西野 友章

気ままな読書と感想文を考える時間が好き。近代文学を中心に感想文を載せています。ワイン好…

西野 友章

気ままな読書と感想文を考える時間が好き。近代文学を中心に感想文を載せています。ワイン好き。背泳ぎが得意。こんな活動もしています。→ https://always-kana.jimdo.com

マガジン

記事一覧

vol.149 シェイクスピア「リア王」を読んで(福田恆存訳)

「俺はなんて愚かなんだ。あの時、あいつ(ケント伯爵)の話を聞いていればよかった。取り返し…

西野 友章
1か月前
28

vol.148 永井荷風「濹東綺譚」を読んで

タイトルの濹東綺譚、「隅田川東岸の物語」という意味らしい。(再読=vol63)。 東京にあっ…

西野 友章
1か月前
36

vol.147 西村賢太「苦役列車」を読んで

西村賢太が中学卒業後の日々の暮らしをもとに書いた小説。大半が事実だという。2011年の芥川賞…

西野 友章
3か月前
45

vol.146 織田作之助「夫婦善哉」を読んで

大正から昭和初期の大阪を舞台とした、意志の弱い男柳吉としっかり者の女蝶子の物語。「みんな…

西野 友章
4か月前
50

2024年 今年も読書を楽しみたい

近代文学が好きです。読書感想文を書くことも好きです。 なによりも、読んだ本を自分なりに解…

西野 友章
4か月前
30

vol.145 宇野千代「おはん」を読んで

二人の女の間で揺れる大変身勝手な男心を描いた物語。人情味あふれる上方言葉の文章を楽しみな…

西野 友章
4か月前
30

vol.144 又吉直樹「月と散文」を読んで

ネットで見る又吉直樹の空気感に心地よさを感じている。芥川や太宰が大好きだと公言している著…

西野 友章
5か月前
36

vol.143 有島武郎「一房の葡萄」を読んで

有島武郎が亡くなって100年経った。今でも時々教員の教材として扱われているとのこと。 <概…

西野 友章
7か月前
29

vol.142 シェイクスピア「ハムレット」を読んで(福田恆存訳)

「ハムレット」を楽しむ。 420年以上前に描かれ、世界中で上演されていたシェイクスピアの全5…

西野 友章
7か月前
36

vol.141 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んで

東大紛争に翻弄される日比谷高校3年生「薫」くんの物語。 東大に進学するつもりだった彼の、…

西野 友章
8か月前
32

vol.140 幸田文「台所のおと」を読んで

とても静かな小説。しみじみとした文章。モノクロ写真の奥にある物語を見せられている感覚。人…

西野 友章
8か月前
36

vol.139 宇野千代「八重山の雪」を読んで

「はる子」と「ジョージ」の無邪気な愛の物語。後先考えずに突き進むそのひたむきさに、心が微…

西野 友章
10か月前
33

vol.138 森鷗外「じいさんばあさん」を読んで

ばあさんの名は「るん」71歳。過酷な運命の中でも献身的に生きてきた。37年ぶりに再開したじい…

西野 友章
10か月前
24

ちょっと報告

網膜剥離の診断を受け、緊急に水晶体手術を行いました。 術後の経過は順調ですが、まだ、視力…

30

vol.137 モーパッサン「脂肪の塊」を読んで(青柳瑞穂訳)

人間はいかに身勝手で愚かなものか。他人のことはどうでもいい。自分にとって有利か不利かだけ…

25

vol.136 E・ケストナー「飛ぶ教室」を読んで(池内紀 訳)

「子どもの涙は大人の涙より重たい時がある」この前書きに思いを馳せながら読んだ。作品は、ド…

40

vol.149 シェイクスピア「リア王」を読んで(福田恆存訳)

「俺はなんて愚かなんだ。あの時、あいつ(ケント伯爵)の話を聞いていればよかった。取り返し…

西野 友章
1か月前
28

vol.148 永井荷風「濹東綺譚」を読んで

タイトルの濹東綺譚、「隅田川東岸の物語」という意味らしい。(再読=vol63)。 東京にあっ…

西野 友章
1か月前
36

vol.147 西村賢太「苦役列車」を読んで

西村賢太が中学卒業後の日々の暮らしをもとに書いた小説。大半が事実だという。2011年の芥川賞…

西野 友章
3か月前
45

vol.146 織田作之助「夫婦善哉」を読んで

大正から昭和初期の大阪を舞台とした、意志の弱い男柳吉としっかり者の女蝶子の物語。「みんな…

西野 友章
4か月前
50

2024年 今年も読書を楽しみたい

近代文学が好きです。読書感想文を書くことも好きです。 なによりも、読んだ本を自分なりに解…

西野 友章
4か月前
30

vol.145 宇野千代「おはん」を読んで

二人の女の間で揺れる大変身勝手な男心を描いた物語。人情味あふれる上方言葉の文章を楽しみな…

西野 友章
4か月前
30

vol.144 又吉直樹「月と散文」を読んで

ネットで見る又吉直樹の空気感に心地よさを感じている。芥川や太宰が大好きだと公言している著…

西野 友章
5か月前
36

vol.143 有島武郎「一房の葡萄」を読んで

有島武郎が亡くなって100年経った。今でも時々教員の教材として扱われているとのこと。 <概…

西野 友章
7か月前
29

vol.142 シェイクスピア「ハムレット」を読んで(福田恆存訳)

「ハムレット」を楽しむ。 420年以上前に描かれ、世界中で上演されていたシェイクスピアの全5…

西野 友章
7か月前
36

vol.141 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んで

東大紛争に翻弄される日比谷高校3年生「薫」くんの物語。 東大に進学するつもりだった彼の、…

西野 友章
8か月前
32

vol.140 幸田文「台所のおと」を読んで

とても静かな小説。しみじみとした文章。モノクロ写真の奥にある物語を見せられている感覚。人…

西野 友章
8か月前
36

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「はる子」と「ジョージ」の無邪気な愛の物語。後先考えずに突き進むそのひたむきさに、心が微…

西野 友章
10か月前
33

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ばあさんの名は「るん」71歳。過酷な運命の中でも献身的に生きてきた。37年ぶりに再開したじい…

西野 友章
10か月前
24

ちょっと報告

網膜剥離の診断を受け、緊急に水晶体手術を行いました。 術後の経過は順調ですが、まだ、視力…

30

vol.137 モーパッサン「脂肪の塊」を読んで(青柳瑞穂訳)

人間はいかに身勝手で愚かなものか。他人のことはどうでもいい。自分にとって有利か不利かだけ…

25

vol.136 E・ケストナー「飛ぶ教室」を読んで(池内紀 訳)

「子どもの涙は大人の涙より重たい時がある」この前書きに思いを馳せながら読んだ。作品は、ド…

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