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岡山名物デミカツ丼こそカツ丼界の王者なのかもしれない

ばんじました。ケイチェルおじでござんす。

カツ丼と言えばソースカツ丼派と卵とじカツ丼派で国を二分する争いになってる倭の国でありますが、なかにはどちらの勢力にも属さないマイペースな地方というのもありますね。有名なところだと名古屋の味噌カツ丼とか。

名古屋と同様、岡山も「カツ丼と言えばデミカツ丼」という極めて特殊な地域らしい。名前の通りカツにデミグラスソースがかかってるという、カツ丼界のなかでも妙にシャレた勢力だ。さすが大都会岡山。

ところが、おそらく皆さんは、普通のデミグラスソースがかかったカツがご飯に乗ってるだけの、味の想像がつく平凡な丼だと思ってないだろうか?あるいは「どうせトルコライス的なやつでしょ?」って思ってるね?

しかしよく考えて欲しい。ソースカツ丼はただのウスターソースやトンカツソースがかかっただけのカツ丼だっただろうか?ーー否である。名店と言われる店のソースは、再現しようと思えばウスターソースをベースに様々な調味料を加えなければならない、複雑な極まりないものだったね?

おいたんは今回デミカツ丼を作るにあたって、岡山でも名店と呼ばれる店のデミカツ丼を調べてみた。そうするとだてそばなるほどや広松とラーメン店が多いことが分かる。そうなると皆さん、薄々分かってきたかな?YouTubeに広松のデミカツ丼が紹介されたテレビ番組が上がってたので見てみると…

やっぱりデミグラスソースにラーメンスープ入れてましたー。

広松では豚骨スープ、だてそばでは鶏ガラ醤油スープを入れてるわ。

以前、新潟バスセンターカレーを作ったときに豚骨スープで作るカレーの旨さに衝撃を受けたけど、デミカツ丼もラーメンスープだったか。もう何でもラーメンスープ入れて作れば旨くなる説だな。

というわけで、まずはそのソースから作ってみよう。

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今回は市販のラーメンスープだと量が多くなりすぎるので、創味シャンタンで鶏ガラスープを作ります。ハインツのデミソースに酒・お湯で溶いた創味シャンタン・ウスターソースを適量入れて程よく煮詰めます。

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これでソースはひとまず完成。カツはいつものようにノンフライオーブンで焼いていこう。

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↑卵液は衣用と、ご飯にかける用に分けておく。店によっては生卵を落とすデミカツ丼もあるらしい。

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ご飯に卵液をかけて、キャベ千を乗せます。

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キャベ千を敷くデミカツ丼はあんまりなさそうだったけど、個人的な好みで。ソースカツ丼もキャベ千あり派なんだよね。

ノンフライオーブンでできたカツをON。

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ソースをたっぷりかけてできあがり。

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今日の夕食じゃーん。

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食べてみよう。

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ぼっけえうめー!!!

いや、冗談抜きで旨い。ソースが普通のデミグラスソースより圧倒的にカツやご飯に合う。個人的にはキャベツも敷いて正解だったと思うし、ご飯に卵液をかけたのも絶妙だった。今までカツ丼と言えばソースカツ丼こそ至高と思ってきたけど、これは超えたかもしれん。カツ丼界の王者の可能性ある。少なくとも並の卵とじカツ丼なんか相手にならん。カツ丼三国志に新たなページが開かれたことは間違いない。味噌カツ丼はマイペースに頑張って。

ぜひみんなもデミカツ丼作ってみて、大都会岡山の味を感じてみるといいよ。

<注>岡山にはラーメンスープを入れないデミカツ丼もたくさんあるようです。

おわり。

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