コートーユーミン

今の私はいわゆる高等遊民であろう。退職金をもらい、コロナ禍に溜め込んだ貯蓄だけでタイでの生活を送っている。もちろん、以前からやっていた四半期ごとにある副業を除いては無職でお金は減る一方なので高等から低等遊民にいずれは成り下がるだろうが、その時までに何かしら文章を書いたり、クリエイティブな仕事で食えたらいいなと夢ばかり見ている。いまのところ低等遊民まっしぐらだ。

読んでくれている方はお察しだろうが、この日記も毎日更新ではなく2日にいっぺんとか今回は6日ぐらいまとめてしまっている。まあ別に納期なんてものはなく、自分から常に垂れ流されているアイデアを書き留めていっているだけなのだからと心の中でいつも言い訳している。読者にお金を払ってもらって書く記事であればもちろん本腰入れていつもよりもきちっとした姿勢でお腹と机の間ににぎりこぶしひとつ分、背中と椅子の間にひとつ分入れて背筋ピーン。この姿勢小学校一年生の時にやらされたけどだいぶしんどくないか。楽な姿勢で勉強したほうが絶対頭に入るよ・・・。平成初期～中期の教育ではそうだった。今はどうなんだろう。こいつ古い人間だなあと思われるのか、いまだに学校が古いのか。知り合いの子どもはまだ赤ちゃんばかりなのでもう直にわかるだろう。そんなこんなで日にちを書きながらほぼほぼエッセイになっているのがこのタイ移住日記です。（笑）

日常は何処へ

月曜日と水曜日は大学に通っているのだが、それ以外の日にやったことがほぼわからなくなってきた。日記を始めたときは毎日とっていた昼ご飯の写真も最近は食べ始めてから気づいたり、食べ終わってそういえば最近写真撮っていないなあなんてざらにある。移住して間もないのに新鮮味が薄れてきている。日本にいたときは日々動画回しまくって毎日Vlogやっちゃおうぜなんて周りに乗せられていたけどそんなオモロイ日常じゃない。午前は妻を見送り、一瞬で家事を終わらせ（といっても掃除機かけて皿洗って、週に2回だけ洗濯して、ぐらいなので本当に一瞬。以前の掃除機の記事参照。）、買った株が上がってるかなあと暇つぶしして、おもろくて生活と勉強の時間を圧迫しないほどほどの仕事ががないかなあとネットサーフィンし、ニュースを見たり、noteの他の方の記事を見て書き方を勉強して、なんてしてると一瞬で午後になる。そこでGrabアプリでおいしそうなご飯（ただし送料含め100バーツは絶対に超えてはいけないというルール）を探して昼ご飯にありつく。最近は鶏肉以外にもレパートリーが増えてきた。そして午後は妻が5時ぐらいに帰宅するのでそれまでの間で本を読んだり、いつか自分でZINEを作ってみたいなと思い調べたりしている。そしてあっという間に妻が帰宅。仕事しなくても一日ってこんなに短いんだと気づかされる。常に何か情報収集してるのでだらだらしていない。仕事に追われていた日本の生活はきつかった。得られる情報は電車の中で読む本とTwitterでの言論。なんて豊かさからかけ離れた生活だったのだろう。離れてから改めて気づく一日の短さとその平等さ。同じ短い一日であればお金はなくとも今の一日の方が得られるものは大きく感じる。

移住後初めてタイのチャリに乗る

コートーユーミンの生活は必ずしも引きこもりではない。というのは半分嘘になるが、大学以外で久しぶりにお出かけしてきた。街中に緑の自転車おいてあるなあとは気づいていたもののこれまで詳しくは調べてみなかったのだが、さすがにGrabタクシーばっかり使うのもお金かかるし最近運動してないしなあと思い、この久々のお出かけを機に緑の自転車について調べてみた。その正体はAnywheelというアプリで都会にいけばどこでもあるようないわゆる自転車レンタルアプリだ。この自転車アプリはカードの登録やタイの銀行口座とも紐づけができ、キャッシュレスで簡単に支払いができる。乗り方はというと、

①自転車一台一台についているＱＲをスキャンすると自転車のロックが外れる。
②自転車パーキングが街中にあるので返す時はどこでも返却可能。ロックをかけた後に駐車場に貼ってあるＱＲをスキャンで完了。
③30分毎に10バーツ（約40円）で計算され、登録されている支払方法で決済が完了。

といたって簡単。この自転車のわたし的おもしろポイントは、カゴがハンドル部分についていないためカゴに入れたものは一定の場所にあり、ママチャリみたいに荷物の重さでハンドルが取られることがなく安心。タイヤが空気が抜けにくい構造になっていてさすが道路状況悪めの対策がしてあるなというところ。

乗っている時は曲がったりするときには特に周りを注意して、タイは車優先社会なので道を横断するときは我慢強く待ち安全にわたることが大事である。

30分でなんとか目的地に着き、行きたかったモーニング（昼過ぎていたが）をいただくことができた。インスタ映えするところだが私はそういったタイプではないため、めちゃめちゃうまかったとだけnoteに書き残しておく。