見出し画像

「豆腐メンタル」営業マンの問題・ストレスとの付き合い方

■豆腐メンタルを受け入れ、スタートアップシーンで戦う

今回はビジネスシーンにおける問題・ストレスとの向き合い方を、自分の中でのまとめを兼ねてお送りいたします。この記事内では「ストレス」ニアリーイコール、直面する「課題」や「問題」と考えてもらって構いません。

一旦、軽く自己紹介させてください。僕は、スタートアップで営業を経験してきました。

そして、僕は自他共に認める豆腐メンタルで、ちょっとしたことでかなり病みます。そんな僕でも、豆腐メンタルを受け入れ、ヒリヒリするスタートアップシーンで、営業として戦っています。

なんとか自分の豆腐メンタルと付き合い、スタートアップで売却までの営業売上の大半を担当することができました。その後、高卒かつ豆腐メンタルの僕が、スタートアップで働く前と比べて、年収を2倍にすることができました。

本内容で、ストレスや課題を抱える方の少しでもお役に立てれば光栄です。今回はそこまで固い内容ではありません!(特に後半)

■ウェルカムストレス!ウェルカム問題!

特に営業をやっていると、ストレスは多いものです。問題だらけです。

商談の際、ストレスが溜まっていると、相手にすぐ伝わってしまいます。
これはダメだと僕は思い、ストレスや問題との付き合い方を考えました。

誰だって溌剌とした人から話を聞きたいだろうと考えたからです。

今では自分の「豆腐メンタル」やストレスのおかげで、色々な方法論や仕組みが自分の中で確立されたなと感謝しています。

実は以前投稿した「3年で10社営業支援したスタートアップ初期営業 」という営業の仕組みも、初期の動機は、自分のストレスを軽減するためです。

再現性という意味では、現在までに数社の営業支援をさせていただきましたが、この極力ストレスを軽減することを初期目標に作った営業の仕組みが、営業支援先各社から評価をいただいております。また、Twitterでも嬉しいお声も多くいただきました。

■問題およびストレスを2つに分ける

まずは、自分の弱さを受け入れ、ストレスや問題と向き合うために、これらを大きく二種類に分けて考えました。

⑴コントロール可能なもの(本質的に解決する必要がある)
⑵コントロール不可能なもの(一過性もしくは理不尽なもの)
※もしくは、あえて自分でやるべきでは無いもの

問題、ストレスを箇条書きにして、この整理をするだけでもだいぶラクになります。

⑴コントロール可能なもの
とは、自分でそれを解決の方向に向かわせることができること。この時点では仮説で全く問題ないです。

⑵コントロール不可能なもの
とは、自分でそれを解決の方向に向かわせることができないこと。もしくは、自分でやるべきではないもの。

上記のルールで、二種類に分けていきます。
例えば、

A 今月なかなか受注できない → ⑴コントロール可能
B 受注した案件の評価が悪い → ⑴コントロール可能
C 今月見込みが先方都合で来月に月ズレ → ⑵コントロール不可能
D ニーズがないと言われた → ⑵コントロール不可能(営業として)

といった具合です。

この振り分けは、実際は無意識的に皆さんやられているものだと思います。
上記は、営業としての例ですが、ビジネスシーンだけでなく、もちろんプライベートな案件でも僕はやっています。

この振り分け方が非常に重要で、仕事や行動のクオリティを決定すると思っています。

ある人から見たら ⑵コントロール不可能と判断する事柄も、ある人から見たら⑴コントロール可能と判断する場合もあります。⑵コントロール不可能な事柄の中に、少しは自分でもコントロールできることを見出していく人もいます。

例えば、「顧客にニーズがないと言われた 」場合、営業としては⑵コントロール不可能と判断する人もいれば、会社や他事業部に掛け合って、新しいサービス自体の方向性を提案する人もいます。

ここで言えるのは、少しずつ自分でコントロールできると思える領域を増やしていくことが、ビジネスシーンにおいては重要なんじゃないかなということです。

ただし、闇雲に領域を広げ、コントロール可能だと思えることを増やすと、本来の⑴コントロール可能な事柄がおざなりになります。

まずは、自分で⑴コントロール可能な事柄をキッチリとやり切るということが大事です。その時、 ⑵コントロール不可能と判断したものに足を引っ張られないようにします。割り切ります。

ちょっとずつ領域を増やせばいいんです。

また、あえてこれは自分でコントロールできないと判断するケースもあります。コントロールできないというより、あえてしないという判断をします。誰かに任せるということです。マネジメントレイヤーや、チームで役割がある場合、こういった判断をする場合もあります。

大事なのは、明確に自分でやるべきことを決めて、それをやるという当たり前のことです。モヤモヤした問題やストレスを仕分けする感覚です。

では、2種類のストレス、問題との付き合い方を順に説明していきます。

■⑴コントロール可能なものとの付き合い方

本質的に解決する必要があり、コントロール可能な問題やストレスに関しては、仕組みを作って解決するようにします。ここで僕は自分自身や、他人を責めないように心がけています。(もちろん、特にビジネスシーンでは、やることをやってるのは前提になりますが)

あくまで、その問題やストレスが起きたのは仕組みが悪かったと考えます。やることはやった上で直面した問題やストレスについては、自分自身や他人は責めず、仕組みの検証に入ります。

A 今月なかなか受注できない → ⑴コントロール可能
B 受注した案件の評価が悪い → ⑴コントロール可能

A 今月なかなか受注できない
→ 受注できない理由が明確に分かっていて、それに対する策が考えられる仕組みはあるか。

B 受注した案件の評価が悪い
→ 評価が悪くなる理由が分かっていて、それに対する策が考えられる仕組みはあるか。

このように仕組みにフォーカスして、問題を解決しています。そうしてできたのが、前に投稿した営業の仕組みです。

これは前職のスタートアップで学んだことです。人を変えるのは難しいことですが、仕組みはジリジリと改善を重ね、前進させることができます。

(例)
-採用(ビジネス編)
いい人材が取れない → 採用担当のせいではなく、採用の仕組みやフローに改善点はないか。面接時に何か必ず聞いてほしい質問を足したり、履歴書の時点でのチェック項目に不足はないか。

-習慣(プライベート編)
自分で決めたやるべき習慣が続かない → 自分を責めるのではなく、仕組みで解決できないか。歯磨きしながら勉強する仕組みにしたり、思い切ってジムの近くに引っ越したり。環境づくりも立派な仕組みだと思います。

仕組みができたら、あとは検証するのみなので、無駄に思い悩んだりすることはありません。

■⑵コントロール不可能なものとの付き合い方
※もしくは、あえて自分でやるべきでは無いもの

⑵コントロール不可能なものに関しては、基本忘れます。⑵コントロール不可能なものの中に、少しでも自分でできることがあれば、それをやります。ただし、そこまで深追いしないことです。モヤモヤしてしまい、本来キチンとやるべきである⑴コントロール可能なものにフォーカスできなくなるのが最悪のケースです。

⑵コントロール不可能なものに囲まれて、やるべきことに集中できないケースは、僕自身かなりの頻度で起こります。仕分けしたつもりでもモヤモヤしてしまいます。

そんな時は、⑴コントロール可能なものにフォーカスするためにリフレッシュが必要です。下記に、僕がオススメのリフレッシュ方法をあげさせてもらいます。(実はここが一番今回書きたかったことですw)

■サウナ
手軽さ  ★ ★ 
難易度 ★
リフレッシュ度  ★ ★ ★ 

説明不要なサウナ。今、流行っているのでたまに行かれる方も多いと思います。サウナに行かれない方は、騙されたと思って一度行ってみてください。サウナからの帰り道、頭もクリアになって、「さぁやるべきことをやろう」というマインドになれます。

僕のサウナのやり方は、サウナ10分、水風呂5分、休憩5分を3セット繰り返します。温度の差によって、血圧を操作して脳に酸素を大量に送り込むことができます。 サウナ中は色々問題やストレスに対して思考を巡らせますが、3セット後には、「やるべきことをやろう」と開き直れます。

■筋トレ
手軽さ  ★ ★ 
難易度 ★★
リフレッシュ度  ★★★

こちらも説明不要かと思います。「ビジネスマンは筋トレを」的な書籍も多くあります。筋肉は、少し限界を超える負荷を与えると、強くなって再生されます。(僕は実はジムトレーナーをやっていたこともあります。)これは、ビジネスシーンも近いと思ってます。

⑴コントロール可能なものはキッチリこなし、⑵コントロール不可能なものの中で、自分でできそうなことに少しずつ挑戦し、⑴コントロール可能なものを増やしていく。まさに筋トレなんじゃないかなと思います。

また、筋トレは結果を出しやすいので、行動に対する成功体験が手に入りやすく、自信につながります。

もちろんバキバキにトレーニングした帰り道は、「さぁやるべきことをやろう」というマインドも手に入れることができます。

■スポーツ(運動)
手軽さ  ★ ★ 
難易度 ★★ 
リフレッシュ度  ★ ★

やはり、頭と体はつながっているので、体を動かすことで頭がクリアになります。運動することで、脳の働きが活性化することがわかっています。僕はサーフィンをやりますが、体を動かせば何でもいいと思います。

ウォーキングや散歩など。オフィスでも、なるべく歩き回ったり、ストレッチするようにしています。

スポーツは真剣に取り組めば、言わずもがな、今やるべきことに集中できます。スポーツしながら他のことを思い悩むのは不可能に近いです。これは先に挙げた「⑴コントロール可能なものにフォーカスする」訓練になります。

■観葉植物(自然を見に行く)
手軽さ  ★★
難易度 ★
リフレッシュ度  ★★ 

「現代人は遺伝的に現代に体が順応してないので、昔の生活に合わせた方が体調が良くなる」といいます。なるべく自然に触れる時間を増やすことでリフレッシュに繋がるようです。オフィスに観葉植物などを置くので、これも周知の事実だとは思います。

家に観葉植物を置いたり、たまには休みに自然を見にいくなど。忙しい場合は、バーチャルなものでも効果があるようです。スクリーンセーバーやデスクトップの壁紙を大自然の画像にしてみるのもオススメです。

■音楽
手軽さ  ★★★ 
難易度 ★
リフレッシュ度  ★★ 

身近にありすぎるものですが、音楽もリフレッシュには最適です。好きな音楽を聴くと、神経伝達物質であるドーパミンが前頭葉に送り込まれます。前頭葉は脳全体の司令塔であるため、音楽を聴くことで脳全体が活発化します。

また、目的を持って音楽をしっかり聞くことで、最高のリフレッシュができます。気合を入れたい時は、激しい音楽。クールダウンしたい時は、メローな音楽。音楽を聴いたあとに、なりたい自分のマインドを明確にして音楽を聴くようにしています。

■カフェインやエナジードリンク
手軽さ  ★★★ 
難易度 ★
リフレッシュ度  ★ 

もっとも身近で難易度が低いものとして、エナジードリンクやコーヒーを飲むというリフレッシュ方法があります。健康との兼ね合いがあるので、あまり強くお薦めできませんが、化学物質で強制的に頭を覚醒させるのでリフレッシュはできます。ただし、簡単で難易度が低いものほど、リスクがあるという自然の摂理が働きます。

上記は組み合わせも可能です。筋トレしながら音楽を聴いたり、サーフィンはそもそも海で行うので自然に触れることもできます。限られた時間でよりリフレッシュできるよう僕は、工夫しています。

上記のように、僕はリフレッシュします。もう一度言いますが、リフレッシュする目的は⑴コントロール可能なものにフォーカスするためです。皆様も色々リフレッシュ方法を確立されているかと思いますので、ぜひ教えてください。

■まとめ

この記事自体も、一つの仕組みになっています。

つまり、

問題やストレスが発生

⑴コントロール可能なものと、⑵コントロール不可能なものに仕分け

⑴コントロール可能なものをこなす
⑴コントロール可能なものにフォーカスできない時はリフレッシュする

⑴コントロール可能なものを少しずつ増やす

ここまで整理しておけば、豆腐メンタルな僕でも、激しいスタートアップシーンで問題やストレスが起こった時、「この仕組みに乗せれば大丈夫だ」とウェルカム状態を作れるようになりました。(まだまだな部分も多いですが。。)

以上になります。もし少しでも役に立ったと感じたら、SNS等で拡散していただけたら幸いです。また、この内容自体もアップデートし、運用していくつもりですので、皆様の問題やストレスに対する考え方や、リフレッシュ方法などもご教示いただけたら幸いです。ケーススタディしたいです。

twitterで営業のことを中心につぶやいています。
よろしければフォローをお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?