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座頭市|詩


「座頭市」

爽やかな風と湿ったそれが交差する

まだ月すら目覚めぬ薄明の空に
遠くを見つめる君の瞳を越え
通りすがる想いの時をみた

其処にあるものが全て正しいなど
誰にも旁証など出来るはずなく

根拠のない不安に震える夜は
眼に見えるもの全てが僕を巣食うだろう
君とひとつになったとしたならば

また、
君に救われるのだろう……

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