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僕の死を望む|詩


「僕の死を望む」

似合わない服を着て
僕は交差点の途中で笑っていた

憎しみの色を隠した風が
爽やかに行き交う街のど真ん中

哀しみの抜け殻を拾い集めて
首飾りを作って君に手渡す

涙でこじれた壁の一部が
剥がれ落ちる音は
スノードロップを思い出させる

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