を養う上で、一番大切なのは、一日10分でもいい、あえて「何も考えない時間をつくる」

何も考えていないと思っていても、人間は意外といろんなことを考えているもの。人間は1日何万回も無意識に考え事をするといわれている。

怖いのは、そのほとんどがネガテイブな思考であること。人生、大切なのはメリハリ。極力、リラックスタイムをつくり、積極的に「無」の時間をつくることで、「気づき」の力を高める

数多く存在する成功者自叙伝の中でも、酒井選手の「リセットする力」は、スターの星の元に生まれていない私同様の凡人にとって、より良い人生を生きる為の共感できるヒントがたくさんありました。

非常に読みやすい本なのでよかったら、ぜひ一度読んでみてください。

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