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私は、私の熱を持っている

心臓を
痛いくらい抱きしめてくるような
写真展に行った。


目が離せなくて、
見たかったけど、
こんな気持ちになるのは分かってたけど、

(明暗で分けるのは雑すぎるけど)、
言わば社会の暗部に住んでる被写体が、
どうしても自分に重なって、
それは困る、と思う自分がいて、
そんな自分が恥ずかしくて。


見たかったものを見た、帰り道、
心の中にどんどん不安が溢れる中で、
小さな熱が奥底で、じわじわ息を潜めてるのを感じる。

ひんやり、じっとりとした不安がこんなにも
心を埋め尽くさなければ、
この熱の存在を、思い出せないままの日々が続いていたかもしれない。

だから、
見に行ったことを、後悔はしない。

でも今日の夜、1人きりじゃなくて良かった、
とも思う。


それと、この熱は私のものだってことを、
覚えておかないといけない。

自分で熱した焼け石を、誰かに持たせたりなんかしない。

誰かがただ持っている石を、
焼け石を持ってる!、と指差したりしない。

私は、自分で熱して、
持つことを選んだ。

私は私でしかなく、
この石は私だけの熱を託されて、
唯一の居場所として、
私の心で、強く息づいている。



昨夜の夜行バスの中で書いてたけれど、寝てしまった。また夜に。


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