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雲に架け橋



飛んだ

雫が一つ
着地する世界は

水の溜まり場となり

空をうつす海と成る

空色を翼がきって
海色を鰭がきった

水平線に別れた
世界

雨雲の涙を知らせ

晴れ間の優しさを

行き来する虹は

青いと蒼いの
うたかたの想いを

まばたきの
数をきって

みなもに
うつす




by kabocya


✍️一言メモ

・7:3の割合はビールの黄金比率だと表現される時があります。

・髪型の種類の一つ、七三分けの数字の目安は日本独自です。
海外ではサイドパート、サイドパーティングと呼ばれていまして明確な数字では表現されません。

・地球の青い割合70%に対して、緑の割合は30%だそうです。地球の色合いの割合も数値化されることができることに、改めて驚いています。
そもそもなぜ、二色はこちらの割合なのでしょうか。

ギリシア神話に羅針盤を合わせ


みなさんは、ギリシア神話ではどんな場面を好まれていますでしょうか。
神話一つひとつが、味わい深く時に親しみやすい人間味もある印象を受けますよね。


そうなんです。
親しみやすいからには、時と場合に応じて人間と少なからず関わりがあるからかもしれないと、自身では考えています。
そこでギリシア神話地球との関わりを、今回は紐解いてみます。


二色の派閥


・青コーナー

セイレーン:ギリシア神話に登場する半人半魚または半人半鳥の種族の名前です。上半身が人間の女性であり、下半身は鳥の姿とされ後に魚の姿で表現されることがあります。
※ 人魚に関しましては、今回は童話の生き物として別部族とさせていただきます。

・緑コーナー

ケンタウロス: ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前です。馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしています。

ニつ部族の基本情報はWikipedia様から知りました、ありがとうございます。


迸る(ほとばしる)火花


上記に書きました、青コーナーと緑コーナーには既に大差が生まれているかと思います。
ケンタウロスが陸を制する者ならば、セイレーンは海と空こちらの二つをも制しています。

一見青一色に塗り替えられてしまうかと思いきや、ケンタウロスもただでは立ち上がりません。

ケンタウロス、なかでもケイローンはアポローン(ギリシア神話に登場する男神です。オリュンポス十二神の一柱であり、ゼウスの息子でもあります。)から音楽、医学、予言の技を、アルテミス(ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神です。)から狩猟を学びました。

ケイローンは後々に医学の祖とされ、医術の神アスクレーピオスをはじめ、アキレウスなど数々の英雄を教育した賢者となります。

ここで、待ったがかかるように思えますよね。そうなんです、音楽もとより歌が好きな姉妹達が黙ってはいません。


声を上げたのは、悪名高きセイレーンです。(姉妹の人数には諸説あり、二人から五人まで様々な説が伝承されています。)
セイレーンは海の航路において、美しい歌声を用いて航行中の人間を惑わしました。船そのものを遭難や難破に遭わせ歌声で翻弄した挙句、船人たちを攫って行ったと伝承されています。

姉妹それぞれの名前の意味合いも、"声"に関わりある名前だと言い伝えられています。
例をあげますと''優しい声"だったり"美しい声"そして"魅惑的な声"など意味が込めれているそうです。


物理的(直接的)に海や空に距離を詰めるケンタウロス、そして心理的に(間接的)に陸と距離をとるセイレーン...。


終わりなき領土の問題かと思いますが、実はある架け橋が二色のそれぞれの領土を保ってくれていると、そのように個人的には考えています。


天地を結ぶ虹の架け橋


ここで思い出される存在は、虹の女神だと思います。そうです、虹の女神イリスの存在です。

イリス(日本の名前)は美術において背中に翼を持った姿で描かれる場合が多い女神ということもあり、天地を結ぶ虹として疾速で知られます。
遠くの土地や海底でも瞬く間に移動することが出来ることができる、地球の安定感(バランス)を保つ要であり、迸る二色の世界を行き来して橋渡しを担う存在かと思います。


現代でも虹は、吉兆の印や表現でもあるように思います。
一口に虹色と表現されていても、各国それぞれに二色から八色まであると覚えています。
そのなかの二色は、断トツの確率で存在しているようなんです。


その断トツの二色とは
緑。
※青と緑は同率で三位でした。
こちらで訂正できればと思います、申し訳ないです。


今でも虹が掛かる場面に出くわすことがあると思いますが、虹の色彩のなかに女神イリスの言付けや願いが残されているかもと思うと、どこか暖かく感じますよね。


終わりに

今回は地球の色、そして色それぞれの領土について個人の仮説を投稿させていただきました。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

それでは...。  kabocya


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