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あつた蓬莱軒という日本食の極み

2021/2/22@名古屋

平日ではあるものの、伝説の行列店である。12時に着き、どのくらい待つのか、ドキドキして聞くと、なんと、たったの20分待ちである。世界的流行風邪の影響たるや、今回は、プラスに働いた意味なのだが。

あつた蓬莱軒との出会いは、22歳の時だったとおもう。今から19年前のことである。あまりの美味しさに、衝撃を受けた。それから、名古屋に来る度に、食べていたのだが、だんだん、有名になって、混んできた。そして、いつのまにか、休日に、食事するには、半日くらいの時間を要する店になってしまい、足が遠のいていた。

だから、多分、10年ぶりくらいの再訪になる。この10年で、いろんなことがあって、舌も変わった。

正直、煙事のことがあって、怖かった。

あつた蓬莱軒は、あつた蓬莱軒だった。

心配なんか、不要だった。

うなぎだけど、ひつまぶしだけど、あつた蓬莱軒は、あつた蓬莱軒という料理だった。

極みとは、こちら側の変化など、関係ない。
極みとは、伝統であり、変化しないことである。
極みとは、日本食の極みである。

あらためて、あつた蓬莱軒をおもう。

あつた蓬莱軒は、日本食のすべてがある。

漬物がある。
柚子の入った出汁の吸い物がある。

ひつまぶし1
香ばしく焼かれたうなぎが、食欲を増進させ、甘塩っぱい最高のタレとそのタレが付いたご飯が、これぞ、日本食という強烈な存在感を示す。
ひつまぶし2
小ネギと海苔とワサビという薬味が、ひつまぶしに、味の広がりを与えてくれ、薬味がこんなにも、ひつまぶしに合って、薬味がこんなにも味を変えるのかという感動を受ける。
ひつまぶし3
さっぱりとした、出汁茶漬けが、優しいけど、味わい深いという、これまた、日本食独特の個性を見せ、さわやかな後味が、これまでのひつまぶし1や2の個性を優しく包み込む。

このすべての味わい一品で持っている日本食は、残念ながら、俺は知らない。



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