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ドキュメンタリーがおもしろい! 公開中のおすすめ3選!

こんにちは。
最近、立て続けに面白いドキュメンタリー映画を3本観ましたので、今回noteで紹介したいと思います。

ドキュメンタリーってやっぱおもしろいよなーって思ってたら、雑誌BRUTUSの映画特集号がドキュメンタリー特集だったのでそのタイミングも面白かったです。

なので今回はその面白かった現在公開中のドキュメンタリー映画3本を紹介できればと思います。
各作品のポスター画像にFilmarksのリンクを貼っておきます。


『SAYONARA AMERICA』(11/12公開)

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2021年 日本 83分
監督:佐渡岳利
出演:細野晴臣、他

まずはこちら。
細野晴臣さんが2019年に行ったニューヨークとロサンゼルスのツアーを追った音楽ドキュメンタリーです。それを今の視点も入れながら再編集した作品となってます。

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まだコロナ前なのでライブ会場に人が沢山いて熱気があってすごい良いんです。デザインを気に入って細野晴臣を知ったアメリカの若者やアルバム全部聴いてる往年のファンの夫婦までみんな細野晴臣の音楽が好きで聴きに来てる。そんな彼らに向けて自分が聴いて育ったアメリカの音楽を演奏するっていう粋なコンセプトのツアーなんです。

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それにアメリカ人が沸く! 
もう細野晴臣カッコいい!! 
演奏してる側も観客もみんなが幸せそう。
観ているだけで幸せになって笑みがこぼれてくる作品です。
細野晴臣の音楽を知らなくても楽しめると思いますのでぜひ。
とてもおすすめです。

今年は音楽ドキュメンタリーの良作が多くて、noteでも紹介してきましたので他の作品もぜひ。


『ボストン市庁舎』(11/12公開)

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2020年 アメリカ 274分
監督:フレデリック・ワイズマン

続いてはこちら。
ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマンの新作です。
上映時間はなんと274分!約4時間半です笑 でもこの監督にはざらにあることで一切削るところがないそうです。 この潔さが良い! 

作家としての特徴としては、説明やナレーションは一切入れず、いつもその対象をひたすら撮り続けます。
するとやがてそのテーマが浮かび上がってくるという独特の手法なんです。
監督が意図したものを見せられるというよりは、観客自身がそこに映っているものから発見してゆくという感じです。

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今回の対象は多様性に富んだ街ボストンの市庁舎。市長や職員が課題を解決するために働く姿を撮り続けます。
行政の仕事って普段何やってるか見えづらいですが、街路樹の枝を切ることから交通事故、住民トラブル、税金、企業誘致など本当に多岐に渡ります。

今回はそこから多様な人種のいるボストンだからこそ人種による格差の問題、トランプ政権による分断への危機などが浮かび上がってきます。
そしてボストン市長がまた熱い人で名市長と言われ(現在ではバイデン政権の下で働いてるみたいですが)すごく活動的でいい事言うんです。
周りを巻き込んでゆく魅力もあります。
この映画によって行政のあり方がすごく分かって学びが多いです。
4時間半ですが結構観れちゃいます。

ワイズマン監督では、前作ニューヨーク公共図書館も傑作なのでおすすめです。


『リトル・ガール』(11/19公開)

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2020年 フランス 85分
監督:セバスチャン・リフシッツ
出演:サシャ

3作目はこちら。もうめちゃおすすめです! 
観ていてドキュメンタリーと気づかないほどの主人公の家族の物語となってます。

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サシャは女の子としてあり続けたいのに体は男の子のため周囲とのズレに悩みます。フランスとはいえ田舎町ではまだまだ異端扱いされて学校でも習い事でも肩身の狭い思いをさせられます。サシャがかわいいだけに残酷な現実とのコントラストが際立ってこの作品のコンセプトを印象づけます。

母親が中心となってそんなサシャを守ろうと奔走していく姿を映画は映していくのですが、その中でどんな大人より姉や兄が頼もしいこと言うんです! そこでまた泣いちゃいます。

3歳にして性別異和を感じている子供たちが実際にいることなど、LGBTQについてとても考えさせられる作品となっていて、本当に今の時代に映画となって世に知られるべき作品。
そして映画としてめちゃくちゃ面白い!
この感動作はぜひ劇場でやってるうちに観ていただきたいです。
とてもおすすめな映画です。


雑誌BRUTUS「沸騰!ドキュメンタリー好き。」

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そして今回のBRUTUSが、なんとドキュメンタリー特集!
これはタイムリーだし嬉しい企画。
NHK番組からNetflixオリジナルまでテレビ・映画・動画配信と幅広くドキュメンタリーのみを紹介しています。

著名人のおすすめだったり、料理やオカルトなどいろんな切り口でも紹介されていて楽しいです。


インスタでもいろいろと映画を紹介しています。
映画や本、イベントなど興味ある方はこちらもチェックしてみてください。


最後に

今回は、BRUTUSもドキュメンタリー特集ということもあって、最近観たドキュメンタリー3作品を紹介してみました。
そして、ドキュメンタリーってやっぱりおもしろい!

リアルなんでその説得力とかそりゃすごいです。
自分の知識も世界も広がりますのでとてもおすすめです。
この機会にぜひ1本でも観てもらえると嬉しいです。


最後までありがとうございます。



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