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【読書会】いきなり読書会@note オススメの女性エッセイについて話しませんか?

いきなりですが、今この記事で
読書会@noteを始めたいと思います。
ゲリラ読書会?です。
大丈夫ですかしら?

女性エッセイ、女性エッセイストで
オススメの作家や作品について、
よかったらこの記事のコメント欄で
お話しして頂けませんか?
まあ、いきなり、急ですいません。

私は作家・エッセイストの向田邦子を
ほぼ30年愛読してきました。
名作「手袋を探す」は原稿用紙に
わざわざ書き写して、
彼女の心に近づこう、
エッセイの極意を学ぼうと
したくらいです。
文春文庫の
『父の詫び状』
『霊長類ヒト科動物図鑑』
『無名仮名人名簿』
『女の人差し指』
講談社文庫
『夜中の薔薇』
『眠る杯』
新潮文庫
『男どき女どき』
これらのエッセイ集はどれも好き。
エッセイと呼ぶには上手く出来過ぎてる
作品もあって、評論家の間では
これはちょっと考証的に
時代が合わない、なんて指摘も
ありますが、まあそれは
筆に勢いがあったからでしょう、
と大目にみてしまいます。

一度は、なんとか
自分の仕事(漫画編集)に
向田作品を持ちこめないかと考え
シナリオ集を漫画化する企画で
途中まで本格的に動いたことも!
いやあ、惜しかったな。

それにしてもなぜ、こんなに
一人の作家のエッセイを愛してきたのか。
自分でも未だによくわかりません。
鋭くてひねくれて、でもどこか
他人の非を許すふところ深さ。

ただ、こういう会だから
彼女について惜しいなあと
思うことも書いてみます。
向田さんは頭も勘も容量も良すぎて
いたのでしょう、何事にも敏すぎて、
円熟とか発酵がないんですね…。
とにかく段取りもよく
頭脳の回転も速かったでしょう、
それゆえ、奥深さはなかった、
そうファンでも思ってしまいます。
これで、愚直さもあったなら?
と思うことが何度もありましたが、
いや、そうなると向田邦子では
なくなってしまうから、
やはり、機敏さ、勘の良さを
否定するのはおかしなことか…。

山口瞳が評したように、
向田邦子はデビューした時、
すでに名人の域でした。

ああ、惜しむらくは、
突然の飛行機事故などで
亡くなることなく
あと10年20年長く
書いていたら、
きっと円熟の域に達し
「エッセイの神様」になってた
でしょうね。涙。

さあ、ちょっとしんみりして
しまいましたが、みなさんも、
誰か、また何か、
女性エッセイストで
オススメ作家や
オススメ作品があったら
コメント欄にて
お話をきかせて頂ければ嬉しいです。


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