Jun Honda

ときにはスイーツフォトグラファー。 ときにはExperienceのコンサルタント。 写…

Jun Honda

ときにはスイーツフォトグラファー。 ときにはExperienceのコンサルタント。 写真家とビジネスパーソン、そして元エンジニアという3つの眼で、ビジネスを、カルチャーを、人生を観察していきます。

最近の記事

良縁・悪縁とは一体なんなのか

【諸行無常】 世のすべてのものごとは移り変わり、一瞬といえど同一ではないということ 日常生活ではネガティブな意味で使われがちですが、本来はポジもネガもなく、例えば老いてしまうことや、情熱や交際が続かないようなこともあれば、辛い出来事を受け入れたり忘れられることや、悪い状況もいつかは好転する可能性があるという側面も、諸行無常の考えであったりします。 【諸法無我】 世のすべてのものごとは因縁によって生じるものであり、不変の実体は存在しないということ 「私らしさ」や「これはこ

    • 実績や職歴よりももっと大切なこと

      歴史や伝統を無視するわけじゃない 先人のノウハウを軽視するわけじゃない 自分の経歴や実績に意味がないわけじゃない そのどれもが大切で、価値を裏付けるものだ。 でも一番大切なこと 一番価値があることは 昨日までにどこにいたか 何をしてきたか 何を成し遂げたか ではなくて 今日、明日、これから 何をするのか。 何を目指しているのか。 そこから新しい価値が世の中に産まれるのであって そこに人は真に魅了されるんだ。 だから、昨日までの自分に引け目を感じる必要はないし そん

      • 令和に起こる「父親と母親のクライシス」

        令和時代に確実に起こると自信を持って言える 社会問題のひとつが 「父親と母親のクライシス」 です。 え、母親はとっくにクライシスだと? ええ、ええ、おっしゃりたいことはわかります。 繰り返しですが、私が言っているのは 「父親と母親のクライシス」です。 一括りです。 どこまでいってもワークとライフの調和を見出せない母親たちと それに寄り添い続けてワークとライフの調和が見出せなくなった父親たちの クライシスです。 要するに、両方が引っ張りあって、同時に壊れると言ってます。

        • 僕らの世界は闘争と破壊から出来ている

          戦争を否定したいという 人の気持ちはとてもよくわかる。 じゃあ、ビジネスを通じて 事業を拡大させた結果、 他の産業や企業が潰れることになって 路頭に迷う人が出て 犯罪者予備軍が産まれてしまっているかもしれないのは 何も問題はないのか。 一生懸命頑張って勉強して 良い成績を取り、良い学校に進学して その陰で、同じように努力してきた子が 希望する進路を獲得できなくて その後の人生を大きく変えてしまうかもしれないことは 何も問題はないのかって話。 歴史を振り返れば 文明の創造

        良縁・悪縁とは一体なんなのか

          見えているものが違う人たちが生きるこの世界

          人はそれぞれ 同じとき、同じ場所にいても 「見えているものが違う」。 例えば、 ある食品があるとして それを好んで食べている人がいる。 それに使われてる添加物が危険だと聞き、 避けている人がいる。 その情報は医学的根拠に欠けているデマだと知っていて 気にせず食べている人がいる。 ある洋服があるとして デザインが好きだと買っていく人がいる。 そのデザイナーが好きだと買っていく人がいる。 そのブランドはエシカルに配慮していて 応援したいと買っていく人がいる。 高いとそっぽを向

          見えているものが違う人たちが生きるこの世界

          理不尽なんてものは存在するのか?

          理不尽を受け入れる、受け流すことも時には必要だ 理不尽には断固として戦うべきだ みたいな大人の理屈がありますが、 「理不尽」ってなんだろう。 「理不尽」という概念?尺度?評価は存在するのか? それは果たして万人共通・不変のものなのだろうか? と、ふと考えたときに どうもそういうものでは無さそうだと思うのです。 物事の正しいすじみちや、人として行うべき正しい道に 合わない、つくさないことが理不尽だとするのなら、 その正しさとは何か? 我々が道理と期待しているものは万人に共

          理不尽なんてものは存在するのか?

          顔を見せてビジネスを行うススメ

          SNSによって、リアルな顔や名前を特定しないまま 繋がりが作れるようになり 個人がオンライン上でビジネスを行えるようになりました そういう環境において誤解されやすく、 また私が全くおススメしないことが 「顔を出さないビジネス活動」 「顔を出さないお店づくり」です。 言い換えると、ちゃんと顔や名前を露出することを強く推奨します。(名前は実名、もしくはそれに準ずる芸名を推奨) なぜか? それはこの問いがあるからです 「貴方は、素性を明らかにしない人と親密な関係を作りたいと思

          顔を見せてビジネスを行うススメ

          人生における「お金」との距離感を考える

          極端だと受け取られるかもしれないけど、   「お金を使うとき」こそが 人生の幸福だと思うんです。   働いたりなんだりでお金を得るときももちろん嬉しいし、お金を伴わない楽しみ方や喜びもあるのだけども 多くの人が、生きていく上でお金を稼ぐことや 貯めることを避けられない資本主義社会において、 そのために日々背負う労苦を思えば その自分のお金という権利を行使するというか、 資源を放出するようなときこそ、 生きることの苦労が報われる、 人生で最も充実感ある瞬間なんじゃないかと思う

          人生における「お金」との距離感を考える

          マーケッター向けの記事や書籍というのは

          職業柄、インプットとして 次世代マーケティングの本や記事を ちょくちょく読みます。 なるほど新しい消費トレンドやらカルチャーの芽生えを 予感させるような内容を、 主に海外の先行事例をファクトとして提示する。 これはこれで新しい情報として学びは多いのですが、 この手の本や記事を何年も読み続けて 少しモヤを感じはじめたのが どういう読者を対象にしてるのかなー、 ということ。 敢えてマーケティング用語を出すなら マーケッター向けの読み物は、どういうパーセプションチェンジを狙っ

          マーケッター向けの記事や書籍というのは

          「二月の勝者」から、学歴の意味を考える

          「二月の勝者 -絶対合格の教室-」という作品が テレビドラマ化の影響もあって流行っているので、 わたしも漫画を全巻一気読みしました。(テレビドラマはまだ見れてません) 私は中学受験経験者ではありませんが、 それでも、とても共感するエピソードが多かったです。 この作品を通して、 そして「受験」というものをキーワードに ぜひ皆さん考えていただきたいと思ったのが 「このゲームに『アガリ』はあるのか?」 ということ。 「受験戦争」というワードは死語になっちゃいましたかね?

          「二月の勝者」から、学歴の意味を考える

          趣味人を知る話 - 消費と物持ち

          趣味人に対する誤解あるある 「趣味人はすべてにおいて浪費家というわけではない」 貯金をせずに消費を重ねる人を浪費家と言うのは簡単ですが、それだけで括ってしまうと趣味人の消費行動を捉え損ねてしまいます。 フィギュア好き、ガジェット好き、 オシャレ好き、漫画好き、 音楽好き、スマホゲーム好き、などなど… その人たちのパーソナルスペースにいくと 趣味のものが所狭しと並んでいますが そういう人たちの家に限って、往々にして 「趣味以外」のものがほとんどなかったりします 最低限の衣

          趣味人を知る話 - 消費と物持ち

          皆さんの「キャンプ」って、どんなイメージ?

          シルバーウィークに、茂木にあるサイトで流行りの「グランピング」に行ってみました。 森と星空のキャンプヴィレッジ https://www.twinring.jp/f-glamping/ テントの中はベッドとラグ、照明、冷蔵庫と扇風機付き。 各テント脇まで舗装路、占有駐車場が設置されて荷下ろしも楽々。 さらには炊事場は温水が出て、共同トイレはウォシュレット付き、などなど。(これには僕もびっくり) 家族連れもたくさん来ていましたが、 キャンプといったら、僕が子どもの頃に体験し

          皆さんの「キャンプ」って、どんなイメージ?

          仕事を引き受ける以上、お金を払ってください

          私の仕事哲学のひとつは 「仕事には金を払え、金を取れ」 です。 当たり前のことなんですけど、 すごく意識しています。 友人、知人、はじめましての誰か。 ちょっとあなたのスキルで 助けて欲しい。手伝ってほしい。 そんなことを頼まれたり、 また頼んだりしたことはありませんか。 それを、知り合いだからと、 ちょっとだけだからと、 あるいは今度お返しするからと 無償で頼まれたり、 また頼んだりしたことはありませんか。 私は最初に申し上げた通り、 キッパリとお断りしています。

          仕事を引き受ける以上、お金を払ってください

          お客さんのこと、どこまで語れますか?

          トレンドを見たり、 競合を研究することも大事ですが 同じくらいお客さんのことを理解することが これからのビジネスにおいて非常に重要です。 ただ、この命題についてとても難しく、また本質的なところで誤りやすいのが、 「お客さんは誰か?」ということです。 これについては重要なポイントが2つあります。 まず、お客さんがどういう生活様式、価値観を持っていて、貴方の商売するプロダクトやサービスに何を求めているのかを、正確に理解していますか?また、そのための具体的なアクションを定期的に

          お客さんのこと、どこまで語れますか?

          五輪開催中止というのは、誰に向けた言葉か自覚してますか?

          ダイヤモンドオンラインがメールマガジンのヘッドラインに取り上げるくらいだから、たぶん、民意の大多数が五輪開催に反対なのでしょう。 私個人としては中立な立場ですが、 ここで全然違う視点を投げかけたいのが 競技者、選手はどう考えているのか? ということです。 多くのアスリートにとって、五輪出場は夢です。 それも我々一般庶民が妄想する夢などとは異なり、文字通り、人生を五輪出場&メダル獲得に注いでいます。 人生設計の基礎となる生後〜成人の間のほとんどの時間を競技者として、そのパフ

          五輪開催中止というのは、誰に向けた言葉か自覚してますか?

          他者のために生きることが、自分のために生きるということ

          「お国のために」「愛国心」 などという言葉がありますね。 愛国心を持つことを礼賛するわけではありませんが、 誰かの何かのために生きて、 役割をこなし、仕事をこなしているということを どれだけの人が今、実感できているのでしょうか。 「家族のため」というのは一つの見方ではある。 ただ、それだけで人生が満たされるのであれば、専業主婦(主夫)の自己肯定感の低さがここまで社会問題となってしまっていることへの説明がつきません。 家族は愛を育んでくれるけれども、 親の立場で見れば、家

          他者のために生きることが、自分のために生きるということ